最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

pink

形容詞

桃色の / 左翼的な

このボタンはなに?

今夜の空はとてもピンク色です。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: pink

品詞: 形容詞(もともと名詞としても使われるが、ここでは形容詞として解説)

英語での意味


  • “Pink” as an adjective means “of a light red color.”

    (淡い赤色を指す)

日本語での意味


  • 「ピンク色の」、「バラ色の」という意味を持つ形容詞です。

    主に色を表すときに使われ、ファッションやインテリアなどでもよく登場します。明るくかわいらしい、あるいは少し華やかなイメージを与えるときに使われる単語です。

活用形

英語の形容詞は通常、名詞のような複雑な活用はありませんが、「pink」に関しては比較級・最上級を以下のように作ることができます。


  • 比較級: pinker

  • 最上級: pinkest

(実際にはあまり多用しませんが、文脈によっては「よりピンク色」「一番ピンク色」という表現として用いられることはあります。)

他の品詞形(例)


  • 名詞 (pink): 「ピンク色」そのものや「ピンクのもの」を指す。

  • 副詞 (pinkly): まれですが「ピンク色に」などを表すことがあります。

  • 派生形 (pinkish): 「ややピンク色がかった」という形容詞。

CEFR レベル目安


  • A1(超初心者)~A2(初級): 色を表す基本的な語彙であるため、初歩的な学習レベルで登場します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • pink は接頭語・接尾語といった要素はなく、単独の語幹として機能しています。

関連語・派生語


  • pinkish (形容詞): ややピンクがかった

  • pinky (名詞・形容詞): ピンク色を帯びたもの、または小指(スラング的に「小指」の意味でも使われる)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. bright pink(鮮やかなピンク)

  2. pale pink(淡いピンク)

  3. hot pink(きわ立つピンク、派手なピンク)

  4. pink ribbon(ピンクリボン;乳がん啓発キャンペーン等で有名)

  5. pink rose(ピンクのバラ)

  6. in the pink(とても健康で元気な)

  7. tickled pink(とても喜んでいる)

  8. pink slip(解雇通知を指す比喩的表現)

  9. pink hue(ピンク色の色合い)

  10. pink blossom(ピンク色の花、桜など)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “pink” の語源には諸説ありますが、15世紀頃に咲いていた「ナデシコ属(Dianthus)」の花(ピンクと呼ばれた)に由来するといわれています。また、古英語やオランダ語の “pinck” (小さな目、穴) から派生したという説もあります。

  • 17世紀頃から「ピンク色」を表す言葉として定着しました。

ニュアンス


  • 「pink」は淡い赤色を示し、かわいらしさやロマンティックな雰囲気を演出します。

  • 慣用表現として “in the pink (of health)” は「最盛期で健康そのもの」を意味し、ポジティブなイメージを持ちます。

  • 一方で “pink slip” は解雇通告を表したり、慣用で複数の意味を持つ点に注意が必要です。

口語・文章での使われ方


  • 色の名称としては日常的・カジュアルに使われますが、メタファー(比喩)として使われるとやや古風または決まった表現になりがちです。


4. 文法的な特徴と構文


  • pink は形容詞として名詞を修飾するときに用います。例: “the pink dress” (そのピンクのドレス)。

  • 比較級 “pinker,” 最上級 “pinkest” は日常会話ではあまり一般的ではありませんが、子ども向けの会話や軽妙な表現では稀に使われます。

  • 名詞として用いる場合には可算・不可算どちらとしても扱われることがあります(“the color pink” は不可算扱いが多い)。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)での例


  1. “I love your pink sweater. It’s so cute!”

    (あなたのピンクのセーター、すごくかわいいね!)


  2. “My daughter wants her room painted pink.”

    (私の娘は部屋をピンク色に塗りたがっているの。)


  3. “Do you think this pink lipstick suits me?”

    (このピンク色の口紅、私に似合うと思う?)


ビジネスシーンでの例


  1. “Please note that a pink slip is an official layoff notice in the U.S.”

    (米国では “pink slip” は正式な解雇通知を指すのでご注意ください。)


  2. “Our new product design will feature a subtle pink accent.”

    (新製品のデザインには控えめなピンクのアクセントを取り入れます。)


  3. “The marketing team suggested adding pink to the packaging for Mother’s Day.”

    (マーケティングチームが母の日向けにパッケージにピンクを加えることを提案しました。)


学術的・フォーマルな文脈での例


  1. “Several studies indicate that exposure to pink environments can have a calming effect.”

    (いくつかの研究では、ピンク色の環境に触れると鎮静効果があると示されています。)


  2. “In art history, the use of pink pigments was often associated with grace and femininity.”

    (美術史においては、ピンクの絵の具はしばしば優雅さや女性性と関連付けられました。)


  3. “The pink coloration in flamingos is derived from the beta-carotene in their diet.”

    (フラミンゴのピンク色は、その餌に含まれるβカロテンから由来しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • rosy(バラ色の):やや赤寄りのピンク色で、特に頬や肌の色などによく使われる

  • blush(淡い桜色の):より淡く、肌に近い自然なピンク色を示す

  • coral(サンゴ色の):オレンジや赤の要素が入り、少し暖かみを帯びたピンク

例:


  • “Her cheeks turned rosy.”(彼女の頬はバラ色に染まった)

  • “The bride chose a blush wedding gown.”(花嫁は淡いピンクのウェディングドレスを選んだ)

  • “We painted the living room in a coral shade.”(リビングをコーラル色に塗った)

反意語


  • colorless(無色の)

  • blue(青い):単に色味として反対の要素を持つことが多い

  • green(緑の):気分や状況で「補色」として扱われる場合がある


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /pɪŋk/

  • アクセントの位置: 1音節語なので、特別な強勢位置はありません(pínk と同じで先頭に自然な強勢がくる)。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 基本的に同じ発音ですが、地域的な違いで母音 /ɪ/ がやや長め、短め程度の差がある程度です。

  • よくある発音の間違い: “pink” を日本人が「ピンク」と読む傾向があり、/pɪŋk/ の /ɪ/ と /ŋ/ を曖昧にしやすいです。鼻にかける /ŋ/ を意識して発音すると自然になります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルの間違い: “pinc” や “pank” などと書いてしまうミスがあるので注意。

  • 同音異義語ではないが、似たスペリング: “pick,” “pin,” “punk” などと混同しがち。

  • 試験での出題傾向: 色を表すボキャブラリーとして初級レベルの試験(英検4級~3級、TOEICのリスニング・リーディング初歩問題)で登場することが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “pink” は華やかでポップなイメージがあり、桜やいちごのイメージと結びつけると覚えやすいでしょう。

  • “tickled pink”(とても嬉しい)というイディオムを思い出すと、「ピンク色になるくらい喜んでいる」という姿を連想して記憶できます。

  • スペルは「ピンク」とカタカナで発音しがちですが、あくまでも英語の音 /pɪŋk/ を意識すると良い練習になります。


以上が形容詞「pink」の詳しい解説です。色や感情表現とあわせて、さまざまな文脈で活用してみてください。

意味のイメージ
pink
意味(1)


桃色の,ピンクの


意味(2)

《しばしばPink》左翼的な,赤がかった

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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