最終更新日:2025/11/23
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元となった辞書の項目

organization

名詞

〈U〉組織化, 編成 / (ある集合体の) 組織 / 〈C〉(ある目的・仕事のために組織された) 団体, 協会

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この組織は会社の財務を管理する責任がある。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: organization

品詞: 名詞 (名詞として使われる場合が一般的です)

意味(英語):


  • A group or entity formed for a particular purpose, often structured in a systematic way.

  • The act or process of arranging or ordering things.

意味(日本語):


  • 特定の目的のために作られた集団・団体。または、物事を体系的に整理・配置すること。

  • 「会社」や「団体」という意味合いのほかに、「組織づくり」というニュアンスでも使われます。

例えば、「会社を設立する」とか、「イベントを企画するためにチームをまとめる」など、物事を体系的にまとめたり、複数の人やモノを連携する意味合いがあります。

活用形:


  • 単数形: organization

  • 複数形: organizations

なお、イギリス英語では organisation と綴ることもあります。

他の品詞形:


  • 動詞: to organize (何かを組織する、準備する、系統立てる)

  • 形容詞: organizational (組織の、組織に関する)

  • 副詞形は “organizationally” の形が使われることもあります。

CEFRレベル: B2(中上級)


  • “organization” は、会話や文章で比較的よく見かける単語で、B2レベル(中上級)程度で理解・使用できるとされています。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: organ (もともとは “器官” や “機関” の意味)

  • 接尾語: -ization (-isation) は動詞を名詞化する際によく用いられる接尾語で、「~化」という意味合いを持ちます。

“organize + -ation” ⇒ “organization” となっています。

“organize” は「まとめる、組み立てる」という意味の動詞です。

関連する派生語や類縁語


  • organize (動詞)

  • organizer (名詞: まとめ役、企画者)

  • organizational (形容詞: 組織上の)

  • reorganize (動詞: 再編成する)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. “non-profit organization” → 非営利組織

  2. “international organization” → 国際機関

  3. “charitable organization” → 慈善団体

  4. “government organization” → 政府機関

  5. “business organization” → 企業(や事業法人)

  6. “organizational structure” → 組織構造

  7. “organizational chart” → 組織図

  8. “organizational development” → 組織開発

  9. “event organization” → イベント運営・企画

  10. “community organization” → 地域団体、地域組織


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語で「道具」を意味する “organum” がベースになっています。そこから “organ” (器官や機関) が派生し、さらに “organize” (組織立てる) を経て “organization” (組織) へとつながりました。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 組織の規模を問わず、小さなサークルから大きな企業体まで広く使われます。

  • フォーマルな印象があり、公的機関や正式な団体に対してよく使われる一方、日常的にも「何かを整理すること」の意味で用いることができます。

  • ビジネス文書や論文など、やや改まった文体でも頻繁に登場します。


4. 文法的な特徴と構文

文法的ポイント


  • 可算名詞 (複数形は “organizations”)

  • 主語として使う場合は (The organization is … ) など単数扱いですが、多くのメンバーを指すときに “organizations are …” と複数形でも使われます。

一般的な構文やイディオム


  • “to be part of an organization” (ある組織の一員である)

  • “to run/operate/manage an organization” (組織を運営する)

  • “to join an organization” (組織に参加する)

  • “the organization of X” (Xを組織・構成すること)

フォーマル/カジュアルの違い


  • フォーマルなビジネス文書や公的資料で使われることが多いですが、カジュアルな会話中でも「準備」や「企画」などの意味を伝えたいときに使われることがあります。


5. 実例と例文

以下、会話シーン別に例文を示します。

日常会話


  1. “I’m helping with the organization of the party this weekend.”

    (今週末のパーティーの準備を手伝っているんだ。)


  2. “The organization of my closet took the whole morning!”

    (クローゼットの整理に朝いっぱいかかってしまった!)


  3. “We need better organization of our tasks to meet the deadline.”

    (締め切りに間に合わせるには、もっと仕事を上手に整理しないといけないね。)


ビジネス


  1. “Our organization is planning to expand into new markets next year.”

    (我が社は来年、新たな市場へ進出する予定です。)


  2. “Effective communication is essential in any organization.”

    (どんな組織でも、効果的なコミュニケーションが不可欠です。)


  3. “She’s responsible for the organization of the annual conference.”

    (彼女は毎年の会議の運営を任されています。)


学術的(アカデミック)文脈


  1. “The study examines the organization of neural networks in the human brain.”

    (この研究は人間の脳内の神経ネットワークの構造を調査しています。)


  2. “Proper organization of research data is crucial for valid results.”

    (研究データをきちんと整理することは、有効な結果を得るために必要です。)


  3. “His dissertation focuses on the organization of financial institutions.”

    (彼の論文は金融機関の組織形態に焦点を当てています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “institution” (機関、制度)


    • 公共性の強い組織や慣習を指すときに使われます。


  2. “association” (協会、団体)


    • 一定の目的のために人々が集まった団体を表す、ややカジュアル寄りのニュアンス。


  3. “company” (会社)


    • ビジネス目的の法人を指すときに使用。


→ “organization” は目的を問わず幅広く使えるのに対し、上記の類義語は指す範囲がやや限定的です。

反意語


  • “disorganization” (無秩序、混乱)


    • 組織されていない状態、整理されていない状態を指します。


  • “chaos” (混乱)


    • 混沌とした状態で、組織とは対極に位置づけられます。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˌɔːrɡənəˈzeɪʃən/

  • イギリス英語: /ˌɔːɡənaɪˈzeɪʃən/ または (organisation の場合) /ˌɔːɡənaɪˈzeɪʃən/

強勢(アクセント)の位置:


  • “or-gan-i-ZA-tion” の “za” の部分に強勢が来ます。

よくある発音の間違い:


  • “organiZation” の “z” を “s” よりも強く濁らせるのが標準的なアメリカ英語です。

  • イギリス英語では “organisation” と綴るため、発音も若干違うと感じる学習者がいます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “organization” の “z” と “s” を混在させてしまうミス。イギリス英語の “organisation” とごっちゃになることがある。


  2. 動詞 “organize” と混同


    • 文法上区別がつかなくなることがある。品詞を意識するのが大切。


  3. アクセントの位置


    • “orga*nization*” の “ni” と “ta” の音を混同したり、強勢位置を誤る人が多い。


試験対策(TOEIC・英検など)


  • ビジネス文書や会話で頻出する単語なので、TOEICや英検ビジネス関連の読解テストなどでよく出題されます。

  • スペリングと品詞の識別問題、コロケーション問題で狙われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “organize” の名詞形 → “organization” と覚えておくと良いでしょう。

  • オーガナイゼーション」と「オーガナイズ(organize)」がペアになっていることで、動詞と名詞の関係がイメージしやすくなります。

  • “organ” は「器官・オルガン」としても知られており、「機能を持つパーツが集まった構造体」というイメージを思い浮かべると、組織全体が整然と紐づいている様子を連想できます。

学習の際は、「組織」=「整理」が大きなキーだと頭に入れておくと使い分けがしやすくなります。

意味のイメージ
organization
意味(1)

〈U〉組織化,編成

意味(2)

〈U〉(ある集合体の)組織,構成

意味(3)

〈C〉(ある目的・仕事のために組織された)団体,組合,協会

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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