最終更新日:2025/12/06
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元となった辞書の項目

jacket

名詞

〈C〉上着, (特殊な目的で上半身をおおう)胴着 / 《米》(レコードの)ジャケット, (本の)カバー / (パイプ・ボイラーなどの)被覆物 / (じゃがいもなどの)皮

このボタンはなに?

私は店で新しいジャケットを買った。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: jacket

品詞: 名詞 (countable noun)

活用形:


  • 単数形: jacket

  • 複数形: jackets

意味(英語): A short coat or garment for the upper body, usually with sleeves and fastened at the front.

意味(日本語): 上半身に着る短めの上着のこと。前でボタンやファスナーを留めるタイプが多いです。

「ジャケット」は、フォーマルにもカジュアルにも使える上着を指す単語で、スーツの上着や軽めの羽織りものを含めてよく使います。

CEFRレベル: A2(初級レベル)

日常生活や買い物、着るものなどを話す場面でよく登場します。

他の品詞形:


  • 動詞としては一般的に使われませんが、「to jacket something」は「~をジャケットで包む」という非常に限られた文脈の表現として可能です。ただし通常は名詞としてのみ意識されます。

2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 「jacket」は、フランス語由来の「jaquet」が語源で、「jakke(上着)」に縮小辞「-et」がついて小さめの上着を意味していました。

  • 明確に接頭語・語幹・接尾語に分けられる英単語ではありませんが、-et という縮小辞を含む形であると考えられます。

派生語・類縁語:


  • 「life jacket」(救命胴衣)

  • 「straightjacket/straitjacket」(拘束衣) など、合成語としてさまざまな表現が作られます。

よく使われるコロケーション10選


  1. leather jacket(革のジャケット)

  2. denim jacket(デニムのジャケット)

  3. suit jacket(スーツの上着)

  4. bomber jacket(ボンバージャケット)

  5. winter jacket(冬用ジャケット)

  6. lightweight jacket(軽いジャケット)

  7. zip-up jacket(ジップ式ジャケット)

  8. jacket pocket(ジャケットのポケット)

  9. jacket lining(ジャケットの裏地)

  10. a smart jacket(きちんとしたジャケット)

3. 語源とニュアンス

語源:


  • 中世フランス語の「jaquet」に由来するとされ、「小さな上着」を意味していました。もともとは軍服や防御具としてのニュアンスもあったようですが、現在では一般的な衣類として使われています。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「jacket」は幅広いシーンで使える単語です。フォーマルな場ではスーツの上着、カジュアルな場では軽い羽織りものを指すなど、文脈に合わせて自然に使われます。

  • 「coat」より短い丈のイメージがありますが、地域やスタイルによっては微妙にニュアンスが変わることもあります。

フォーマル・カジュアルの使い分け:


  • ビジネスシーンやフォーマルでは「suit jacket」などと組み合わせて使い、比較的きちんとしたニュアンスを出せます。

  • 日常会話やカジュアルシーンでは「I bought a new jacket.」のように気軽に使われます。

4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun)


    • a jacket / two jackets


  • 主に衣類に関する文脈で用いるため、形容詞やカラーワードとともに使われることが多い。

  • 「wear a jacket (ジャケットを着る)」「put on/take off your jacket (ジャケットを着る/脱ぐ)」など、動詞のコロケーションで使います。

よくある構文・イディオム:


  • “to have something up one’s sleeve” より「ジャケットの袖」は比喩表現にもなることがありますが、こちらは「sleeve」を使ったイディオムで、「秘密の計画がある」という含意なので、直接 “jacket” を使ったイディオムはそれほど多くありません。

  • ただし “in the same boat/jacket” のように、稀にユーモラスな表現で使われることはありますが、一般的ではありません。

5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I forgot my jacket at home, and now it’s getting chilly.”

    (家にジャケットを忘れてきちゃって、今寒くなってきたよ。)


  2. “This denim jacket goes well with almost any outfit.”

    (このデニムジャケットはほとんどどんな服にも合うよ。)


  3. “Could you hand me my jacket, please?”

    (ジャケットを取ってくれますか?)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Make sure your suit jacket is neatly pressed for tomorrow’s meeting.”

    (明日の会議に備えて、スーツの上着にきちんとアイロンをかけておいて。)


  2. “He took off his jacket before giving the presentation.”

    (彼はプレゼンテーションを始める前にジャケットを脱いだ。)


  3. “Don’t forget to hang your jacket in the cloakroom.”

    (クロークにジャケットを預けるのを忘れないでね。)


学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “Attendees at the conference are required to wear a jacket.”

    (会議の参加者にはジャケットの着用が求められています。)


  2. “Please include the author’s name on the book’s jacket.”

    (本のカバー(ジャケット)に著者名を記載してください。)


  3. “He published a paper on textile innovations for jacket production.”

    (彼はジャケット製造のための繊維イノベーションに関する論文を発表した。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms):


  1. coat(コート): ジャケットより丈が長く、防寒目的が強い。

  2. blazer(ブレザー): ジャケットに似ているが、ややフォーマルで学校やクラブの制服として使われることが多い。

  3. cardigan(カーディガン): ボタン留めのニット上着で、「ジャケット」より柔らかい素材を用いる。

  4. parka(パーカー): 頭からかぶるか、ジッパーで前を留めるフード付きの上着。カジュアルな印象。

ジャケットの方がフォーマルにもカジュアルにも使える幅広いイメージがある一方、上記の単語は場面・素材・デザインの違いで使い分けます。

反意語(Antonyms):


  • 衣類における直接的な反意語はありません。着るものと脱ぐものという意味で「shirt(シャツ)」「T-shirt(Tシャツ)」を対比することはできますが、本質的には反意語というより用途や位置づけが異なるだけです。

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈdʒækɪt/

  • イギリス英語: /ˈdʒækɪt/

    いずれも第一音節 “jack” にアクセントが乗ります。

よくある発音の誤り:


  • “ジャッケット” のように「a」を長く伸ばしてしまったり、最後の “t” を弱め過ぎてしまうこと。英語では “dʒæ-kɪt” と、はっきりとした2音節で発音します。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “jackett” や “jaket” と綴ってしまう。

  • 同音異義語との混同: とくに同音異義語はありませんが、文脈によっては “packet” (パケット)、“bracket” (ブラケット) などと見間違えないように注意。

  • TOEICや英検での出題傾向: 衣類に関する問題や写真描写問題(Part 1、Part 2など)で「ジャケットを着る」「ジャケットを脱ぐ」といった動作表現が問われることがあります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「Jack and his jacket」のように、自分の知っている名前(Jack)と組み合わせて覚えると、スペルを間違えにくいです。

  • “Jack-et” と分解して「ジャックが身につける小さな ‘et’ (上着)」というイメージを持つと、語源の縮小辞 -et を思い出しながら覚えやすくなります。

  • 楽器ケースを「ギターのジャケット」などと冗談交じりに呼んでみるなど、実生活でいろいろな物に置き換えてユーモアを交えた連想をすると記憶に残りやすいです。

以上が「jacket」の詳細な解説です。フォーマルにもカジュアルにも使われる便利な単語なので、日常会話からビジネス、フォーマルな場まで幅広く活用できます。

意味のイメージ
jacket
意味(1)

上着,ジャケット(特殊な目的で上半身をおおう)胴着

意味(2)

=dust

意味(3)

《米》(レコードの)ジャケット(本の)カバー

意味(4)

(パイプ・ボイラーなどの)被覆物

意味(5)

外被;(じゃがいもなどの)皮

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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