最終更新日:2025/12/02
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元となった辞書の項目

improvement

名詞

〈C〉《...の》 改良, 改善, 進歩, 上達 《of ...》 / 〈C〉改良点, 改善点

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個人の成長には継続的な改善が不可欠です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: improvement

品詞: 名詞 (noun)


  • 英語の意味: the process or result of making something better or of something becoming better

  • 日本語の意味: 改良、改善、向上(何かを良くする、またはより良くなること)

「improvement」は、「何かをより良くする・良くなっていく」という場面で使われます。たとえば製品開発での改良や、スキルの向上、生活習慣の改善などに広く使われる単語です。日常的にもビジネスシーンでもよく出てくるので、使いどころが多い語です。


  • 活用形: 名詞なので動詞のような時制変化はありません。

  • 他の品詞になった時の例:


    • 動詞: 「improve」(改善する)

    • 形容詞: 「improved」(改良された、改善された)


CEFR レベル: B2 (中上級)

B2 レベルの学習者が、物事をより良くするという話題を扱う際によく使う重要単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 接頭語: なし (improve はもともとラテン語の in + prou, ただし現在は明確な接頭語として機能していない場合が多いです)

    • 語幹: 「improve」

    • 接尾語: 「-ment」 (名詞を作る接尾語)


「improvement」は「improve(改善する)」に名詞化の接尾語「-ment」が付いた形です。したがって「improvement」は「改善された状態」あるいは「改善行為そのもの」を示します。


よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10 個)


  1. make an improvement(改善する)

  2. show improvement(改善の兆しを示す)

  3. room for improvement(改善の余地)

  4. continuous improvement(継続的改善)

  5. dramatic improvement(劇的な改善)

  6. slight improvement(わずかな改善)

  7. improvement plan(改善計画)

  8. improvement in quality(品質の改善)

  9. steady improvement(着実な改善)

  10. opportunity for improvement(改善の機会)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「improvement」は、中英語の emprow(e)(利益を増やす、良くする)が語源で、さらにラテン語の in(中へ)+ prodesse(利益となる)から来ているとされています。

  • 使用時の注意点・ニュアンス:


    • 「improvement」はポジティブな意味合いが強く、何かが現状よりも良くなることを示します。

    • ビジネス文書から日常会話まで幅広く使用されるため、フォーマル・カジュアルを問わず使いやすい単語です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント:


    • 可算名詞/不可算名詞: 基本的には不可算名詞として扱われることが多いですが、複数形(improvements)として使われる場合もあります(複数の具体的な「改善点」「改良案」など)。

    • 用法: an improvement in somethingmake an improvement (to something) などのパターンでよく使われます。


  • 一般的な構文例:


    • S + show + improvement + (in ~) 「S は(〜において)改善を示す」

    • There is room for improvement in ~. 「〜には改善の余地がある。」


  • イディオム:


    • “leave room for improvement” = 「改善の余地を残す」

    • “scope for improvement” = 「改善の可能性・範囲」



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. I’ve noticed a big improvement in your cooking lately!

    (最近、あなたの料理がすごく上達したね!)

  2. With a little more practice, you’ll see some improvement in your piano skills.

    (もう少し練習すれば、ピアノの腕前が良くなっているのがわかるはずだよ。)

  3. There’s always room for improvement when it comes to communication skills.

    (コミュニケーションスキルにおいては、いつも改善の余地があるよ。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. We need to focus on customer feedback for improvement in our service.

    (サービスの改善のため、お客様からのフィードバックに注力する必要があります。)

  2. The latest software update shows a noticeable improvement in speed.

    (最新のソフトウェアアップデートでは、速度が顕著に改善しています。)

  3. Our goal is continuous improvement of our production process.

    (私たちの目標は、生産工程の継続的な改善です。)

(3) 学術的・専門的文脈での例文


  1. The study suggests a significant improvement in patient outcomes after the new treatment.

    (その研究は、新しい治療後に患者の転帰が大幅に改善すると示唆しています。)

  2. These findings indicate room for improvement in the current educational system.

    (これらの調査結果から、現在の教育システムには改善の余地があることが示唆されます。)

  3. The project demonstrated a steady improvement in energy efficiency over three years.

    (そのプロジェクトでは、3 年間にわたってエネルギー効率が着実に向上したことが示されました。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms):


    1. enhancement(強化、向上)

    2. betterment(改善、向上)

    3. advancement(進歩、進展)

    4. upgrade(アップグレード、改良)


これらはすべて何かを良くするニュアンスがありますが、


  • “enhancement” は「機能や品質を高めること」にフォーカスされる傾向が強いです。

  • “betterment” はややフォーマルで、全体としての向上を指します。

  • “advancement” は「進歩」要素が強く、特にキャリアや技術的側面で使われます。

  • “upgrade” は主にシステムや機械などを「上位バージョンに上げる」というニュアンスです。


    • 反意語 (Antonyms):


  • deterioration(悪化)


  • decline(下降、減退)


どちらも「状態が悪くなる」ことを示します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):

    /ɪmˈpruːv.mənt/ (アメリカ英語/イギリス英語 共通でほぼ同様)


  • アクセント (強勢) の位置:

    「im-prove-ment」の「prove」の部分にアクセントがきます (第2音節が強い)。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:

    大きな違いはありませんが、アメリカ英語だと「r」の発音がやや強調されるでしょう。


  • よくある発音の間違い:

    「im*proovement」と母音を伸ばしすぎる、または「impru*vement」と短くなりすぎる例があるので、/uː/ の発音に注意してください。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: improvement を “improvment” と書いてしまうミスがありがちです。真ん中の “e” を抜かさないように注意しましょう。

  • 同音異義語との混同: 直接的な同音異義語はありませんが、動詞 “improve” との混用に注意してください。

  • 試験対策: TOEIC や英検などで「名詞形を答えなさい」という形で出題される場合があります。improve の名詞形として “improvement” を答えられるようにしておくと良いでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ

スキルなどを「良い方向に引き上げる」 ⇒ “improve” ⇒ それによって生み出される結果が “improvement” とイメージすると覚えやすいです。


  • 「improve」+「-ment(名詞化)」で「改善された状態」を表す、と頭の中で変化を視覚的にイメージすると記憶に残りやすいでしょう。

  • スペリングを覚えるときは「im + prove + ment」と区切ってもいいですし、「i-m-p-r-o-v-e-m-e-n-t」という形で音読しながら書くのも効果的です。


「improvement」は日常からビジネス、学術まで非常に幅広い場面で活躍する単語です。スキルの上達や仕事のプロセス向上など、より良い状態になることを指す機会は多いので、ぜひ積極的に使ってみてください。

意味のイメージ
improvement
意味(1)

〈U〉(…の,…における)改良,改善,進歩,上達《+of(in)+(do*ing*)》

意味(2)

〈C〉改良(改善)点

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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