最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

guard

名詞

〈C〉見張り, 番人 / 《英》(列車・電車の) 車掌 / 〈U〉《...を》警戒すること《against ...》

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セキュリティーガードは毎晩ビルを巡回します。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: guard

品詞: 名詞 (動詞としても使用可)

意味 (英語): A person or device that protects or watches over something/someone.

意味 (日本語): 何かや誰かを守ったり、見張ったりする人や装置。

「guard」は、「守る人」「監視する人」といったニュアンスがあり、警備員や監視役などを指します。「守り」を担う存在ということで、周囲を警戒したり、何かを侵入させないためにチェックを行う場面で使われます。

活用形(名詞としては変化なし)


  • 単数形: guard

  • 複数形: guards

他の品詞(例)


  • 動詞: guard (~を守る)


    • 例: “They guarded the entrance.”(彼らは入口を守った)



CEFRレベルの目安: B1(中級)

B1レベル(中級)は、日常的トピックについてある程度のコミュニケーションが可能で、少し複雑な文献にも触れ始める段階です。「guard」は一般的な単語ですが、多義的で動詞としても使われるため、中級者への習得をおすすめします。


2. 語構成と詳細な意味

「guard」は大きく接頭語・接尾語がはっきりした単語ではありませんが、以下の関連語を知っておくと便利です:


  • guardian (名詞: 保護者、守護者) – “-ian” という接尾語がついて、「保護する人」という意味を強調しています。

  • unguarded (形容詞: 無防備な、うっかりした) – “un-” が否定の接頭語として働き、「守られていない」「注意が払われていない」という意味を表します。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. security guard(警備員)

  2. body guard(ボディーガード)

  3. prison guard(刑務所の看守)

  4. to stand guard(見張りをする/番をする)

  5. on guard(警戒して、用心して)

  6. off guard(油断して、注意を払わずに)

  7. guard duty(警備任務、見張りの任務)

  8. keep one’s guard up(警戒を緩めない)

  9. lower one’s guard(警戒を解く)

  10. under guard(警備下にある/厳重に監視されている)


3. 語源とニュアンス

語源:

「guard」は中期英語時代にフランス語の「garder(守る、保護する)」に由来します。さらに遡ればゲルマン系由来の影響も受けています。歴史的には城門を守る兵士や、王を守る近衛兵などをイメージさせる単語です。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「guard」はカジュアル、フォーマル両方で使われる単語です。警備や監視といった公的な文脈だけでなく、個人の意識の話題でも「警戒を解かない(informal)」「守りを固める(formal/軍事)」などの抽象的な意味で使われることがあります。

  • 「guard」は「ただ守る」というより、もう少し警戒するニュアンスを含んでいます。単に「protect」よりも、侵入や攻撃などに備えて神経を張り詰めるという感じが強いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞 (countable, 加算名詞)


    • 複数形は “guards”。文中では “a guard” (一人の警備員) や “the guards” (その警備員たち) のように扱います。


  2. 動詞


    • 他動詞として使われる場合: “He guarded the entrance.”(彼は入口を守った)

    • 対象を守る「何を・誰を守るか」が後ろに来ます。


  3. 慣用構文・イディオム


    • stand guard: 常に見張る

    • be on guard: 用心する、警戒する

    • catch someone off guard: 不意を突いて驚かせる、油断している隙をつく


使用シーン:


  • フォーマル: 法的な文章や公式のニュースで「国境警備(force)」など

  • カジュアル: 「友達がガードしてくれた」(くだけた表現) など個人レベルの会話


5. 実例と例文

A) 日常会話


  1. “I saw a security guard at the entrance of the store.”

    (お店の入口で警備員を見かけたよ。)

  2. “My dog always acts like a guard whenever strangers pass by.”

    (うちの犬は知らない人が通ると、いつも番犬みたいに吠えるんだ。)

  3. “Don’t let your guard down at night.”

    (夜は警戒を緩めないでね。)

B) ビジネスシーン


  1. “We hired a professional guard to protect the premises.”

    (私たちは施設を守るためにプロの警備員を雇いました。)

  2. “Security guards will patrol the building after hours.”

    (営業時間外は警備員が建物を巡回します。)

  3. “Always keep your guard up when handling confidential information.”

    (機密情報を扱うときは常に警戒を怠らないようにしてください。)

C) 学術的/専門的文脈


  1. “The concept of ‘guard cells’ in botany refers to cells regulating gas exchange in plant leaves.”

    (植物学でいう「孔辺細胞(guard cells)」は葉のガス交換を調節する細胞を指します。)

  2. “In historical studies, palace guards held significant social status.”

    (歴史研究では、宮廷の護衛兵は重要な社会的地位を持っていました。)

  3. “Robotic guards are increasingly used to secure restricted research facilities.”

    (制限区域の研究施設を守るために、ロボットによる警備が増えています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. protector(守護者)


    • 人やシステムに対して広く「保護者」のニュアンスがある。

    • 「guard」は「現場で見張る人」のイメージが強いが、「protector」は「保護する役割全般」を表す。


  2. defender(防御者)


    • 特に防御・防衛面での役割を強調する。

    • 「guard」は対象を見張って日常的に守るニュアンスがあるが、「defender」は攻撃などから防衛するニュアンスがやや強め。


  3. watchman(見張り)


    • 夜や特定の場所で見回りをする人といったニュアンスの単語。


反意語


  1. intruder(侵入者)


    • 「守る側」と「侵入する側」の対比。


  2. attacker(攻撃者)


    • ガードが防ぐ対象が「attack」や「攻撃者」の場合。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɡɑːrd/ (アメリカ英語), /ɡɑːd/ (イギリス英語)

  • アクセント: 単音節語なので特にアクセントの移動はなく、ひとまとまりで発音します。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: /ɡɑːrd/(「ガー(r)ド」のような濁りのある “r”)

    • イギリス英語: /ɡɑːd/(「ガード」のようにあまり “r” を巻かない)


よくある発音の間違い:


  • “gard” (/gɑːd/) や “gaurd” と書いてしまうスペルミスなど。

  • “gurd” など、スペルの見間違いに注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “gurad” や “gaurd” と書いてしまうミスはよくあります。正しいスペリングは g-u-a-r-d

  2. 同音異義語との混同: “guard” とは直接の同音異義語はありませんが、 “garden” など似たスペリングの単語と混同しないように気をつけましょう。

  3. 試験対策: TOEICや英検で、警備や安全に関する文脈で出題されることがあり、イディオム “on guard” “off guard” も出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「G + U + A + R + D」で「ガード」と語感をしっかり意識する。

  • イメージ: 大きな城門の前に立っている警備員をイメージすると「guard」の意味が頭に残りやすいでしょう。

  • 学習テクニック: イディオムとして「on guard」(警戒している)や「off guard」(油断している)をセットで覚えると、「guard」の意味の広がりを自然に把握できます。


ご参考になれば幸いです。警備や守りを連想すると覚えやすいので、ぜひ城や警備員のイメージを思い浮かべてみてください!

意味のイメージ
guard
意味(1)

〈C〉見張り,番人;歩哨(ほしょう),番兵;護衛兵

意味(2)

〈C〉《英》(列車・電車の)車掌(《米》conductor)

意味(3)

《the Guards》《英》近衛(このえ)連隊

意味(4)

〈C〉(米式フットボール・バスケットボールの)ガード

意味(5)

〈C〉《しばしば複合語を作って》「(危険などを)防止する物,保護物」の輔を表す

意味(6)

〈U〉(…を)見張ること,監視すること《+over+》;(…を)警戒(用心)すること《+against+

意味(7)

〈U〉〈C〉(ボクシング・フェンシングなどで,相手の攻撃に対する)ガード,防御

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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