最終更新日:2024/06/14
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元となった辞書の項目

review

IPA(発音記号)
動詞

…を調べ直す,を再検討する / 《米》〈学科など〉を復習する / …を(改良の目的で)精密に検査する / …を回顧する,振り返る / …を批評する / …を視察する / 〈上級審が〉〈下級審の判決〉を再審査する

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解説

1. 基本情報と概要

単語: review

品詞: 動詞 (他動詞・自動詞として使われる場合もあります)、名詞としても使われます。

活用形: reviews (三人称単数現在), reviewed (過去形・過去分詞), reviewing (現在分詞・動名詞)

意味(英語):


  1. To examine or study something again.

  2. To look over, assess, or evaluate something, such as a piece of writing, a performance, or a process.

意味(日本語):


  1. 「改めて見直す、復習する」という意味です。

  2. 「評価する、批評する」という意味でもよく使われます。

「まえに勉強したことをもう一度確認する」「作品や内容を評価するとき」に使われる単語です。日常的にもビジネス・学術的にも非常に幅広く登場する動詞です。

CEFRレベルの目安:


  • B1 (中級)


    • ある程度英語に慣れてきた人が、仕事や学業で「復習する」「内容を批評する」などのシーンで使えるレベルです。


他の品詞形


  • 名詞形: review (例: “write a review”「レビューを書く」)

  • 動詞形: review (例: “I’ll review the documents.”「書類を見直します」)

2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: re- (「再び」「もう一度」という意味)

  • 語幹: view (「見る」という意味)

review = re- (再び) + view (見る) → 「再度見る・振り返って見る」が原義です。

よく使われるコロケーションと関連フレーズ(10個)


  1. review the material


    • (資料を見直す)


  2. review the performance


    • (パフォーマンスを評価する)


  3. review the plan


    • (計画を再検討する)


  4. review one’s notes


    • (ノートを復習する)


  5. peer review


    • (査読、同僚による評価)


  6. review process


    • (見直し工程・評価プロセス)


  7. review meeting


    • (振り返り会議)


  8. review session


    • (復習セッション)


  9. comprehensive review


    • (包括的な見直し)


  10. critical review


    • (批判的評価・批評)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の re-(再び)+ vidēre(見る) → フランス語を経て英語へ。

歴史的背景と使い方:


  • 古くは「見直す」や「再検討する」形で用いられ、のちに学術や芸術、製品の評価という概念へ広がりました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 単なる「見る」よりも「チェックし直す」「しっかり評価する」というニュアンスが強いです。

  • ビジネスや学術文書でも日常会話でも比較的フォーマル・カジュアル両方に柔軟に使える単語です。

4. 文法的な特徴と構文


  • 動詞として: 他動詞として “review something”「~を見直す/評価する」の形が一般的。

  • 自動詞で: “to review” の形で目的語を取らずに「振り返る」「見直す行為をする」という意味でも使われることがありますが、やや文脈を必要とします。

  • 名詞として: “a review” 「レビュー、論評」。可算名詞として、1つの作品に対して書かれた複数のレビューを数えられます。

一般的な構文やイディオム


  • review + (目的語): “review the policy” 「方針を見直す」

  • under review: “The proposal is under review.” 「その提案は検討中です」

  • review (something) with someone: 「誰かと内容を再確認・見直しする」

5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I need to review my notes before the test.”


    • (テスト前にノートを復習しなきゃ。)


  2. “Could you review my speech and give me feedback?”


    • (私のスピーチを見直して、フィードバックをもらえる?)


  3. “Let’s review the recipe before we start cooking.”


    • (料理を始める前にレシピを確認しよう。)


ビジネスシーン (ややフォーマル)


  1. “I will review the report and send my comments by tomorrow.”


    • (明日までにレポートを見直してコメントを送ります。)


  2. “We need to review the budget for next quarter.”


    • (次の四半期の予算を再検討する必要があります。)


  3. “The team met to review the project plan and make adjustments.”


    • (チームはプロジェクト計画を見直し、修正を行うために会合を開きました。)


学術的・専門的 (フォーマル)


  1. “She reviewed the literature extensively for her doctoral thesis.”


    • (彼女は博士論文のために文献を徹底的に調査・検討しました。)


  2. “The journal requires a rigorous peer review process for all submissions.”


    • (その学術誌ではすべての投稿に対して厳格な査読プロセスが求められます。)


  3. “He was asked to review the new research findings before publication.”


    • (彼は新しい研究結果を公表前に評価するよう依頼されました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. examine(調べる)


    • 細かい点を丁寧に調査するニュアンスが強い。


  2. go over(確認する)


    • カジュアルな表現で「一通り目を通す」感じ。


  3. assess(評価する)


    • 評価条件に照らして判断するニュアンス。


  4. evaluate(評価する)


    • 価値や効果をより客観的に判断する感じ。


  5. check(チェックする)


    • 部分的に確認・点検する。より軽めのニュアンス。


反意語


  • ignore(無視する)


    • 意図的に見ない、レビューしない意味合い。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /rɪˈvjuː/

  • アクセント: “re*view*” の第2音節にアクセントがきます。

  • アメリカ英語・イギリス英語:


    • どちらもほぼ同じ発音です。 /rɪˈvjuː/ となります。


  • よくある発音の間違い:


    • アクセントを第一音節に置く /ˈriːvjuː/ などは間違いです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “revue” という別の単語(音楽・ダンスなどのレビューショーを指す名詞)と綴りを混同しないように注意。

  • 同音異義語との混同: “revue” (ショー) と “review” (見直す) は発音は同じですが、意味が異なります。TOEICや英検などでは文脈で意味を問う出題があります。

  • 使い分け: 英語の文脈で “check” と “review” を混同しがちですが、review の方が「まとめてきちんと見直す・評価する」ニュアンスが強いです。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「Re(再び) + view(見る)」 という字面から「もう一度見る」イメージで覚えるとわかりやすいです。

  • 勉強テクニックとして「One more (re) + see (view)」→「再確認」→「復習・評価」と結びつけると記憶しやすくなります。

  • スペルは “review” の “ie” の並びに注意しましょう。 “revie*w*” の最後に “w” を忘れないよう意識するとよいです。


以上が “review” の詳細な解説です。普段の勉強やビジネスシーン、学術的な文脈でも出現頻度が高い単語なので、用法やニュアンスをしっかり押さえておきましょう。

意味のイメージ
review
意味(1)

…‘を'調べ直す,再検討する;《米》〈学科など〉‘を'復習する

意味(2)

…‘を'(改良の目的で)精密に検査する

意味(3)

〈上級審が〉〈下級審の判決〉‘を'再審査する

意味(4)

…‘を'回顧する,振り返る

意味(5)

…‘を'批評する,論評する

意味(6)

…‘を'視察する;…‘を'閲兵する

意味を覚えるための辞書問題

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