最終更新日:2025/11/10
編集履歴(0)
元となった辞書の項目

weather

名詞

天気, 天候 / あらし, 悪天候 /

このボタンはなに?
このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: weather

品詞: 名詞 (ただし、動詞としても使われる場合があります)

意味(英語):

・The state of the atmosphere at a particular place and time in terms of temperature, cloudiness, rainfall, wind, etc.

意味(日本語):

・ある場所や時点での大気の状態(気温、曇り具合、降雨、風など)を指します。

「毎日の天気がどうなるかを表す言葉です。日常会話でもよく話題になる、とても身近な単語です。」

CEFRレベルの目安: A2 (初級)

「天気を話題にすることは日常で多いので、初期学習でも早くに覚えると便利な単語です。」

動詞としての用法


  • 「(困難などを)切り抜ける、乗り越える」という意味で「to weather (the storm)」のように使われます。

    例: “We must weather the storm together.”

    (私たちは共にこの嵐を乗り越えなくてはなりません)

活用形

名詞のため、一般的に複数形は取りません。


  • 単数形:weather

  • 不可算名詞として使われるのが一般的です。

動詞 “to weather” の活用例


  • 原形: weather

  • 三人称単数現在形: weathers

  • 過去形・過去分詞形: weathered

  • 現在分詞形: weathering

動詞形はそこまで頻度は高くありませんが、遭難を表すニュースや文学表現などで見かけます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • wea-(特に近代英語の接頭語はありません)

  • -ther(現代英語では接尾語とは言えませんが、古英語由来の形が痕跡として残っています)

関連語・派生語など


  • weathered (形容詞): 風化(侵食)した、または辛い状況を乗り越えた

  • weathering (名詞): 風化作用

  • wind (気象要素の一つとして関連)

  • climate (長期的な気象パターンを指す “気候”)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. weather forecast(天気予報)

  2. freak weather(異常気象)

  3. inclement weather(悪天候)

  4. unpredictable weather(予測不能な天気)

  5. weather conditions(天候条件)

  6. weather pattern(天気パターン)

  7. fair weather(好天)

  8. harsh weather(過酷な天候)

  9. extreme weather(極端な気象)

  10. weather permitting(天気が許せば / 天気がよければ)


3. 語源とニュアンス

語源

“weather” は古英語で “weder” という単語に由来すると考えられています。さらにさかのぼるとゲルマン祖語などを経て、気象や空模様を示す言葉として使われてきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 日常会話ではカジュアルに使いやすく、世界各国で「今日の天気」の話題は挨拶代わりに用いられるほど親しまれています。

  • ビジネスやフォーマルな場でも、アイスブレイクとして “How’s the weather?” などと使われることが多いです。

  • 動詞として “to weather” は「(苦難などを)うまく乗り越える」という比喩的な用法を持ち、フォーマルでもカジュアルでも使用可能ですが、少し文語的な響きがあります。


4. 文法的な特徴と構文

名詞用法


  • 不可算名詞(主に単数形)

    例:“The weather is nice today.”

  • 可算名詞としてはほぼ使われないので、「複数形 weathers」は特殊な文脈以外ではあまり見られません。

動詞用法


  • 他動詞的にも自動詞的にも使われる場合がありますが、一般的には他動詞(~を乗り切る)のニュアンスが強いです。
    例:


    • 他動詞: “We weathered the crisis.” (私たちはその危機を乗り越えた)

    • 自動詞: 稀ですが、自然現象が風化する意味で使われることもあります。


イディオム


  • weather the storm: 「嵐を切り抜ける」 → 困難を乗り越える比喩表現

  • fair-weather friend: 「都合の良い時だけ付き合う友達」 → 真の友人ではなく、形ばかりの友人を指す表現


5. 実例と例文

(A) 日常会話で使われる例文


  1. “How’s the weather today?”

    「今日の天気はどうですか?」

  2. “The weather has been quite unpredictable lately.”

    「最近の天気は本当に予測しづらいよね。」

  3. “I always check the weather forecast before going out.”

    「出かける前にはいつも天気予報をチェックします。」

(B) ビジネスシーンで使われる例文


  1. “Due to inclement weather, our flight has been delayed.”

    「悪天候のため、フライトが遅れています。」

  2. “Let’s briefly talk about the weather as an icebreaker before the meeting.”

    「会議の前に、アイスブレイクとして少し天気の話をしましょう。」

  3. “Extreme weather conditions may impact our supply chain.”

    「極端な天候条件が当社のサプライチェーンに影響を与えるかもしれません。」

(C) 学術的・専門的な文脈で使われる例文


  1. “Researchers are studying how climate change influences local weather patterns.”

    「研究者たちは気候変動が地域の天気パターンにどのような影響を与えるかを調査しています。」

  2. “The data indicates that weather anomalies have become more frequent in recent decades.”

    「データによると、近年、気象異常がより頻繁に起こっていることが示されています。」

  3. “Accurate weather projections are crucial for agricultural planning.”

    「正確な天気予測は農業計画にとって不可欠です。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. climate(気候)


    • 長期的・広域的な大気の状態を指す。 “weather” は短期・局所的、 “climate” は長期・地域全体のニュアンス。


  2. meteorological conditions(気象条件)


    • 学術的表現で、専門分野で主に使われる。よりフォーマルな響き。


  3. conditions(状況)


    • 気象以外にもさまざまな「状況」を指せる。文脈によっては “weather conditions” を短縮して使う場合もある。


反意語

天気そのものに対する明確な「反意語」はありませんが、話題を変える例としては “climate vs. weather” で長期(気候)と短期(天気)の対比がよく取り上げられます。


7. 発音とアクセントの特徴

IPA:


  • アメリカ英語 (AE): /ˈwɛð.ɚ/

  • イギリス英語 (BE): /ˈwɛð.ə/

アクセント


  • “wea-” の部分 (最初の音節) に強勢があります。

  • /ð/(歯擦音)に注意。“th” の発音を /z/ や /d/ と混同しないよう気を付けましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. つづりの間違い: “wether” や “whether” と混同しないよう注意。


    • “whether” は「~かどうか」を意味する接続詞。

    • “wether” は“去勢された雄羊”という特殊な意味の単語で、ほとんど目にしない。


  2. 不可算名詞: “We have a good weather today.” のように as を付けない。

  3. 動詞と名詞の使い分け: “We need to weather this crisis.” (この危機を乗り切る) はやや難易度が高めの使い方なので注意。

英検やTOEICなどでも「天気予報」「悪天候」などの表現はリスニング・リーディング問題に出やすい単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「whether (~かどうか) と weather (天気)」のスペリングの違いはしばしば混同されます。

  • 覚え方の一例として、「天(ten)気(ki) → weather」は“we”と“ather”をセットでイメージするとよいかもしれません。

  • また、天気と体調“health”はともに日常会話のトピックになるので、関連づけて覚えるのも手です。

  • 天気の単語を写真やイラスト(晴れ・雨・雪など)と一緒に覚えると、特に初級(A2)では頭に入りやすいでしょう。


以上が名詞 “weather” の詳細な解説です。日常生活でも学習でも頻繁に登場するので、自然な使い方とスペリングにしっかり慣れておきましょう。

意味のイメージ
weather
意味(1)

(ある時間・ある一定期間の)天気,天候

意味(2)

あらし,悪天候

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★