元となった辞書の項目
in the same way
解説
1. 基本情報と概要
● 英語表記
in the same way
● 品詞
副詞句 (adverbial phrase)
● 日本語での意味
「同じように」「同じやり方で」
「何かに対して、同様の仕方や同じパターンで」というニュアンスをもつ表現です。
たとえば「条件が同じなので、同じ結論に至る」「他の例と同一の方法で進める」という状況を示すときによく使われます。
● CEFRレベルの目安
B1(中級)
・基本的な文を理解し、自分の考えを表現できるレベルです。
・接続詞的に使いやすい表現で、文章をスムーズに展開するためによく用いられます。
2. 語構成と詳細な意味
- in (前置詞) …「~の中に」「~で」
- the same (形容詞句) …「同じ」
- way (名詞) …「方法」「やり方」
この3つの要素を組み合わせて「同じやり方で」「同一の方法で」という意味を作っています。
関連表現や派生語
- similarly (副詞) …「同様に」「似たように」
- likewise (副詞) …「同じく」「同様に」
- in a similar fashion (副詞句) …「同様な形で」
よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10個)
- Use it in the same way as before.
(前と同じ方法で使ってください。) - In the same way, we can conclude that…
(同じように、~という結論を出せます。) - Apply the formula in the same way.
(同じ方法でその公式を適用してください。) - In the same way, our results confirm…
(同様に、私たちの結果は~を確認します。) - Proceed in the same way for the next step.
(次のステップでも同じ手順で進めてください。) - In the same way, the experiment shows…
(同様に、この実験は~を示しています。) - Copy the code in the same way.
(同じようにコードをコピーしてください。) - In the same way, we have to ensure…
(同じように、私たちは~を確実にしなければなりません。) - We can interpret the data in the same way.
(私たちはデータを同様に解釈できます。) - In the same way, we should treat each case fairly.
(同様に、各事例を公平に扱うべきです。)
3. 語源とニュアンス
語源
それぞれの単語「in」「same」「way」は古英語から派生しており、英語の中核に位置する基本語です。特に “in the same way” というフレーズ自体は、日常的にも書き言葉でもよく見られる慣用的な表現といえます。ニュアンス・使用時の注意点
- 「同じ手法/方法/条件」という意味合いなので、前後で比較対象や類似性を示す文脈が多いです。
- 文章またはスピーチの流れをつなぐ役割をするため、比較的フォーマルからカジュアルまで幅広く使われます。
- 一方で、あまり直接的・口語的に「同じように」と言う場合は “just like” などもあり、ニュアンスが少しカジュアル寄りになることがあります。
- 「同じ手法/方法/条件」という意味合いなので、前後で比較対象や類似性を示す文脈が多いです。
4. 文法的な特徴と構文
文中での役割
副詞句として文全体を修飾し、「~と同じやり方で」という意味を付加します。接続的な役割として、文頭で使われることが特に多いです。イディオム的使い方
- “In the same way that 〇〇, 〇〇…” (〇〇と同じように、〇〇も…)のように接続詞的に文をつなぐ。
- “In the same way as 〇〇.” (〇〇と同じ要領で)
- “In the same way that 〇〇, 〇〇…” (〇〇と同じように、〇〇も…)のように接続詞的に文をつなぐ。
フォーマル/カジュアル
- ビジネス文書や学術論文などややフォーマルな文章でも使用可。
- 日常会話でも比較的カジュアルに使うが、くだけた口語表現としては “just like” や “the same way as you do” などのバリエーションもあり。
- ビジネス文書や学術論文などややフォーマルな文章でも使用可。
5. 実例と例文
A) 日常会話での例文(3つ)
- “I solve puzzles in the same way every morning.”
(毎朝同じ方法でパズルを解いているのよ。) - “I cook pasta in the same way my mom taught me.”
(母が教えてくれたやり方で同じようにパスタを作ってるよ。) - “You said you study in the same way as your friend, right?”
(友達と同じ勉強法で勉強してるって言ってたよね?)
B) ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “In the same way, we’ll implement the new guidelines company-wide.”
(同様に、新しいガイドラインを全社に導入していきます。) - “Can we proceed in the same way as the previous project?”
(前のプロジェクトと同じ進め方でよろしいですか?) - “We should treat each client complaint in the same way, ensuring consistency.”
(各クライアントのクレームも同様に扱い、一貫性を確保すべきです。)
C) 学術的な文脈での例文(3つ)
- “In the same way, our findings suggest a parallel trend in other fields.”
(同様に、我々の調査結果は他の分野でも同じ傾向を示唆しています。) - “The cells respond in the same way under similar conditions.”
(同じ条件下では、細胞は同様の反応を示します。) - “In the same way that Newton’s laws apply to motion, these principles govern economic behavior.”
(ニュートンの法則が運動に適用されるのと同様に、これらの原理は経済活動を支配します。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- Similarly(同様に)
- 単体の副詞で、文頭や文中で使い比較的フォーマル。
- “In the same way” とよく似た意味だが、単語1つのためコンパクト。
- Likewise(同じく/同様に)
- ややフォーマル寄り。学術・ビジネス文でも使われる。
- In a similar manner(同様な方法で)
- “way” を “manner” に置き換えた少し硬めの表現。
- In like fashion(同じように)
- 「同様の様式で」という控えめな表現。
反意語
- 独立した「反意語」は明確ではありませんが、「in a different way」(異なる方法で) や 「otherwise」(違うやり方で)は逆の意味合いに近い表現として考えられます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
/ɪn ðə seɪm weɪ/(アメリカ英語・イギリス英語 共通)アクセント・強勢
- 一語一語で発音されるフレーズなので、特に “same” と “way” をはっきり発音することが多いです。
- “in the SAME WAY” のように “SAME” と “WAY” にやや強勢が来やすいです。
- 一語一語で発音されるフレーズなので、特に “same” と “way” をはっきり発音することが多いです。
アメリカ英語とイギリス英語の違い
- アメリカ英語では “way” の母音 /eɪ/ を大きめに伸ばす傾向。
- イギリス英語でも同様ですが、全体的にやや短めになることがあります。
- アメリカ英語では “way” の母音 /eɪ/ を大きめに伸ばす傾向。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “way” が “weigh” や “wey” などと間違われることがあるので注意。
- “way” が “weigh” や “wey” などと間違われることがあるので注意。
- 前置詞の混同
- “at the same way” と書いてしまう人もいるが、正しくは “in the same way”。
- 試験対策
- 接続詞的な意味をもつフレーズとして、英作文やリーディングでよく登場します。
- TOEICなどでは文脈上の論理展開を問う問題で出題されることがあります。
- 接続詞的な意味をもつフレーズとして、英作文やリーディングでよく登場します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “同じ箱 (the same) の中 (in) の道 (way)” とイメージすると覚えやすいかもしれません。
- 「同じやり方で」という内容を表すときに、すぐ「in the same way」と口に出すトレーニングをすると自然と染み付きます。
- 書き言葉でも話し言葉でも使いやすい表現なので、論理のつながりを表す際の決まり文句として頭に入れておくと便利です。
意味のイメージ
意味(1)
《...と》 同様に,同じように《as ...》