最終更新日:2025/12/03
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元となった辞書の項目

people

名詞

〈U〉《複数扱い》(一般に) 人々 / 《複数扱い》世間の人 / 《複数扱い》(国家・自治体の) 住民 / 〈C〉国民, 民族

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公園に人々が集まっている。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: people

品詞: 名詞(主に複数形として使用)

意味(英語):


  1. Persons in general; human beings collectively.

  2. A group of individuals.

  3. (文脈によっては)国民・民族

意味(日本語):


  1. 人々、一般の人間全体

  2. 一団の人、個々の人の集まり

  3. (文脈に応じて)国民・民族を指す場合もある

「people」は最も一般的に「人々」「人間の集まり」を意味します。「たくさんの人」を示すときにもよく使われる、とても身近な単語です。


  • 活用形: 通常「people」は複数扱いで、動詞は複数形をとります。

    例)People are kind.(人々は親切だ)

  • 派生形: 「peoples」で「複数の民族」という意味になることがあります。

    例)the peoples of Asia(アジアの諸民族)

CEFRレベルの目安: A1(超初心者)〜A2(初級)

日常生活でしょっちゅう出てくる単語のため、初期段階で学ぶことが多いポピュラーな単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語・接尾語という明確な区別はありませんが、語源的にはラテン語の “populus” に由来します(後述)。

詳細な意味・派生語:


  • 「people」が異なる形で使われるときの例


    • 「peoples」: (名詞) 複数の民族(The native peoples of North America など)

    • 「person」: (名詞) 個人、一人の人物


よく使われるコロケーション10選:


  1. “young people”


    • 若い人たち


  2. “old people”


    • 年配の人たち


  3. “local people”


    • 地元の人々


  4. “ordinary people”


    • 普通の人々


  5. “people around you”


    • 周りの人々


  6. “people in power”


    • 権力者たち / 権力を持つ人々


  7. “people on the street”


    • (世間一般の)通りゆく人々


  8. “homeless people”


    • ホームレスの人々


  9. “missing people”


    • 行方不明の人々


  10. “the people concerned”


    • 関係者(当事者)



3. 語源とニュアンス

語源:


  • “people” は中英語(Middle English)の people から来ており、もとは古フランス語の “peuple” を経由し、さらにラテン語の “populus”(民衆・集団)に遡ります。

ニュアンス:


  • 一般的に「人々」「人間社会」の様子を広く指し、カジュアル・フォーマル問わず非常に幅広い場面で使用されます。

  • “the people” と定冠詞をつけて、特定の集団や国民を強調する表現もよくあります(例: “the American people”)。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算・不可算の区別


    • 「people」は「人々」として使うときは常に複数扱い (people are)。

    • しかし、「民族」を意味する場合は “a people” のように可算扱い(単数形)で使われることもあります。例:“Japan is a people of strong traditions.”


  2. 構文上のポイント


    • 一般的には複数形で扱うため、動詞も「are」を用います。

      例)People are excited about the concert.

    • “of + people” で修飾される名詞を作り出すことも多いです。

      例)A crowd of people(人々の群れ)


  3. イディオム・セットフレーズ


    • “people skills”: 対人スキル

    • “the people’s choice”: 人々が選んだもの、人々が支持するもの



5. 実例と例文

以下では、日常会話・ビジネス・学術的な文脈でそれぞれ3つずつ例文を挙げます。いずれもネイティブが自然に使いそうな表現を意識しています。

日常会話での例文


  1. “How many people are coming to your party tonight?”

    (今夜のパーティーには何人来るの?)


  2. “People often say that this restaurant has the best pizza in town.”

    (このレストランは街で一番おいしいピザがあるって、よく人々が言うんだ。)


  3. “I love traveling because I enjoy meeting new people from different cultures.”

    (いろいろな文化の新しい人々と会うのが好きだから、旅行が大好きなんだ。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to hire more people for the upcoming project.”

    (今度のプロジェクトに向けて、より多くの人材を採用する必要があります。)


  2. “People in our marketing department are analyzing consumer trends.”

    (マーケティング部の人たちは、消費者の動向を分析しています。)


  3. “It’s essential to communicate clearly with people at all levels of the organization.”

    (組織のあらゆるレベルの人々と明確にコミュニケーションを取ることが不可欠です。)


学術的な文脈での例文


  1. “People in urban areas often have different lifestyles compared to those in rural regions.”

    (都市部に住む人々は、農村部の人々とは異なるライフスタイルを送ることが多いです。)


  2. “Anthropologists study different peoples around the world to understand cultural diversity.”

    (人類学者は世界中の様々な民族を研究し、文化の多様性を理解しようとします。)


  3. “Many people support the hypothesis that climate change is significantly influenced by human activity.”

    (多くの人は、気候変動が人間の活動によって大きく影響を受けているという仮説を支持しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. “persons” (人々)


    • 法律文書や公的文章など、よりフォーマルな文脈で用いられることが多い。


  2. “individuals” (個人)


    • 個々の人間という単位にフォーカスしたいときに使われる。


  3. “folks” (人々)


    • カジュアルで親しみやすいニュアンス。「みなさん」や「人たち」という感じ。


反意語:

“nobody” や “no one” は「誰も~ない」という無人を指す表現ですが、直接的な反意語というよりは「存在する人々」と「存在しない」の対比として使われることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA):


  • 米音(アメリカ英語): /ˈpiː.pəl/

  • 英音(イギリス英語): /ˈpiː.pəl/

母音の部分は “ピー” と伸ばし、最後は「プル」のように発音します。


  • アクセント(強勢)は、最初の音節 “pee-” にあります。

  • 「people」の “o” はしっかりめに伸ばして /piː/ と発音します。

  • “pəl” の部分はあまり強く発音しない(弱いシュワー音に近い)。

よくある間違い:


  • “pepple” と二重子音を入れてしまう誤りや、 /ˈpiː.pl/ のように母音を入れ忘れる誤りなどが起こりやすいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 単複の混乱


    • “people” は原則「複数形」扱いなので “people is” ではなく “people are” となります。


  2. “persons” と混同


    • “persons” は法律や非常にフォーマルな文脈で用いられる場合が多いので、日常会話ではほとんど使われません。


  3. スペルミス


    • “peaple” や “peopel” と書いてしまう間違いが発生しやすいので注意。


  4. 試験対策


    • TOEIC や英検では、主語が “people” か “person” かによって動詞の単複が間違いやすい箇所になり得ます。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「people」は「ピー・プル」と発音して、最後に「る」を弱く言うイメージを持つと覚えやすいです。

  • スペルは「peo + ple」。中間の「o」は発音自体は “ee” ですが、スペルとして残っているとイメージすると、うっかりミスが減ります。

  • 「人」と描かれた集団のイラストなどを一緒にイメージしておくと、語感と意味が結びつきやすいでしょう。

以上が「people」の詳細解説です。とてもよく使われる単語なので、ぜひしっかりと覚えてみてください。

意味のイメージ
people
意味(1)

〈U〉《複数扱い》(一般に)人々

意味(2)

〈U〉《複数扱い》世間の人

意味(3)

〈C〉国民,民族

意味(4)

〈U〉《the people》《複数扱い》(国家・自治体の)住民,有権者

意味(5)

〈U〉《the people》《複数扱い》(特権級に対して)一般民衆,庶民

意味(6)

〈U〉《one's people》《複数扱い》(支配者・指導者などに)支配(指導)される人々,部下

意味(7)

〈U〉《複数扱い》(動物に対して)人間

意味(8)

〈U〉《one's people》《複数扱い》《話》家族,身内

意味(9)

…‘に'人々を住まわせる,植民する

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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