最終更新日:2024/06/13
正解を見る

shown to

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

shown to

《be ~ do / be ...》…することが示される, ...であることが示される

このボタンはなに?

ユーザーに指示が表示されます。

このボタンはなに?
解説

「shown to」の徹底解説

1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 「shown」は動詞 “show” の過去分詞形です。

  • 「shown to …」は、主に次の2つのパターンで用いられます:


  1. 「(場所など)へ案内される・連れて行かれる」の意

    例: “I was shown to my seat.”(私は席に案内された)

  2. 「(何かの性質・事実)であると示される/立証される」の意

    例: “This method has been shown to be effective.”(この方法は効果的であると示されている)

日本語としては、


  1. 「~へ案内された・示された」

  2. 「~であると証明された/示された」

    のように理解できます。shown to は「示す(show)」の受動態で「~に示された」ニュアンスを持ち、丁寧に言えば「~に連れていかれた」「~であると証明された」というような使い方をします。

学習者にとっては、


  • 「It has been shown to …」=「~であると証明されている」

  • 「I was shown to …」=「~に案内された」

    という2つの文型パターンが中心です。

品詞と活用形


  • “show” は動詞 (Verb)。主な活用は以下の通りです:


    • 原形:show

    • 三人称単数現在形:shows

    • 過去形:showed

    • 過去分詞形:shown (showed も可だが、現在は “shown” が一般的)

    • 現在分詞形:showing


“shown” は過去分詞(受動態や完了形で用いられる形)です。

他の品詞になった時の例


  • 名詞 “show”:「展示会」「見せ物」「番組」など。例: “a talent show” (タレントショー)

  • 形容詞 “showy”:「派手な」「人目を引く」

  • 名詞 “showing”:「上映」「実演」「成果の提示」など。

CEFRレベルの目安

“shown to” の構文自体は、少し抽象的な使い方を含むため B1~B2(中級~中上級)レベルでよく見られます。


  • A1:超初心者

  • A2:初級

  • B1:中級

  • B2:中上級 ← “shown to” はこのあたりから使いやすくなる

  • C1:上級

  • C2:最上級

2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • show(動詞)+ -n(過去分詞の形) → shown

  • to(前置詞)

“shown to” は動詞 “show” の過去分詞 “shown” と、目的地・方向・対象を表す “to” が組み合わさったものです。

関連語や派生語


  • show (動):「見せる」「示す」「案内する」

  • showing (名):「上映」「見せること」「成果」

  • showy (形):「派手な」「目立つ」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. be shown to the door


    • ドアまで案内される


  2. be shown to one’s seat


    • 席に案内される


  3. be shown to the table


    • テーブルに案内される


  4. be shown to work


    • 効果があると証明される


  5. be shown to improve performance


    • パフォーマンスを向上させると示される


  6. has been shown to be effective


    • 効果的であると示されている


  7. was shown to be wrong


    • 誤りであると証明された


  8. be shown to have benefits


    • 利点があると示される


  9. be shown to reduce costs


    • コスト削減に役立つと示される


  10. be shown to be safe


    • 安全であると示される


3. 語源とニュアンス

語源


  • “show” は古英語の “scēawian” (見る、見せる) に由来し、ゲルマン語圏を経て現在の英語になりました。

  • “shown” はその過去分詞形で、中世英語の頃から “showen → shown” へ変化してきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  1. 「案内される」という物理的な使い方:


    • “I was shown to the door.”(ドアまで案内された)

    • フォーマルな文面でもカジュアルな会話でも使われます。


  2. 「~であると証明される」など、抽象的・論理的な使い方:


    • “It has been shown to be a fact.”

    • 研究報告やニュース記事など、ややフォーマルな文脈でよく用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • “shown” は過去分詞なので、ほぼ例外なく受動態 (be shown to …) か完了形 (have shown) の形で使います。

  • 他動詞 “show” の受動態:


    • (人) + be + shown + (目的地/結果) + (to …)

    • (物/事柄) + be + shown + to + (動詞/形容詞) など


一般的な構文例


  1. be shown to (場所/人) :「(場所・人)へ案内される」

  2. be shown to (動詞原形) :「~することが証明される」

  3. be shown to (be) + (形容詞/名詞) :「~だと示される」

イディオム


  • show (someone) the door: 「(人を)追い出す/クビにする/ドアまで案内する」


    • 口語では「追い出す」のイディオム的表現。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I was shown to my seat by the usher.”

    (案内係に席まで連れて行かれたよ。)

  2. “She was shown to the exit after the show ended.”

    (ショーが終わったあと、彼女は出口まで案内された。)

  3. “We were shown to the best spots in the park by a local.”

    (地元の人に公園のベストスポットへ連れて行ってもらった。)

ビジネスシーン (ややフォーマル)


  1. “Clients are always shown to the conference room.”

    (来客はいつも会議室に案内されます。)

  2. “It has been shown to increase productivity in our latest study.”

    (最新の調査では、生産性が向上することが示されています。)

  3. “Employees should be shown to their assigned workstations on the first day.”

    (従業員は初日に割り当てられた作業ブースへ案内されるべきです。)

学術的・専門的文脈 (フォーマル)


  1. “This new drug has been shown to be highly effective in clinical trials.”

    (この新薬は臨床試験において高い効果があると示されています。)

  2. “The theory was shown to hold under specific conditions.”

    (その理論は特定の条件下で成り立つことが証明されました。)

  3. “Such techniques have been shown to reduce error rates significantly.”

    (そのような手法は誤差率を大幅に減らすと示されています。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • “demonstrated to” : 「実証された」


    • “It has been demonstrated to be useful.” → どちらかというとフォーマルで、学術的・公式な場で使われやすい。


  • “proved to” : 「証明された」


    • “He was proved to be innocent.” → 法的・科学的に「証明する」ニュアンスが強い。


  • “revealed to” : 「明らかにされた/わかった」


    • “It was revealed to the public that …” → 公に発覚した、などのニュアンス。


反意語

“shown to” の直接の反意語はあまりありませんが、逆の意味を表す使い方としては “disproved to be …” や “shown to be false” などがあります。

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • “shown”


    • アメリカ英語: /ʃoʊn/

    • イギリス英語: /ʃəʊn/


“to” は /tuː/ (強形) または /tə/ (弱形) などで発音します。

アクセント


  • “shown” は一音節なので、単純に /ʃoʊn/ と発音します。

  • 文中で「shown to」が続くときは「ショーン トゥ/ショウン トゥ」のように横につながります。

よくある発音の間違い


  • “shown” を “showen” と2音節で発音しないように注意してください。

  • “shown” は /ʃoʊn/ (ショーン) で、 “show” と “n” の間に母音は入りません。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス “showen” → 正しくは “shown”

  2. “showed” と “shown” の混同


    • 完了形や受動態で “shown” が推奨される場面が多い。


  3. “It has been shown to …” 構文で “It has been showed to …” としてしまうミス


    • 過去分詞は “shown” が一般的。


  4. 同音異義語 “shone” (/ʃɒn/、英: 光るの過去形) と混同しないように注意。

試験対策


  • TOEIC や英検などで、受動態の熟語表現として出題される可能性があります。

  • 学術文献やニュース記事の要約問題でも「~であると示されている」というような文脈で登場しやすいです。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “shown” は “show” の「見せる→(結果として)示された」イメージを持ち、「何かが公開・立証される」感じと覚えましょう。

  • “Shown to the door” のような物理的イメージを思い浮かべれば、「扉に向かって案内される」シーンが記憶に残りやすいです。

  • “It has been shown to …” はレポートや論文などで「研究によって明らかになった」と書きたいときに便利なので、一緒に覚えると良いでしょう。


以上が “shown to” の解説です。受動態表現と組み合わせて、「~に案内される」「~(であること)が示される」という2つの使い方を押さえれば、ビジネスや学術、日常会話まで幅広く使いこなせるようになります。ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
shown to
意味(1)

《be ~ do

意味(2)

be ...》…することが示される, ...であることが示される

頻出英熟語500 / リスニング問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★