最終更新日:2024/06/13
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I'm afraid

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元となった辞書の項目

I'm afraid

せっかくですが..., 残念だけど..., 残念ながら...だと思う《that ...》 / 申し上げにくいのですが...《to say that ...》/ ...を恐れている《of ...》 / ...の安否を心配する《for ...》

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せっかくですが、今夜のパーティーには参加できないと思います。

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解説

以下では、英語の定型表現「I'm afraid」について、学習者に向けた詳しい解説を行います。マークダウン形式で整理しているので、ぜひ参考にしてください。


1. 基本情報と概要

英語表記: I’m afraid

日本語訳: 「申し訳ありませんが」「残念ですが」「恐れ入りますが」 など

品詞: 定型表現(厳密には “afraid” は形容詞ですが、「I’m afraid」として決まった用法が存在します)

CEFR レベル: B1(中級)


  • A1(超初心者): 挨拶・自己紹介レベル

  • A2(初級): 簡単な日常会話レベル

  • B1(中級): 少し複雑な文を扱うレベル

  • B2(中上級): 会議・議論など専門的なトピックにも対応

  • C1(上級): 高度な語彙・表現を使いこなすレベル

  • C2(最上級): ネイティブに近い運用力

意味と使い方

「I’m afraid」は、相手に悪い知らせを伝えたり断りを入れたりする際に、「申し訳ありませんが...」「残念ですが...」というニュアンスで用いられます。直接的な否定や不快感をやわらげる役割があります。非常にポライト(丁寧)な表現なので、ビジネスでも日常会話でもよく使われます。

活用形・他品詞形


  • “I’m afraid” は定型の形で、活用形はありません。

  • 「afraid」は形容詞ですが、「be afraid of ~」(~が怖い)という形でも使用されます。

  • 「afraid」を副詞形「afraidly」などには通常しません。

  • 「fear」(名詞)、 「fearful」(形容詞)、 「fearless」(形容詞)など、同根語は多数ありますが、「I’m afraid」との用法は少し違う場面で使います。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「I’m」 = 「I am」

  • 「afraid」 = 形容詞。「怖がっている」「恐れる気持ちを持っている」という意味。

ここから転じて、「相手に言いにくいことを述べる」にあたってクッションとして使う表現になりました。

関連する表現やコロケーション(10例)


  1. I’m afraid so.


    • (申し訳ないですが)残念ながらそうです。


  2. I’m afraid not.


    • (申し訳ないですが)残念ですがそうではありません。


  3. I’m afraid I can’t help you with that.


    • (申し訳ありませんが)それについてはお手伝いできません。


  4. I’m afraid you’re mistaken.


    • (恐れ入りますが)あなたは間違っているかもしれません。


  5. I’m afraid I have to disagree.


    • (申し訳ありませんが)反対せざるを得ません。


  6. I’m afraid I don’t have enough information.


    • (申し訳ありませんが)十分な情報を持ち合わせていません。


  7. I’m afraid there has been a misunderstanding.


    • (恐れ入りますが)誤解があったようです。


  8. I’m afraid you will have to wait.


    • (恐れ入りますが)待っていただく必要があります。


  9. I’m afraid it’s out of stock.


    • (申し訳ありませんが)在庫切れです。


  10. I’m afraid I’m not available tomorrow.


    • (申し訳ありませんが)明日は都合がつきません。



3. 語源とニュアンス

語源


  • 「afraid」は中英語で “affrayed” (過去分詞形) に由来し、古フランス語 “affraier”(= to frighten, 怖がらせる) から来ています。

  • 「恐れ」を表す意味が中心でしたが、丁寧に「言いにくいことを言う」際のクッション表現としても発展的に使われるようになりました。

ニュアンス・使用上の注意


  • 丁寧な言い方: 相手への配慮や礼儀正しさを示します。

  • マイナスな情報を伝える文脈: 悪い知らせ・断り書きなどに前置きして使われます。

  • カジュアルかフォーマルか: ビジネスレターから日常会話まで幅広く使えますが、どこか控えめな印象を与えます。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • “I’m afraid + (節)”

  • “I’m afraid (that) ~” ※ “that” はしばしば省略される

イディオム・関連表現


  • “I'm afraid so/not.”(肯定/否定をやわらかく伝える)

  • 「be afraid of ~」は「~を恐れている」という文字通りの意味であり、「I’m afraid+文」とは使い方が異なります。

他動詞・自動詞など


  • 「I’m afraid」は「I am + 形容詞」なので、他動詞・自動詞の区別は特にありません。

  • 「afraid」を使う文例としては「She is afraid of spiders.」(彼女はクモが怖い)などがありますが、こちらは「of」のあとに目的語が来る構文です。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I’m afraid I can’t join the party tonight.”

    (ごめん、今夜のパーティーに参加できないんだ)

  2. “I’m afraid this is the wrong address.”

    (残念だけど、ここは違う住所みたいだよ)

  3. “I’m afraid my phone is about to die.”

    (悪いけど、スマホの充電がもう切れそうなんだ)

ビジネス(丁寧・フォーマル)


  1. “I’m afraid our schedule is fully booked this week.”

    (申し訳ございませんが、今週はスケジュールが埋まっております)

  2. “I’m afraid we cannot offer a refund under our policy.”

    (恐れ入りますが、当社の規定上払い戻しはできかねます)

  3. “I’m afraid I’ll have to reschedule our meeting.”

    (申し訳ありませんが、ミーティングをリスケジュールさせていただきたいです)

学術的・フォーマル文章


  1. “I’m afraid the results do not support the initial hypothesis.”

    (残念ながら、結果は当初の仮説を支持しません)

  2. “I’m afraid I disagree with your interpretation of the data.”

    (恐れ入りますが、そのデータの解釈には反対です)

  3. “I’m afraid further research will be required.”

    (残念ながら、さらなる研究が必要になるでしょう)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “I’m sorry to say…”


    • (申し訳ありませんが)と謝罪を強めに表す場合


  2. “Unfortunately…”


    • 「残念ながら」:よりストレートだがややフォーマル


  3. “Regrettably…”


    • “unfortunately” よりもさらに改まった印象


反意語

「I’m afraid」に明確な反意語はありませんが、肯定的に言いにくいことを伝える場合に使う例としては “I’m happy to say…” などが挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)

強勢(アクセント)


  • “aFRAID” の第二音節 “-fraid” にアクセントがあります。

  • “I’m” と “afraid” のあいだに軽いリエゾンが起こることがあります (あいまい母音 [ə] が弱く発音される)。

よくある間違い


  • 「afraid」を [əfraɪd] ではなく [afraɪd] と強く発音してしまうなど。

  • “I’m” を “I am” と読むこと自体は問題ありませんが、会話では縮約形を使うのが自然です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 「I’m afraid」の本来の意味を意識せず「私は怖い」と誤解してしまう。

  2. “I’m afraid of 〇〇” の「~が怖い」という用法と、「I’m afraid (that) …」の用法を混同する。

  3. “I’m afraid” を使わずに「No!」など強い否定をして無礼に聞こえるケースがある。ビジネスシーンや丁寧さが求められる場面では「I’m afraid」を挟む方がよい。

  4. TOEIC・英検などでもビジネスメール・会話のセクションでクッション言葉としての “I’m afraid” が頻出。丁寧表現として覚えておくと良い。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「afraid」=「恐怖を感じる」というイメージが強いですが、英語では丁寧に断るための“言いにくさ”を表す便利なフレーズ。

  • “I’m afraid” は「残念だけど制度上できない」「申し訳ないけどそれは難しい」といったときに必須のクッション言葉だとイメージすると覚えやすいです。

  • スペリングで “afaid” や “afriad” と書き間違えしないよう、 “af-r-a-i-d” という綴りを意識しましょう。


以上が “I’m afraid” の詳細解説です。「申し訳ない気持ち」を英語でスムーズに伝えたいときに非常に役立つので、ぜひ活用してください。

意味のイメージ
I'm afraid
意味(1)

せっかくですが..., 残念だけど..., 残念ながら...だと思う《that ...》

意味(2)

申し上げにくいのですが...《to say that ...》

意味(3)

...を恐れている《of ...》

意味(4)

...の安否を心配する《for ...》

頻出英熟語500 / リスニング問題

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