最終更新日:2024/06/13
正解を見る

afford to

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

afford to

《can ~ do》…できる余裕がある / …できる状態にある《do》, (事)が起こってもかまわない

このボタンはなに?

新しい車を買う余裕があります。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語・表現: “afford to”

品詞: 動詞フレーズ(「afford」は動詞)

意味(英語):


  • To have enough money, time, or resources to do something.

意味(日本語):


  • 何かをするために必要なお金や時間に余裕がある

  • やっても問題が起こらない範囲で実行できる

「afford to ~」は、「~する余裕がある」というニュアンスを持っています。主に「お金・時間・余裕」という観点で、「~できる(または許容範囲)」を表すときに使われます。たとえば「I can afford to buy this car.(この車を買う余裕がある)」のように使われます。日常会話でもビジネスの場でも使われる、比較的よく使う表現です。

活用形一例(動詞 “afford”):


  • 現在形: afford

  • 過去形: afforded

  • 過去分詞: afforded

  • 現在分詞: affording

他の品詞への変化例:


  • 形容詞: affordable(手頃な価格の)

  • 名詞: affordability(手頃さ、購入可能性)

CEFRレベル: B1(中級)

「日常会話や少し複雑な文脈で用いられる表現です。比較的よく耳にするフレーズでもあるので、中級レベルあたりで自然と習得したい語句です。」


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語や接尾語から成り立つというよりは、“afford”自体が一語です。

  • “afford” の中には明確な接頭語・接尾語がはっきり分離できる形ではありません。

詳細な意味


  • “afford (to do something)” は「(経済的・時間的に)~するだけの余裕がある」という意味。

  • 「したくてもできない」場合には、否定形の “cannot afford to...” がよく使われます。

関連語・派生語


  • affordable (形): 手頃な価格の

  • affordability (名): 支払い能力、手頃さ

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. can afford to buy … (…を買う余裕がある)

  2. can’t afford to lose …(…を失う余裕はない)

  3. can afford the time to …(…する時間の余裕がある)

  4. afford a house / car(家や車を買う余裕がある)

  5. afford to take a risk(リスクをとる余裕がある)

  6. cannot afford to waste …(…をむだにする余裕がない)

  7. can barely afford to …(かろうじて…する余裕がある)

  8. can ill afford to …(本当は…する余裕がない)

  9. afford the luxury(贅沢する余裕がある)

  10. afford to miss(逃す余裕がある、またはない)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “afford” は中英語で “afforden” として使われていた言葉が由来とされます。

  • ラテン語の “ad-” (方向を示す) と、ゲルマン系動詞 “fordan/forthan”(進む、前進する)などの要素が融合し、もともと「~を与える」「何かを可能にする」のような意味合いを持っていた、といわれています。

ニュアンス・使用場面


  • 「~するだけの金銭的・時間的余裕がある」という現実的な状況を示し、ポジティブにもネガティブにも使われます。

  • “can’t afford to do” は、切迫感を伴う意味合い(「それをする余裕は本当にない」)で使われることが多いです。

  • 口語でも書き言葉でもよく使われ、フォーマル・カジュアル両方の会話で普通に用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞的に目的語をとる場合: “afford something”

    例: I can afford a new phone.

  • 「to不定詞」を伴う場合: “afford to do something”

    例: I can’t afford to travel abroad this year.

よく使う構文


  1. “S + can/cannot afford + O”


    • 例: We can afford a holiday once a year.


  2. “S + can/cannot afford + to do”


    • 例: I can’t afford to make any mistakes.


  3. “can ill afford + to do”


    • 例: We can ill afford to lose another key player.



  • 通常「can」や「cannot」と合わせて使うことが多いですが、“be able to afford to do” のように “be able to” とも組み合わせ可能です。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I really want a new laptop, but I can’t afford to buy one right now.”

    (新しいノートパソコンが欲しいけど、今は買う余裕がないんだ。)


  2. “Can you afford to take a day off this week?”

    (今週、休みを1日取る余裕ある?)


  3. “We can afford to treat ourselves to a nice dinner tonight.”

    (今夜はちょっといいディナーを楽しむ余裕があるよ。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “The company can’t afford to lose any more clients.”

    (会社としてはこれ以上顧客を失う余裕はない。)


  2. “We can afford to invest in new technology given our budget surplus.”

    (予算に余裕があるので、新しい技術に投資できます。)


  3. “They can ill afford to delay this project any further.”

    (彼らにはこのプロジェクトをこれ以上延期する余裕がほとんどない。)


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Students often cannot afford to purchase expensive reference books.”

    (学生はしばしば高価な参考書を買う余裕がないことが多い。)


  2. “The research institute can afford to expand its laboratory facilities using public grants.”

    (その研究所は公的助成金を用いて、研究施設を拡張する余裕がある。)


  3. “Most scholars cannot afford to neglect interdisciplinary studies in modern academia.”

    (現代の学問においては、多くの研究者が学際的研究を無視する余裕はない。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “have the means to”(~する手段がある)


    • 意味は似ているが、金銭以外にもあらゆる手段を指すことが多い。


  2. “be able to spare”(余裕を割ける)


    • 時間・お金などを割けるニュアンス。会話では口語的に使う。


  3. “manage to”(何とかやりくりして~する)


    • 「どうにかこうにか実現する」という含意で、ニュアンスがやや異なる。


反意語


  • “cannot afford to”「~する余裕がない」

  • よりはっきり反意で言うなら、“be unable to pay for/buy/do” のような表現もある。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • イギリス英語 (BrE): /əˈfɔːd/

    • アメリカ英語 (AmE): /əˈfɔːrd/ または /əˈfɔrd/


  • どちらの場合も「第2音節の ford に強勢」がきます。


  • アメリカ英語は “r” の音をはっきりと発音し、イギリス英語では “r” はほぼ聞こえないことが多いです。


  • よくある間違いは、「アフォード」と「エフフォード」のように母音や子音を誤って発音すること。実際には /ə-/ で始まり、強勢が後ろにきます。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “afford” の綴りを “affort” や “effort” と混同しないように注意。

  • 「can afford to do」と「afford to do」は同じ意味ですが、口語では “can” をつけて使われることが多いです。

  • TOEICや英検などでも「can’t afford to」のように「~する余裕がない」形が頻出。時制や助動詞との組み合わせを問う問題が出る場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “afford” の “ford” は、もともと「浅瀬を渡る」の”ford”と同じ綴り。川の浅瀬を渡るには余力が要るニュアンスをイメージすると、「~をできる余裕がある」と覚えやすいかもしれません。

  • “can’t afford to ...” とネガティブに使われることも多いので、「何かをするのに必要なものがちょうどある/ない」という感覚で捉えると理解しやすいでしょう。

  • スペリングでは “af” + “ford” と区切って、川の浅瀬 “ford” がある、とイメージすると間違いにくくなります。

以上が “afford to” の解説になります。お金や時間に関する使い方が多いので、覚える際には「経済的・時間的に余裕があるかどうか」をイメージすると定着しやすいですよ。

意味のイメージ
afford to
意味(1)

《can ~ 》…できる余裕がある《do》, ...を持てる余裕がある

意味(2)

…できる状態にある《do》, (事)が起こってもかまわない

頻出英熟語500 / リスニング問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★