最終更新日:2024/06/13
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lead to

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元となった辞書の項目

lead to

(道などが)...に通じる / を引き起こす,の原因となる

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この道はビーチに通じます。

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解説

1. 基本情報と概要

単語(フレーズ): lead to

品詞: 句動詞(phrasal verb)

意味(英語): to cause something to happen; to result in a particular outcome

意味(日本語): ある結果を引き起こす、~につながる

「lead to」は「~へ導く」「~という結果をもたらす」というニュアンスで使われます。働きかけや原因から、自然な結果・結末に至るイメージが強い表現です。日常会話でもビジネスでも、比較的よく使われます。


  • 活用形:


    • 「lead」は不規則動詞です。

    • 現在形: lead

    • 過去形: led

    • 過去分詞: led

    • 「lead to」は句動詞のため、動詞部分「lead」の活用形が変化します: leads to / led to / leading to など。


  • 他の品詞形:


    • lead(n.)「先頭」や「(鉛筆の)芯」「鉛(化学元素)」などの意味をもつ名詞

    • leading(adj.)「主要な」「先導する」などの形容詞


  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)


    • B1: 中級 → 日常会話で用いられる動詞をある程度理解できる

    • B2: 中上級 → 様々な話題で因果関係を述べるような表現を使いこなすレベル



2. 語構成と詳細な意味


  • lead: 「導く」や「先頭に立つ」という動詞

  • to: 前置詞や不定詞マーカーとして働くことも多いが、ここでは「到達点」を示す前置詞の感覚

「lead to」は「導く(lead)」+「~に(to)」の組み合わせで、「~という状態・結果に導く」という因果を表します。

関連フレーズ・コロケーション(10例)


  1. lead to success


    • 成功につながる


  2. lead to confusion


    • 混乱を招く


  3. lead to an increase in sales


    • 売上増加につながる


  4. lead to misunderstanding


    • 誤解を生む


  5. lead to a conclusion


    • 結論に至る


  6. lead to further investigation


    • さらなる調査につながる


  7. lead to significant change


    • 大きな変化をもたらす


  8. lead to a crisis


    • 危機を招く


  9. lead to marriage


    • 結婚へ至る


  10. lead to a dead end


    • 行き詰まりに至る



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語の「lædan」(導く)に由来し、ラテン語の「ducere」(導く)とも同系統とされています。道案内や方向性を与えるニュアンスが強い言葉です。

  • 歴史的な使用: もともとは「誰かを先頭に立って導く」という意味が中心でしたが、比喩的に「原因が結果を導く」方向へも意味が広がっていきました。

  • 注意すべきニュアンス:


    • 単に「~へ行く」のではなく、「何かが原因となって最終的にこうなる」というニュアンス。

    • どちらかというとカジュアル・フォーマルどちらでも使える表現ですが、ビジネス文書や論文などのフォーマルな場面で特に因果関係を説明するときによく使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 基本構文:

    [主語] + lead(s) + [目的語] + to + [結果/状態]

    例) This change led the company to success.


  • 自動詞/他動詞:


    • 「lead」は他動詞、自動詞どちらにもなり得ますが、「lead to」の形では自動詞的な用法(「~につながる」)として使うことが多いです。

    • 他動詞として「lead someone to somewhere」は「(人)を~へ連れて行く」「導く」という意味を取り、少しニュアンスが変わります。


  • フォーマル/カジュアル:


    • 日常会話でも使えますが、論理的・因果関係を説明するときによく使うため、レポートやビジネスシーンでも好まれます。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Skipping breakfast often leads to overeating later.”

    (朝食を抜くと、あとで食べすぎることにつながるよ。)


  2. “Taking a wrong turn led us to a beautiful hidden beach.”

    (間違った道に入ったおかげで、素敵な隠れビーチにたどり着いた。)


  3. “Helping others can lead to amazing friendships.”

    (人を助けることで、素晴らしい友情につながることもあるよ。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Better communication often leads to higher productivity.”

    (より良いコミュニケーションは、しばしば生産性の向上につながります。)


  2. “Our new marketing strategy led to a 20% increase in sales.”

    (新しいマーケティング戦略が、売上20%増という結果をもたらしました。)


  3. “Lack of planning can lead to project delays and cost overruns.”

    (計画不足は、プロジェクトの遅延やコスト超過につながる可能性があります。)


学術的な文脈での例文


  1. “Inadequate research data may lead to inconclusive findings.”

    (不十分な研究データは、決定的な結論を得られない原因となる可能性があります。)


  2. “Genetic mutations can lead to various diseases.”

    (遺伝子変異は様々な病気を引き起こす可能性があります。)


  3. “These factors collectively lead to social inequality.”

    (これらの要因が総合的に社会的不平等へとつながっています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. cause(引き起こす)


    • 「lead to」よりも直線的に「原因と結果」を表す場合に使われる。

    • 例: “Lack of sleep can cause serious health problems.”


  2. result in(結果として~になる)


    • 「~の結果になる」という表現。「lead to」と近いニュアンス。

    • 例: “This new policy will result in significant savings.”


  3. bring about(もたらす)


    • ややフォーマル。変化や結果を実現する意味。

    • 例: “His leadership brought about positive changes in the department.”


  4. give rise to(引き起こす)


    • より文語的で、抽象的なテーマや問題に使われることが多い。

    • 例: “This theory gave rise to new debates in physics.”


  5. contribute to(寄与する)


    • 完全原因というよりは、一因として寄与する場合に使われる。

    • 例: “His efforts contributed to the success of the project.”


反意語


  • “prevent” (防ぐ)


    • 「~に導かせない」「~が起こらないようにする」という意味で、因果関係を阻むイメージ。

    • 例: “Proper precautions can prevent accidents.”



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • lead: /liːd/

    • to: /tuː/ または /tə/(弱形)

    • 句全体: /liːd tuː/


  • 強勢(アクセント):


    • “lead” の「ee」の部分を長めに発音

    • “to” はあまり強くならない(特に日常で素早く発話する際)


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • 動詞「lead」の発音はどちらも /liːd/ でほぼ同じ

    • “to” の弱形は /tə/ になるのも同じ傾向


  • よくある発音ミス:


    • 名詞の「lead(鉛)」 /lɛd/ と混同しないこと(綴りは同じでも発音が違う)



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 「lead (リード)」の時制変化に注意:過去形・過去分詞は「led (レッド)」で発音・スペルも違う。

  • 名詞の「lead(鉛)/lɛd/」と混同しないようにする。

  • TOEICや英検などの試験で、因果関係を問う設問や、ビジネスメール文面の穴埋め問題などに出題されやすい表現。

  • 文法的に使い方は単純だが、主語(原因) + lead to + 結果 という構文を崩さないように気を付ける。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「リードする(lead)」→ 「誰か(何か)をどこかに連れて行く」というイメージ。そこに “to(~へ)” が続くと「~という結果や場所へ導いていく」という連想がしやすいです。

  • 「道案内をして目的地へ」はもちろん、「原因が結果を生み出す」という抽象的な場面でも、頭の中で「案内している絵」を思い浮かべると覚えやすいでしょう。

  • 「lead」と「to」の繋がりが強いことを意識し、音読時には自然に流れるように練習すると良いです。


以上が「lead to」の詳細な解説になります。物事の原因と結果をつなげたいときに、幅広い文脈で使える便利なフレーズです。ぜひ例文を参考にしながら実際の会話や文章に取り入れてみてください。

意味のイメージ
lead to
意味(1)

(道などが)...に通じる

意味(2)

を引き起こす,の原因となる

頻出英熟語500 / リスニング問題

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