straight away
1. 基本情報と概要
単語(表現): straight away
品詞: 副詞句(イディオムとして扱われることもあります)
意味(英語): immediately, without delay
意味(日本語): 「すぐに」「ただちに」
「straight away」は「もう少しも待たずにすぐ行う」というニュアンスで、会話でもメールでもよく使われる便利な表現です。文中で使うときは「He left straight away after the meeting.(彼は会議の後すぐに帰った)」のように、「すぐ~する」という意味合いになります。
活用形
- 「straight away」は固定表現のため、活用は特に変化しません。
- 一部で「straightaway」と1語で書かれる場合がありますが、意味や用法はほぼ同じです(特にイギリス英語でみられます)。
他の品詞形
- 「straight」(形容詞/副詞) + 「away」(副詞)の組み合わせですが、組み合わせとしては副詞句の役割を果たします。
- 「straight」を形容詞として使うと「まっすぐな」という意味(例:a straight line)
- 「away」を副詞として使うと「離れて」「向こうへ」という意味(例:to go away)
- ただし、「straight away」は一まとまりの表現として「すぐに」を表すので、他品詞形としてのバリエーションは限定的です。
CEFRレベル目安
- B1(中級): 日常会話でよく使われる表現なので、中級レベルで習得しておきたいフレーズです。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- straight: 本来は「まっすぐな」「一直線の」という意味の形容詞・副詞
- away: 「離れて」「その場から離れる」という意味の副詞
これらが組み合わさって、「すぐに動作を始める・遅れることなく行う」というニュアンスを持つようになりました。
派生語や類縁語
- straighten (動詞): 「まっすぐにする」、「整理する」
- straightforward (形容詞): 「簡単な」、「率直な」
これらは「straight」がベースになった単語です。
よく使われるコロケーション(関連フレーズ)10選
- go straight away →(すぐ行く)
- leave straight away →(すぐに出発する/すぐに去る)
- start straight away →(すぐに始める)
- reply straight away →(すぐに返信する)
- understand straight away →(すぐ理解する)
- do something straight away →(すぐに何かをやる)
- call me straight away →(すぐに電話して)
- fix it straight away →(すぐに直す)
- realize straight away →(すぐに気づく)
- come straight away →(すぐに来る)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「straight」は古英語から派生した言葉で、「まっすぐ」「正しい向き」を表す語が由来です。
- 「away」は中英語において「離れた場所へ」などを表してきました。
- 「straight away」は「まっすぐに離れる/行く」というところから転じて「すぐに」行動を起こすという意味合いになったと考えられます。
ニュアンス・使用時の注意
- イギリス英語の会話や文章でよく使われる傾向が強いです。
- アメリカ英語でも通じますが「right away」という表現のほうがやや一般的です。
- 「今すぐに行う」という強い即時性が含まれますが、カジュアルな場面・フォーマルな場面どちらでも使えます。
4. 文法的な特徴と構文
- 「straight away」は副詞句として、主に動詞を修飾し、「すぐに」という意味を付与します。
例:I’ll do it straight away. - 口語でも書き言葉でも使われますが、ややカジュアルな響きがあるため、ビジネスシーンでは「immediately」を使うほうがフォーマルな印象を与えることがあります。
5. 実例と例文
1) 日常会話での例文
“I’m running late. I should leave straight away!”
(遅れそうだから、すぐに出発しないと!)“Could you text me straight away when you arrive?”
(着いたらすぐにメッセージ送ってくれる?)“I knew straight away that something was wrong.”
(何かがおかしいとすぐにわかったよ。)
2) ビジネスシーンでの例文
“I’ll prepare the report straight away and send it to you.”
(すぐにレポートを準備して送ります。)“If there’s an issue, please inform us straight away so we can resolve it.”
(問題があれば、すぐに知らせていただければ対応できます。)“He started the project straight away after receiving approval.”
(承認を得てから彼はすぐにプロジェクトを始めた。)
3) 学術的・フォーマルな文脈での例文
“Upon discovering the anomaly, the researchers analyzed the data straight away.”
(異常を発見すると、研究者たちはすぐにデータを解析した。)“The team proceeded straight away with the next phase of the experiment.”
(チームは実験の次の段階にすぐに進んだ。)“The findings were so urgent that they were published straight away.”
(その発見は非常に重要だったので、すぐに公表された。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
immediately(すぐに)
- よりフォーマルな響き。ビジネスや公式文書に適しています。
- よりフォーマルな響き。ビジネスや公式文書に適しています。
right away(すぐに)
- アメリカ英語で一般的。カジュアルな会話でも書き言葉でも使えます。
- アメリカ英語で一般的。カジュアルな会話でも書き言葉でも使えます。
at once(ただちに)
- 「一刻も遅れずに」という強い緊迫感を示す表現。
instantly(瞬時に)
- 「一瞬で」というニュアンスがあり、動作の速さを強調する。
反意語
- later(後で)
- after a while(しばらくしてから)
- eventually(最終的に)」など
これらは「すぐに」とは反対に、時間をおいて行うことを示します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /streɪt əˈweɪ/
- イギリス英語・アメリカ英語ともに大きな差はありませんが、「straight」の母音 /eɪ/ と「away」の /əˈweɪ/ の部分でイントネーションが異なる場合があります。
- イギリス英語・アメリカ英語ともに大きな差はありませんが、「straight」の母音 /eɪ/ と「away」の /əˈweɪ/ の部分でイントネーションが異なる場合があります。
- アクセントは「a*way*」の「way」にやや強勢を置く感じになります。
- よくある誤りは「str*a*it away」のようにスペルを間違えることです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- つづりの間違い: “straight”を“strait”と書いてしまうミス。
- 「right away」との混同: アメリカ英語で「right away」を使い慣れている学習者が、イギリス英語の「straight away」と混同して混ぜてしまうことがありますが、どちらも「すぐに」の意味です。
- TOEICや英検などでの留意点: 読解問題やリスニングセクションで「すぐにやる」という意味をとる必要がある場合には、“straight away”を「ただちに」と認識しておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「straight + away」で「まっすぐ・離れる → すぐに行動する」と覚えると、イメージしやすいです。
- アメリカ英語の「right away」と同じような場面で使えるフレーズだと頭に入れておきましょう。
- スペルを覚える際は「straight」の中に「aight(エイト)」の文字列があるので、音の響きで“str + eight”を意識すると覚えやすくなるかもしれません。
以上が「straight away」の詳細解説です。日常会話からビジネスまで幅広く応用できるので、ぜひ活用してみてください。
【名】(競技場・レース場・道路などの)直線コース 【形】即刻の
直線コースの【副】すぐに, いきなり