最終更新日:2024/06/17

を見分ける,を聞き分ける / を理解する / 進展する / イチャイチャする

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元となった辞書の項目

make out

動詞

を見分ける,を聞き分ける / を理解する / 進展する / イチャイチャする

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おじいちゃんが何を言っているのか聞き取れなかった。

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解説

1. 基本情報と概要

英語表記: make out

品詞: 動詞(句動詞)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • phrasal verb(句動詞)で複数の意味を持つため、やや上級者向け。

意味と概要(英語 → 日本語)


  1. to see or understand something with difficulty → 「何かをやっと見分ける・理解する」

    「遠くてよく見えないものを、ようやく判別できるときに使います。」

  2. to write or fill in (a document) → 「書類や小切手などを作成する」

    「書類に記入するとき、特に“書き上げる”ニュアンスがあります。」

  3. to kiss or engage in physical affection (informal) → 「(カジュアルに)キスをする・イチャイチャする」

    「主に若者向けのカジュアル表現で、親密なスキンシップを指すときに使います。」

  4. to manage or get along (old-fashioned) → 「うまくやっていく・何とかやりくりする」

    「古い表現ですが、困難を乗り切る感じを示すときに使われることがあります。」

単語の活用形(動詞)


  • 原形: make out

  • 三人称単数現在: makes out

  • 進行形: making out

  • 過去形: made out

  • 過去分詞形: made out

他の品詞での例


  • 名詞的用法で “make-out session” と言うと、「イチャイチャする行為(の時間)」を指すことがあります(カジュアル・スラング寄り)。


2. 語構成と詳細な意味


  • make は「作る」「行う」などを意味する動詞です。

  • out は「外へ」「外側へ」などを表す副詞/前置詞です。

「make」と「out」が結びつき、元々は「外に何かを作り上げる、はっきりさせる」といったニュアンスから、「判別する・理解する・作成する」など多様な意味につながりました。

コロケーションと関連フレーズ(10個)


  1. make out a check → 小切手を切る

  2. make out the details → 詳細を理解する

  3. make out the handwriting → 手書きを判読する

  4. can’t make out what someone is saying → 誰かが言っていることが聞き取れない

  5. make out an invoice → 請求書を作成する

  6. make out in the dark → 暗闇の中で見極める

  7. make out with someone → (カジュアルに) 誰かとキスする・イチャつく

  8. barely make out → かろうじて理解する

  9. make out the shape → 形を見分ける

  10. make out a plan → 計画を作り上げる(作成する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「make」は古英語の “macian” に由来し、「何かを作る・行う」という基本的な動作を表します。ここに “out” がつくことで「外へ示す、浮き彫りにする」というニュアンスが加わり、最初は「何とかやりくりする」「うまくいく」という意味で使われていました。

  • ニュアンス・使用時の注意:


    • 「やっと理解する」時はフォーマル文脈でも使われますが、「イチャイチャする」の意味は非常にカジュアル・口語的です。公の場では使いにくいので注意が必要です。

    • 書面を「書き上げる」という意味はビジネスシーンでも使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 「make out + 目的語」で「何かを解釈する、見分ける」という 他動詞としても、「They made out (together in the library)」のように「キスをする・イチャイチャする」の場合は目的語無しで 自動詞的に使うこともあります。

  • フォーマル/カジュアルの使い分け


    • 「理解する」意味:比較的広いシーンでOK(日常〜フォーマル書き言葉でも)。

    • 「書類を作成する」意味:ビジネス文書内でも使われる。

    • 「イチャイチャする」意味:カジュアルで、口語的。


慣用的な構文


  • I can’t make out what you’re saying.

  • They were making out in the back seat.

  • Make out the check to “John Smith.”


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I couldn’t make out the sign in the distance.”

    (遠くの看板がよく見えなかった。)

  2. “We made out in the movie theater.”

    (映画館でイチャイチャしてた。)

  3. “Could you make out what the speaker said?”

    (スピーカーが何を言ったか聞き取れた?)

ビジネスシーン


  1. “Could you make out an invoice for this order?”

    (この注文の請求書を作成してもらえますか?)

  2. “I need you to make out a check to our supplier.”

    (仕入れ先宛ての小切手を切ってください。)

  3. “I can’t quite make out the deadline from this memo.”

    (このメモからは締め切り日がはっきりわかりません。)

学術的・フォーマル


  1. “Researchers are attempting to make out the complexities of this phenomenon.”

    (研究者たちは、この現象の複雑さを理解しようとしている。)

  2. “It’s difficult to make out the precise meaning of the ancient manuscript.”

    (古文書の正確な意味を判別するのは難しい。)

  3. “Scholars have yet to make out the full implications of the new theory.”

    (学者たちは、その新しい理論の全面的な意味合いをまだ把握しきれていない。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. figure out (~を理解する)


    • より「頭を使って解明する」ニュアンスが強い。


  2. understand (~を理解する)


    • 「全般的に理解する」という直接的な動詞。


  3. discern (見分ける)


    • 文章や会話では少しフォーマル。感覚的に「識別する」イメージ。


  4. fill out (書類などに書き込む)


    • 「書き込む」という点では類似だが、“make out” は「書類を完成させる」寄り。


  5. kiss (キスする)


    • 「make out」はより情熱的で長いキスや軽いスキンシップともなりやすい。


反意語(用法ごとの対比)


  • 認識や理解を表すとき → fail to understand(理解し損ねる)

  • 書類を書く → leave blank(空欄のままにする)

  • イチャイチャする → stay apart(離れている、接触しない)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /meɪk aʊt/

  • アクセント: “make” の「メイク」部分と “out” の「アウト」部分を同じくらいしっかり発音します。

  • アメリカ英語: [meɪk aʊt] (メイク アウト)

  • イギリス英語: [meɪk aʊt] (メイク アウト)


    • 大きな違いはありませんが、母音の微妙な違いがある場合も。


  • よくある間違い: “make” を [maːk](マー)と発音してしまうなど。しっかり [meɪk] と伸ばさずに発音してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 「make up」との混同: 「make up」は「埋め合わせをする」「化粧をする」「作り上げる」など全く別の意味になるので注意。

  • 「イチャイチャする」意味のカジュアル度: 場面を選ばないと不適切になる場合があります。正式な場で誤って使わないように。

  • スペルミス: “makeout” と続けて書かないように注意(ただし、スラング的に “make-out” とハイフンでつなぐ場合はあります)。

  • 資格試験などでのポイント: TOEICや英検などでも句動詞はよく出題される分野。文脈に合わせた意味を正しく判断する問題が多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「“make” という基本動詞に “out” = “外に出す” というイメージを重ねると、“何とか外に結論や意味を引き出す” → “理解する・見分ける” → “文書をちゃんと完成させる” という流れを想像すると覚えやすいです。」

  • イチャイチャする意味は思春期ドラマや映画でよく出てくるシーンを思い浮かべると、ストーリーとともに記憶しやすいかもしれません。

  • 勉強テクニックとしては、「make out + 目的語」「make out (with 人)」など典型的なコロケーションを一緒に覚えると混乱しにくいです。


以上が「make out」の詳細な解説です。複数の意味を持つ句動詞なので、前後の文脈やフォーマル/カジュアルの度合いをきちんと見極めながら使ってみてください。

意味のイメージ
make out
意味(1)

を見分ける,を聞き分ける

私はその筆跡を判読できなかった。

このボタンはなに?
意味(2)

を理解する

彼女が何を言っているのかわからない。

このボタンはなに?
意味(3)

進展する

彼らは数ヶ月に渡ったデートの後、ようやく進展しました。

このボタンはなに?
意味(4)

イチャイチャする, 抱擁する

彼らは公園でイチャイチャしていた。

このボタンはなに?
意味(5)

《...に》仕立て上げる,《人が...であると》もっともらしく言う(見せる)《to be》

意味(6)

うまく...を出る《make it out of ...》

頻出英熟語500 / スペリング問題

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