元となった辞書の項目
in the meantime
解説
1. 基本情報と概要
単語(フレーズ): in the meantime
品詞: 副詞句(連結、副詞的表現)
英語の意味: “meanwhile”, “during this time”, “while something else is happening”
日本語の意味: 「その間に」「一方で」「それまでの間に」
「in the meantime」は、ある出来事や状況が起こるまでの「合間の時間」を指し、その間に起こる他の行動・出来事に焦点を当てる表現です。たとえば、「会議が始まるまで時間があるから、その間にコーヒーを買いに行こう」といった場面で使われます。日常会話でもビジネスシーンでも使われる、比較的カジュアルかつ便利なフレーズです。
CEFRレベルの目安:
- B1(中級): 基本的なコトがわかる方なら、日常生活や職場などでよく使う接続表現として習得しやすいレベルです。
活用形・他の品詞
- 「in the meantime」はフレーズであり、動詞などの活用はありません。
- 類似の表現として、副詞の “meanwhile” があります。
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成
- “in” + “the” + “meantime”
- “in” + “the” + “meantime”
- mean + time
- “mean” は本来「中間」や「平均」などを意味し、ここでは「割り当てられた期間・中間の時間」というイメージから、“meantime” という名詞になっています。
- “mean” は本来「中間」や「平均」などを意味し、ここでは「割り当てられた期間・中間の時間」というイメージから、“meantime” という名詞になっています。
他の単語との関連性(派生語や類縁語)
- meanwhile: 同じ意味を持つ副詞(「その間に」、「一方で」)。
- for the time being: 「当分の間」というニュアンスで、期間がより限定的。
よく使われるコロケーション(関連フレーズ)10選
- “In the meantime, let’s wait.”
- その間に待ちましょう。
- その間に待ちましょう。
- “I’ll prepare the documents in the meantime.”
- その間に書類を準備します。
- その間に書類を準備します。
- “Check your email in the meantime.”
- その間にメールを確認してください。
- その間にメールを確認してください。
- “You can stay here in the meantime.”
- その間、ここで待っていていいですよ。
- その間、ここで待っていていいですよ。
- “He will handle the client in the meantime.”
- その間、彼が顧客対応をします。
- その間、彼が顧客対応をします。
- “Don’t worry about it in the meantime.”
- その間、そのことは心配しなくていいですよ。
- その間、そのことは心配しなくていいですよ。
- “In the meantime, I’ll get ready for the meeting.”
- その間に、私は会議の準備をしておきます。
- その間に、私は会議の準備をしておきます。
- “Please review the contract in the meantime.”
- その間に契約書を見直しておいてください。
- その間に契約書を見直しておいてください。
- “Let’s take a break in the meantime.”
- その間に休憩をとりましょう。
- その間に休憩をとりましょう。
- “In the meantime, we can brainstorm some ideas.”
- その間にアイデアを出し合いましょう。
- その間にアイデアを出し合いましょう。
3. 語源とニュアンス
語源
- 「meantime」は中英語(古い英語)で
mean
(中間)+time
(時間)から成り立ち、「中間の時間」を表します。 - その語に前置詞 “in” と定冠詞 “the” が組み合わさることで「その中間の時間に」という意味になりました。
- 「meantime」は中英語(古い英語)で
ニュアンスと使用時の注意点
- 「あることが起こるまでのつなぎ時間」を表現します。
- “in the meantime” と “meanwhile” はほぼ同義ですが、フレーズ構造(前置詞+名詞)か副詞として1語かの違いなので、文中の位置や形式に微妙な差が出る場合があります。
- カジュアルからフォーマル、書き言葉から話し言葉まで幅広く使用されます。
- 「あることが起こるまでのつなぎ時間」を表現します。
4. 文法的な特徴と構文
構文上の特徴
- 通常、文頭・文中・文末で使われ、「その間」の時間を表す副詞的な役割を果たします。
- 例: “I will cook dinner. In the meantime, could you set the table?”
- 通常、文頭・文中・文末で使われ、「その間」の時間を表す副詞的な役割を果たします。
フォーマル/カジュアルな使い分け
- フォーマルな文章であってもあまり堅苦しいニュアンスにはならないため、レポートやビジネスメールでも使用可能です。
- カジュアルな会話からビジネスシーンまで幅広く使われるため、どのような状況でも比較的自然に使えます。
- フォーマルな文章であってもあまり堅苦しいニュアンスにはならないため、レポートやビジネスメールでも使用可能です。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “We have 30 minutes before the movie starts. In the meantime, let’s grab a snack.”
- 映画が始まるまで30分あるから、その間に軽い食べ物でも買おう。
- 映画が始まるまで30分あるから、その間に軽い食べ物でも買おう。
- “I’m charging my phone. In the meantime, I’ll read a book.”
- スマホを充電してるから、その間に本を読むよ。
- スマホを充電してるから、その間に本を読むよ。
- “Dinner will be ready soon. In the meantime, do you want to watch TV?”
- もうすぐ夕飯ができるよ。その間、テレビを見る?
- もうすぐ夕飯ができるよ。その間、テレビを見る?
ビジネスシーンでの例文
- “The conference call is set for 3 p.m. In the meantime, please review the main points.”
- テレカンは午後3時に設定されています。それまでの間に要点を見直してください。
- テレカンは午後3時に設定されています。それまでの間に要点を見直してください。
- “Our proposal is under review. In the meantime, we should prepare a backup plan.”
- 提案は現在審査中です。その間にバックアッププランを用意しておきましょう。
- 提案は現在審査中です。その間にバックアッププランを用意しておきましょう。
- “We’re waiting for the supplier’s response. In the meantime, let’s organize the necessary documents.”
- 供給業者からの返答を待っています。その間に必要書類を整理しましょう。
- 供給業者からの返答を待っています。その間に必要書類を整理しましょう。
学術的・フォーマルな文脈での例文
- “The experiment results will arrive next week. In the meantime, we will analyze the preliminary data.”
- 実験の結果は来週届きます。その間に、予備データを解析します。
- 実験の結果は来週届きます。その間に、予備データを解析します。
- “The committee’s decision is pending. In the meantime, researchers will continue collecting data.”
- 委員会の決定はまだ保留です。その間、研究者たちはデータ収集を続けます。
- 委員会の決定はまだ保留です。その間、研究者たちはデータ収集を続けます。
- “Funding has been approved, but the funds are not yet released. In the meantime, we are preparing the project structure.”
- 研究費は承認されましたが、まだ資金が下りていません。その間に、プロジェクトの構成を準備しています。
- 研究費は承認されましたが、まだ資金が下りていません。その間に、プロジェクトの構成を準備しています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- meanwhile(日本語: その間に)
- “in the meantime” とほぼ同じ意味だが、前置詞句ではなく単独の副詞。
- 例: “I’m making dinner. Meanwhile, could you wash the dishes?”
- “in the meantime” とほぼ同じ意味だが、前置詞句ではなく単独の副詞。
- for the time being(日本語: 当面の間)
- 「当分の間・しばらくの間」というニュアンスが強く、時間的長さがもう少し曖昧。
- 例: “For the time being, let’s keep using this approach.”
- 「当分の間・しばらくの間」というニュアンスが強く、時間的長さがもう少し曖昧。
- at the same time(日本語: 同時に)
- 「同時に」や「一方で」と訳されるが、意味が「同じタイミングで」という点で少し異なる。
- 「同時に」や「一方で」と訳されるが、意味が「同じタイミングで」という点で少し異なる。
- meanwhile(日本語: その間に)
反意語
- 明確な反意語(「その間の時間でない」)はありません。ただし文脈によって「今すぐ」「直ちに」などの対比で immediately(ただちに)を使うことはあります。
- 明確な反意語(「その間の時間でない」)はありません。ただし文脈によって「今すぐ」「直ちに」などの対比で immediately(ただちに)を使うことはあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ɪn ðə ˈmiːn.taɪm/
- イギリス英語: /ɪn ðə ˈmiːn.taɪm/
- アメリカ英語: /ɪn ðə ˈmiːn.taɪm/
- 強勢(アクセント)
- “mean” の部分に強勢が置かれ、/ˈmiːn.taɪm/ となります。
- “mean” の部分に強勢が置かれ、/ˈmiːn.taɪm/ となります。
- よくある発音の間違い
- “meantime” を /ˈmin.tɪm/ のように短く発音したり、/meˈan.taɪm/ のように区切るミスがあるので注意しましょう。
- “meantime” を /ˈmin.tɪm/ のように短く発音したり、/meˈan.taɪm/ のように区切るミスがあるので注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “mean” + “time” であるため、”meantime” を “maintime” と書いてしまうことがある。
- “mean” + “time” であるため、”meantime” を “maintime” と書いてしまうことがある。
- 同音異義語との混同
- “mean” が「意味する」「意地悪な」と混同されることがあるが、「中間」を表す “mean” と文脈での区別が必要。
- “mean” が「意味する」「意地悪な」と混同されることがあるが、「中間」を表す “mean” と文脈での区別が必要。
- 試験対策(TOEIC・英検など)
- 接続・副詞表現の問題や読解問題で、段落をつなぐ文脈を問う際に出題されることが多いです。
- 接続・副詞表現の問題や読解問題で、段落をつなぐ文脈を問う際に出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “Mean” を「中間」とイメージして “middle time” と覚えるとわかりやすいかもしれません。
- 「A を待っている間に B をする」という状況で使われると覚えると応用できる幅が広がります。
- スペリングは “mean”(意味する/中間)+ “time”(時間)と意識して書くとミスを減らせます。
「in the meantime」は、日常からビジネスまで幅広く使える便利なフレーズです。短い英語の接続表現を覚えることで、会話や文書の流れがスムーズになるので、ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
その間にも, そうしているうちに
意味(2)
それまでの間は
意味(3)
さて話は変わって, ところで