最終更新日:2024/06/13

...時半, ...時30分すぎ

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元となった辞書の項目

half past

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解説

以下では、「half past」という表現をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語表記: half past

日本語訳: 「~時半」(例: half past seven → 7時半)

品詞: 慣用表現(フレーズ)

CEFRレベル目安: A1 (超初心者)


  • 時間を表す基本的な英語表現なので、初級学習者でも早い段階で学ぶ単語・フレーズです。

概要

「half past」は、特定の時刻に対して「30分後」を示す慣用表現です。たとえば “half past seven” は、「7時30分」を意味します。日常会話では「7時半」と普通に時間を表す場面で使われ、とてもよく用いられます。


2. 語構成と詳細な意味


  • half: 「半分」を意味する語

  • past: 「過ぎている」という意味や前置詞としての「~を過ぎて」などの語

「half+past」で「時刻が半分過ぎている」というニュアンスになり、つまり「~時半」を指すことになります。

関連する単語・派生語など


  • half (形容詞/名詞): 「半分の」「半分」

  • past (前置詞/副詞/形容詞/名詞): 「~を過ぎて」「過去の」「過去」

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. half past one(1時半)

  2. half past two(2時半)

  3. half past midnight(真夜中の0時半)

  4. half past noon(正午の12時半)

  5. half past five in the morning(朝の5時半)

  6. half past seven this evening(今晩7時半)

  7. meet at half past(〜時半に会う)

  8. it’s exactly half past(ちょうど〜時半だ)

  9. leave at half past(〜時半に出発する)

  10. around half past(〜時半ごろ)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 「half」は古英語「healf」から来ており、「半分」を意味します。

    • 「past」は古フランス語やラテン語などを経て英語に入った語で、「~を過ぎた状態」を表します。


  • 歴史的背景・ニュアンス:


    • 古くから時計が一般的に使われるようになって以来、「時刻が半分過ぎた状態」を表す便利なフレーズとして使われてきました。


  • 注意点や感情的ニュアンス:


    • 非常に日常的でカジュアルな表現です。フォーマルな文章でも時間を示すのに使われることがありますが、ビジネス文書などでは数字表記「7:30」とすることも多いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 使い方:

    “It’s half past + [時刻]” という構文が最も一般的です。

    また、“At half past + [時刻], ...” のように前置詞 at と組み合わせて使われることもあります。

  • 可算・不可算の区別:


    • 「half past」は時刻を表すフレーズで、名詞・形容詞などとは違い可算・不可算の概念からは外れます。


  • フォーマル/カジュアル:


    • 日常会話で非常によく見られるカジュアル寄りの表現。大変フォーマルな文書では「7:30」のように数字で示すことが多いです。



5. 実例と例文

日常会話 (3文)


  1. “What time is it?” — “It’s half past six.”

    (何時? — 6時半だよ。)

  2. “Let’s meet at half past noon for lunch.”

    (12時半にお昼ごはんを食べるために会いましょう。)

  3. “My alarm goes off at half past five every morning.”

    (朝は毎日5時半に目覚ましが鳴るんだ。)

ビジネス (3文)


  1. “The meeting is scheduled for half past two in the conference room.”

    (会議は会議室で2時半からの予定です。)

  2. “Could we reschedule the call to half past three?”

    (電話会議を3時半に変更してもよろしいですか?)

  3. “We need to finish this report by half past five at the latest.”

    (最遅でも5時半までにこのレポートを仕上げる必要があります。)

学術的な文脈 (3文)


  1. “The lecture will begin at half past ten in the main auditorium.”

    (講義はメインホールで10時半に始まります。)

  2. “I usually start data analysis around half past nine in the lab.”

    (普段はラボで9時半頃からデータ分析を始めます。)

  3. “We’ll have a break at half past one to discuss further findings.”

    (さらなる調査結果を話し合うために1時半に休憩を取りましょう。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    • “(数字) thirty” (例: seven thirty → 7時30分)

    • こちらは数字表記を組み合わせて使い、口語でも「seven thirty」と言うことが多いです。一方で「half past seven」はより伝統的な言い方です。

    • “thirty minutes after ~” (例: thirty minutes after seven → 7時30分)

    • 少し説明的でフォーマルな響きがあります。


  • 反意語:


    • 時間表現なので直接的な反意語はありませんが、いわゆる「~時前」を表す “to” との対比で学ぶことが多いです(“half to eight” は主に北欧やドイツ語圏の発想で、英語圏ではこの言い方は一般的ではありません)。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記:


    • アメリカ英語: /ˌhæf ˈpæst/ または /ˌhæf ˈpæst/

    • イギリス英語: /ˌhɑːf ˈpɑːst/


  • 発音上の注意:


    • アメリカ英語では「half」の /æ/ の音がわりと明確に発音され、「past」の /æ/ と似たような発音になります。

    • イギリス英語では「half」が /hɑːf/、「past」が /pɑːst/ と、口をやや広くして長めに「アー」と発音します。


  • よくある発音ミス:


    • 「harf (ハーフ)」と誤って「r」を入れてしまうケース

    • 「past」を /pʌst/ とか /pæst/ を混同するケース



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “haf past” や “halfpast” のようにくっつけてしまう。

  • 同音異義語との混同: 「pass」と「past」の区別 (“Half pass?” と書かないように注意)。

  • 試験対策: 英検やTOEICなどのリスニングパートで「時刻」の問題としてよく出てきます。“half past” を「(数字)時半」と聞き取れるように注意してください。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “half” は「半分」、 “past” は「過ぎる」 → 「時刻を半分過ぎている」

  • 「〜時半」として直感的に「30分後」をイメージしましょう。

  • 時計を見るイメージとあわせて、数字の「30」と “half past” が簡単にリンクしやすくなります。


以上が「half past」の詳細な解説です。時計を読むときや、友人との待ち合わせ時間を伝えるときなど、日常でよく登場するフレーズなので、ぜひ覚えて使ってみてください。

意味のイメージ
half past
意味(1)

...時半, ...時30分すぎ

頻出英熟語500 / スペリング問題

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