最終更新日:2025/10/18

あらゆる..., いろいろな種類の..., 多くの... / いくらでも...がある /《~ things》なんでもかんでも

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元となった辞書の項目

all sorts of

あらゆる..., いろいろな種類の..., 多くの... / いくらでも...がある /《~ things》なんでもかんでも

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解説

以下では英語表現 all sorts of をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

「all sorts of」


  • 品詞: 慣用句・フレーズ (idiomatic phrase)

  • 意味 (英語): many different kinds of, a large variety of

  • 意味 (日本語): 「あらゆる種類の〜」、「さまざまな〜」

「all sorts of」は「たくさんの種類・さまざまなバリエーション」を表す表現です。日常会話でも非常によく使われ、「all sorts of things(いろいろな物)」「all sorts of people(いろいろな人)」などと、広い意味で「さまざまであること」を強調するニュアンスを持ちます。

難易度(CEFR レベル)


  • B1(中級): 「たくさんの種類がある」ということを表す、比較的よく目にする日常的なフレーズなので、中級程度に位置づけされます。

活用形・関連品詞


  • all sorts of は固定表現ですが、同じ意味で all kinds ofall manner of と言い換えも可能です。

  • 「sort」は名詞で「種類・タイプ・種別」を表します。動詞で「sort (something) out(何かを分類する / 解決する)」という使い方もあります。

  • 「sort of」は「ちょっと〜」「〜みたいな」という曖昧なニュアンスを持つ別のフレーズです(例: I'm sort of tired = 「ちょっと疲れた感じ」)。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • all + sorts + of


    • all: 「すべての」

    • sorts: 「種類(複数形)」

    • of: 「〜の」


  • 直訳すると「すべての種類(複数)の〜」ということになり、「あらゆる種類の〜」という意味になります。

派生語や類縁語


  • sort(名詞): 「種類・タイプ」

  • sort out(動詞句): 「整理する」「問題を解決する」

  • assorted(形容詞): 「さまざまな種類がある」「詰め合わせの」

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. all sorts of things → (いろいろなもの/こと)

  2. all sorts of people → (いろいろな人)

  3. all sorts of problems → (いろいろな問題)

  4. all sorts of places → (いろいろな場所)

  5. all sorts of ideas → (いろいろなアイデア)

  6. all sorts of reasons → (いろいろな理由)

  7. all sorts of opportunities → (いろいろな機会)

  8. all sorts of information → (いろいろな情報)

  9. all sorts of stories → (いろいろな物語/話)

  10. all sorts of events → (いろいろな行事/イベント)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「sort」は中世英語で、古フランス語の “sort” (種類、くじ、運)に由来し、さらにラテン語の “sors” (くじ、運命)がルーツです。「運命を分ける、選ぶ」というニュアンスから派生して「種類を分ける」という意味につながりました。

  • 「all sorts of」は歴史的に、「あらゆる種類・さまざまなパターン」の豊富さを強調する表現として日常や文書で使われてきました。

使用上の注意・ニュアンス


  • カジュアルな会話からフォーマルな文書まで幅広く使えますが、よりフォーマルにしたい場合は a wide variety of などを使うこともあります。

  • 「とにかくいろいろあるんだよ」という気持ちを強調するときに便利な言い回しです。


4. 文法的な特徴と構文


  • all sorts of + [複数名詞]all sorts of + [不可算名詞] として用いられます。

    例: **all sorts of** ideas, **all sorts of** advice

  • 可算名詞が来る場合は通常複数形(things, people, ideasなど)を使いますが、不可算名詞(information, furnitureなど)の場合は単数形で受ける場合もあります。

  • カジュアル/フォーマル両方で使えますが、あまり硬い文章よりは日常的・会話的な文章に多く登場する印象です。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. I have all sorts of snacks in my kitchen.

    (台所にいろんな種類のおやつがあるよ。)

  2. She listens to all sorts of music, from pop to jazz.

    (彼女はいろんな種類の音楽を聞くんだ。ポップからジャズまでね。)

  3. There are all sorts of reasons why he might be late.

    (彼が遅れる可能性はいろいろあるよ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. We offer all sorts of services to meet our clients’ needs.

    (顧客のニーズに応えるため、私たちはさまざまなサービスを提供しています。)

  2. Our marketing team has proposed all sorts of strategies for the new product launch.

    (マーケティングチームは、新商品の発売に向けていろいろな戦略を提案しています。)

  3. The project team faced all sorts of challenges during the development phase.

    (開発段階でプロジェクトチームはいろいろな課題に直面しました。)

学術・フォーマルな文脈での例文


  1. Researchers have encountered all sorts of variables that affect the experiment’s outcomes.

    (研究者たちは実験結果に影響を与えるあらゆる変数に直面してきた。)

  2. The study examines all sorts of data from various demographics.

    (本研究はさまざまな層のあらゆる種類のデータを調査している。)

  3. Experts have proposed all sorts of theories regarding climate change.

    (専門家たちは気候変動についてさまざまな理論を提案してきた。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. all kinds of → 同じく「いろいろな種類の〜」

  2. a wide variety of → どちらかと言うとややフォーマル。「非常に幅広い種類の〜」

  3. various → 「さまざまな」という形容詞一語

  4. an array of → 「多様な」「ずらりと並んだ」感が強い

  5. a range of → 「幅広い種類の〜」という意味

ニュアンスの違いとしては、all sorts of が一番カジュアルかつ口語的表現です。フォーマルな論文などでは a wide variety ofa range of をよく見かけます。

反意語


  • ※「まったく種類がない」ことを表す直接的な反意表現はあまりありませんが、文脈的に


    • limited range of (限られた種類の)

    • only one type of (たった一種類の)

      などが対比として使われることがあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語: /ɔːl sɔːts əv/

    • アメリカ英語: /ɔːl sɔːrts əv/ または /ɑːl sɔːrts əv/ (地域差あり)


  • アクセント:


    • allsorts をはっきり発音することが多いです。


  • よくある間違い:


    • sorts の /sɔːrts/ の発音が曖昧になりやすいので注意しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペル: 「all sorts of」を「all sort of」と単数形で書いてしまうミスに注意。正しくは「sorts(複数形)」です。

  • 単語の省略: 口語では all sorts o' のように「of」が弱音化して聞こえづらいときがあります。リスニングでは注意が必要です。

  • 文法試験: 英検・TOEIC などのテストで直接出題されることは少ないですが、読解問題やリスニング問題で「all sorts of」=「さまざまな」と理解できると便利です。

  • 同音異義語との混同: sortsought(seek の過去・過去分詞形)は音が似ている場合もあるので注意。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方: 「sorts = 種類 → “all sorts” = ありとあらゆる種類」というイメージで覚えましょう。

  • イメージ: 種類がたくさん入っているお菓子の詰め合わせを思い浮かべると「all sorts of candy(いろいろな種類のお菓子)」というイメージがつかみやすいです。

  • スペリングのコツ: sorts の最後に「s」を付け忘れないようにすることがポイントです。


以上が all sorts of の詳細解説です。日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使える、便利なフレーズなのでぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
all sorts of
意味(1)

あらゆる..., いろいろな種類の..., 多くの...

意味(2)

いくらでも...がある

意味(3)

《~ things》なんでもかんでも

頻出英熟語500 / スペリング問題

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