元となった辞書の項目
good at
解説
以下では「good at」について、できるだけ詳しく解説します。ぜひ学習に役立ててみてください。
1. 基本情報と概要
意味(英語・日本語)
- 「good at」: 「~が得意である」「~が上手である」を意味する表現です。
例)I’m good at cooking.(私は料理が得意です。)
「人が特定の分野や作業において上手だ」というニュアンスを表すときに使われます。シンプルですが、日常会話で非常によく使われるフレーズです。
品詞と活用形
- 「good」は形容詞(adjective)です。
- 比較級:better(例:I’m better at singing than dancing.)
- 最上級:best(例:He’s the best at playing chess in our class.)
- 比較級:better(例:I’m better at singing than dancing.)
- 「at」は前置詞(preposition)です。活用はありません。
他の品詞形や関連形
- 「good」が副詞となる形は原則ありませんが(※「well」が文法上“good”の副詞的役割をすることが多い)、下記のように名詞や別の品詞に変化した単語・同根の単語があります。
- goodness(名詞): 善、よいこと
- better(形容詞 / 副詞 / 名詞 など)
- goodness(名詞): 善、よいこと
CEFRレベル
- A2(初級)~B1(中級): 「good」自体はA1レベルですが、「be good at ...」という熟語表現として定着させるのに少し慣れが必要なため、A2〜B1程度のフレーズと考えられます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「good」 + 「at」の組み合わせで、「good」は「優れている」「上質の」という形容詞、「at」は「〜(場所・対象)に対して」という意味を持つ前置詞です。
- 「be good at + 名詞/動名詞」で「〜がうまい/得意だ」の意味を作ります。
派生語や類縁語
- 「be better at ~」: 「〜がもっと上手だ」
- 「be best at ~」: 「〜が最も上手だ」
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- be good at math(数学が得意)
- be good at cooking(料理が得意)
- be good at sports(スポーツが得意)
- be good at languages(語学が得意)
- be good at solving problems(問題解決が得意)
- be good at drawing(絵を描くのが得意)
- get better at something(何かが上達する)
- good at multitasking(同時進行が得意)
- good at communicating(コミュニケーションが得意)
- good at organizing events(イベントの企画が得意)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「good」は古英語「gōd」に由来し、「優れた」「有益な」「ふさわしい」などの広い意味合いを持っていました。
- 「at」も古英語「æt」に由来し、「場所」や「対象」を示す前置詞として使われ続けてきました。
- 「good at」の形は、日常会話で比較的カジュアルな表現として用いられます。
ニュアンス・使用時の注意
- ポジティブな印象を与えるため、友好的な会話や自己紹介などでよく用いられます。
- フォーマルな文面であっても大きく問題はありませんが、よりフォーマルな場面では「proficient at/in」や「skilled at/in」が使われる場合もあります。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文
- 「S + be + good at + 名詞/動名詞」
例)He is good at writing reports.(彼はレポートを書くのが得意だ。)
ポイント
- 「at」の後ろは名詞か動名詞(~ing)の形が続くのが一般的です。
例)I’m good at soccer. / I’m good at playing soccer. - カジュアルでもフォーマルでも使えるが、ビジネス文書などかしこまった場では「skilled at / proficient in」なども検討するとよいです。
5. 実例と例文
以下、使用シーン別に例文を紹介します。
(1) 日常会話 (カジュアル)
- I’m good at cooking Italian food.(イタリア料理が得意だよ。)
- He’s good at telling jokes.(彼はジョークを言うのが上手い。)
- My sister is really good at drawing manga characters.(妹は漫画のキャラクターを描くのが本当に上手です。)
(2) ビジネスシーン
- She’s good at negotiating with clients.(彼女は顧客との交渉が得意です。)
- We need someone who is good at managing deadlines.(締め切り管理が得意な人が必要です。)
- He’s good at making presentations concise and clear.(彼はプレゼン資料を簡潔でわかりやすくするのが上手いです。)
(3) 学術的・フォーマルな文脈
- She’s good at statistical analysis.(彼女は統計分析が得意です。)
- Many researchers are good at writing academic papers but struggle with public speaking.(多くの研究者は学術論文を書くのは得意だが、人前で話すのは苦手と感じることが多い。)
- I want to improve my skills because I’m not good at data visualization yet.(まだデータ可視化が得意ではないので、スキルを向上させたいです。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- skilled at/in ~(~に熟達している)
- proficient in ~(~に精通している)
- adept at ~(~に巧みである)
- talented at ~(~の才能がある)
これらはいずれも「何かが上手」「熟達している」という意味ですが、フォーマル度やニュアンスがやや異なります。
- proficient/adept はより専門性高いニュアンス
- talented は生まれつきの才能やセンス強調
反意語
- bad at ~(~が苦手である)
- poor at ~(~がめっぽう苦手である)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ɡʊd æt/
- イギリス英語: /ɡʊd æt/
- アメリカ英語: /ɡʊd æt/
- 「good」の母音 /ʊ/ の発音がカギになります。
- アメリカ英語とイギリス英語で大きな差はありませんが、若干イギリス英語の方が「ʊ」の音がやや短めになる場合があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 前置詞の混乱
- 「good at ~」と言うべきところを「good in ~」や「good for ~」と間違えないようにしましょう。
- 「good at ~」と言うべきところを「good in ~」や「good for ~」と間違えないようにしましょう。
- スペルミス
- 「good」を「god(神)」と書き間違えないように注意。
- 「good」を「god(神)」と書き間違えないように注意。
- 比較級と最上級
- 「better at ~」「best at ~」の使い分けが必要です。
- 「better at ~」「best at ~」の使い分けが必要です。
- 試験対策
- TOEICや英検など各種試験でも、熟語として「be good at」を問う問題が出やすいです。「be good at doing」や「be good at something」の形を押さえておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「good at」は「~のところ(at)が良い(good)」→「その分野において優れている」というイメージで覚えると定着しやすいです。
- 自分が「good at」だと思う内容を実際に書き出して英作文にしてみるとよいでしょう。
- 「good」は日常で目にしやすく、「at」も前置詞で丁寧にセットで覚えると、ミスが減ります。
以上が「good at」の詳細解説です。日常会話だけでなくビジネスや学術的な文脈でも多用される、大切な表現のひとつです。ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
《be ~》...が得意である, ...が上手である