最終更新日:2024/06/17

《the~》...を見ること, ...の景色, ...の光景 /《a ~》多数の... / 《at ~》...を見てすぐ / 《can't bear stand the ~》...が大嫌いである / 《catch get have ~》...を見つける /《in ~》...が見えるところに / 《lose ~》...を見失う

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元となった辞書の項目

sight of

the~》...を見ること, ...の景色, ...の光景 /《a ~》多数の... / 《at ~》...を見てすぐ / 《can't bear [stand] the ~》...が大嫌いである / 《catch [get, have] ~》...を見つける /《in ~》...が見えるところに / 《lose ~》...を見失う

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解説

1. 基本情報と概要

「sight of」は「〜を目にすること」「〜を見たときの光景」「〜を見た瞬間」のような意味合いを表すフレーズです。

英語では “the sight of (名詞/状況)” という形で使われることが多く、「◯◯を見たとき」に注目して、その視覚的・心理的な印象や反応を表します。たとえば “the sight of blood (血を見たときの光景)” や “the sight of the ocean (海を見たときの光景)” のように使います。「このような光景を目にすると、こういう感情や反応になる」というニュアンスを持ち、とても日常的によく使われる表現です。


  • 品詞:


    • “sight” は 名詞、“of” は 前置詞

    • このフレーズ全体としては「名詞+前置詞」のかたまりで、特定の視点や光景を指し示します。


  • 活用形:


    • “sight” 自体は名詞なので、特別な活用変化(動詞のような時制変化など)はありません。

    • 動詞形 “to sight” (目撃する、見つける) も存在しますが、“sight of” のフレーズはあくまで名詞として使います。


  • 他の品詞になったときの例:


    • 動詞 “to sight”: “We sighted land after a long journey.”(長い航海の末、陸地を見つけた)

    • 名詞 “a sight”: “That castle is quite a sight!”(あの城はなかなかの見ものだ)


  • CEFRレベルの目安: B1(中級)


    • “sight” はA1/A2レベルの超基本語彙ではありませんが、日常会話でもよく登場し、主観的な感情を伴う文脈でも使われるため、中級レベル(B1)くらいの学習者が身につけておきたい語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • “sight”


    • 語幹: “sight” (視覚、視界、光景)

    • 接頭語・接尾語: 特にありません(“sight”はそれ自体で成立する単語)


  • “of”


    • 前置詞で、「〜の」「〜に関する」といった意味を表します。


関連語や派生語


  • insight (洞察)

  • oversight (見落とし、監督)

  • foresight (先見の明)

フレーズ「sight of」は「◯◯を見たときの状態」や「◯◯という光景」という意味合いに特化しており、目にしたものに対する強い印象や反応を表すときに特に使われます。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. the sight of blood → 血を見た光景

  2. the sight of a sunset → 夕日を見た光景

  3. the sight of an accident → 事故現場を見た光景

  4. the sight of food → 食べ物を見たときの光景

  5. the mere sight of (something) → ただ◯◯を見ただけで

  6. can’t stand the sight of (something) → ◯◯を見るだけでも我慢できない

  7. catch sight of (something) → ◯◯をちらりと目にする/見かける

  8. lose sight of (something) → ◯◯を見失う

  9. the first sight of (someone/something) → ◯◯を初めて見た瞬間

  10. faint at the sight of (something) → ◯◯を見て気を失う


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    “sight” は古英語の “siht” (または “gesiht”) に由来し、「見ること」「視覚」を表す言葉でした。そこから現代英語でも「目に映るもの」「見え方」「光景」を指すようになりました。


  • 歴史的用法・ニュアンス:

    昔から “the sight of 〜” という形で、「〜を目にしたとき」「〜が視界に入ったとき」という意味で用いられ、感情的・心理的な反応について言及するときにも使われてきました。


  • 使用時の注意点・ニュアンス:

    “the sight of ...” は、ポジティブにもネガティブにも使えますが、とくに「嫌悪感」「恐怖」「驚き」を表す場合に頻繁に用いられます。たとえば “the sight of blood” は典型的に「血を見て気分が悪くなる」という文脈でよく使われます。逆に、美しい風景を前にして「それを目にすること自体が素晴らしい」という意味にも用いられます。


  • 口語/文章・カジュアル/フォーマル:

    日常的にもビジネスコミュニケーションでもシンプルに使われる言い回しです。フォーマル・カジュアルどちらでも自然に使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 一般的な構文:


    • “(Somebody) + (verb) + at the sight of + (something).”

      例: “He flinched at the sight of the snake.” (彼はヘビを見てびくっとした)

    • “The sight of + (something) + (verb) + (somebody) + (adverb).”

      例: “The sight of fireworks filled her with joy.” (花火を見た光景が彼女を喜びで満たした)


  • イディオム:


    • “Can’t stand the sight of (something)” →「〜を見るのも耐えられない」

      例: “I can’t stand the sight of bugs.” (虫を見るのも耐えられない)


  • 名詞の可算・不可算:


    • “sight” は状態や概念として扱うときは主に不可算名詞のように使われがちですが、「珍しいもの」「面白いもの」として数えるときには “a sight” のように可算扱いになります。

    • “the sight of ◯◯” は「◯◯という光景」という特定のイメージなので、基本的には “the sight of” の形が定型的に使われます。



5. 実例と例文

ここでは日常会話、ビジネス、学術的文脈でそれぞれ3つずつ例文を示します。

日常会話


  1. “I nearly fainted at the sight of that huge spider in my room!”

    (部屋にいた大きなクモを見て、危うく気絶しそうになったよ!)

  2. “She couldn’t help smiling at the sight of her family waiting at the airport.”

    (空港で家族が待っているのを見て、彼女はつい笑顔になってしまった。)

  3. “The sight of freshly baked bread always makes me hungry.”

    (焼きたてのパンを見るといつもお腹がすく。)

ビジネス


  1. “The sight of our product displayed at the conference excited all the team members.”

    (カンファレンスで自社製品が展示されているのを目にして、チーム全員が興奮した。)

  2. “Investors were encouraged by the sight of strong sales figures for the quarter.”

    (投資家たちは四半期の堅調な売上数字を見て、心強く思った。)

  3. “He froze at the sight of a big crowd waiting for him to speak.”

    (彼はスピーチを待っている大勢の聴衆を見て固まってしまった。)

学術的な文脈


  1. “Researchers were astonished at the sight of new bacterial colonies forming overnight.”

    (研究者たちは、一晩で形成された新しい細菌コロニーを見て驚愕した。)

  2. “The sight of the aurora borealis has long fascinated astronomers and physicists alike.”

    (オーロラの光景は、長い間天文学者や物理学者を魅了し続けてきた。)

  3. “The sight of ancient artifacts in the excavation site provided key insights into the civilization.”

    (発掘現場にある古代の遺物を見たことで、その文明について重要な洞察が得られた。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. “view of” → 「〜の眺め」


      • “The view of the city from the tower is breathtaking.”(塔からの街の眺めは息をのむように美しい)

      • “sight of” はより「見て瞬間的に感じる印象」、 “view of” は「景色や視界」としてどちらかというと場面や風景をもう少し定常的に表すニュアンスがあります。


    2. “vision of” → 「〜の幻影」「〜のイメージ」


      • “He had a vision of world peace.”(彼には世界平和のビジョンがあった)

      • かなり抽象的・概念的な語感で、実際に眼で見る「光景」よりも心の中で思い描く「ビジョン」を指すことが多いです。


    3. “glimpse of” → 「〜を一瞬ちらっと見ること」


      • “I caught a glimpse of the celebrity.”(有名人をちらっと見かけた)

      • “sight of” よりも短い、ほんの一瞬の「ちら見」を強調します。



  • 反意語に近い概念


    • “absence of sight”/“lack of sight” → 「見えないこと」「視力がないこと」という全く逆の状況を表しますが、日常的に「反意語」として使われるわけではありません。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • “sight” → /saɪt/

    • “of” → /əv/(弱形), /ɒv/(主にイギリス英語), /ʌv/(アメリカ英語 口語でもしばしば /əv/ と発音)


  • アクセント


    • “sight” の1音節目 “saɪt” に強勢がきます。

    • “of” は弱形になりやすく、まず母音が曖昧音 /ə/ になる場合が多いです。


  • よくある発音の間違い


    • “site” /saɪt/ との混同に注意。(スペリングも homophone で同じ音。)

    • “sight of” を “site of” と書き間違えるケースがありがちです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “sight (視覚・光景)” と “site (場所)”, “cite (引用する)” は発音が同じでも綴りと意味が全く異なります。

  • 同音異義語との混同: “sight” と “site” を混同すると誤解を招きます。文脈を意識して区別しましょう。

  • 試験対策: TOEIC や英検などで出題される場合、「見たものに対する反応を描写する文脈」で出てくることが多いです。たとえば “He couldn’t believe the sight of …” (〜の光景を信じられなかった) などの表現がリスニングや長文読解に登場します。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「light」に“S”がくっついたイメージで“sight”


    • 「光(light)」を視覚(sight)に変えるように、light に“s”がついたら“見る”ことに関係する単語になる、とイメージすると覚えやすいかもしれません。


  • “catch sight of” で「チラ見」


    • “catch sight of” は「一瞬目に入る」というイメージが強いので、モノを視界で“キャッチ”するイメージで覚えると定着しやすいです。



以上が “sight of” の詳細解説です。日常会話からビジネス、学術的シーンまで幅広く使われる表現なので、ぜひこの機会に慣れてみてください。

意味のイメージ
sight of
意味(1)

《a ~》多数の...

意味(2)

《at ~》...を見てすぐ

意味(3)

《can't bear [stand] the ~》...が大嫌いである

意味(4)

《catch [get, have] ~》...を見つける

意味(5)

《in ~》...が見えるところに

意味(6)

《lose ~》...を見失う

頻出英熟語500 / スペリング問題

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