元となった辞書の項目
male
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: male
品詞: 名詞(形容詞としても使われる)
- 英語での意味: “a male person or animal” (男性・雄)
- 日本語での意味: 「男性」または「雄」
「male」は生物学的性差を示す場合や、男女を区別して表記する場合などに使われます。一般的に「男性」「男の人」「雄の動物」といった文脈で登場し、ややフォーマルなニュアンスで用いられることが多いです。
活用形(名詞の場合):
- 単数形: male
- 複数形: males
他の品詞になったとき:
- 形容詞: male (例: male voice「男性の声」, male friend「男性の友人」)
CEFRレベル目安: A2(初級)
- 「male」「female」などの基本的な男女区別用語は比較的早い段階で学習する単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: “male”
接頭語や接尾語を持たない比較的シンプルな語形です。
関連性・派生語
- female (名詞/形容詞): 「女性」「雌」
- masculine (形容詞): 「男性的な」
- man (名詞): 「男(性)」
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- male and female → 男性と女性
- male dominance → 男性優位
- male behavior → 男性の行動パターン
- male perspective → 男性の視点
- male population → 男性人口
- male role model → 男性としてのロールモデル
- male companion → 男性の付き添い/連れ
- a single male → 独身男性
- male athlete → 男性のアスリート
- male infant → 男児
(いずれも「male」の後に名詞を置く形、または “male” + “and” + “female” のような形式で使われます。)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古フランス語の “masle” に由来し、ラテン語では “masculus”(男性的な、雄の)などに関連があります。中世英語で “male” として定着しました。
- 歴史的使用: 「男らしさ」「男性の特徴」を示す際にも長く使われてきましたが、現代英語では生物学的性差や書類上の性別記載など、より形式的・一般的に用いられる傾向があります。
- ニュアンスや使用時の注意点:
- “male” はややフォーマルもしくは生物学的・書類上の表現です。口語では普通 “man” を使うことが多いです。
- 動物などの雄を指す場合には、専門書や科学論文でよく使われます。
- 人間の性別を示す場合、公的な文章や申請書などフォーマルな文脈で見られます。
- “male” はややフォーマルもしくは生物学的・書類上の表現です。口語では普通 “man” を使うことが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞: 可算名詞
- 例: “He is a male.” / “Many males participated.”
- 例: “He is a male.” / “Many males participated.”
- 形容詞: 「男性の~」「雄の~」
- 例: “He has a typically male voice.”
- 例: “He has a typically male voice.”
一般的な構文
- “male + 名詞” で「男性の~」、「雄の~」を表す (形容詞的用法)。
- 短い名詞句として使う場合は “a male” のように冠詞を伴う。
- フォーマルかやや中立的な文章、学術文献、あるいは申請書などで使用される傾向が強いです。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “She gave birth to a male puppy.”
(彼女は雄の子犬を産んだんだよ。) - “I think that male over there is our new neighbor.”
(あそこにいる男性が新しい隣人だと思う。) - “The survey wants me to check ‘male’ or ‘female’.”
(アンケートには「男性」か「女性」をチェックするように書いてあるよ。)
ビジネスシーンでの例文
- “We have more male applicants this year than last year.”
(今年は昨年より男性の応募者が多いです。) - “Please indicate whether the client is male or female in the report.”
(報告書でクライアントの性別が男性か女性か示してください。) - “There’s a discussion about increasing the number of male representatives in the committee.”
(委員会で男性代表の数を増やすかどうか議論が行われています。)
学術的な文脈での例文
- “The study focuses on male reproductive physiology in mammals.”
(この研究は哺乳類のオスの生殖生理学に焦点を当てています。) - “A significant difference was observed between male and female participants.”
(男性と女性の参加者間には顕著な差異が見られました。) - “Male migratory patterns in birds indicate seasonal reproductive behavior.”
(鳥のオスの渡りのパターンは季節的な繁殖行動を示している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- man (名詞): 「男」
- 「male」はフォーマル・生物学的カテゴリーで使われることが多い一方、「man」はもっと日常的な言い方です。
- guy (名詞): 「男、やつ」
- カジュアルな言い方。フレンドリーな会話で使われる。
反意語
- female (名詞/形容詞): 「女性、雌」
- 「male」の直接的な対義語。生物学的、あるいは男女区分として。
「male」はより形式張ったニュアンスがあり、書類あるいは学術的記述などで使われることが多い点が「man」などとの違いです。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /meɪl/
- アクセント: “meɪl” の一音節語で、語頭の “m” に続く「エイ」の部分をはっきり発音します。
- アメリカ英語とイギリス英語: どちらもほぼ同じ /meɪl/ ですが、地域による微妙な差がある場合は meɪɫ 程度の違いがあります。
- よくある間違い: 同音異義語 “mail”(郵便)と混同しやすいですが、スペルが異なります。意味が全く違うので文脈で判断しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “male” と “mail” の混同。
- 用途に応じた表現: 日常会話において、「男の人」を指すときは “male” よりも “man” を使う場面が多いです。公的/学術的な文脈では “male” を使用するのが普通です。
- 試験対策: 英検やTOEICでも、性差や動物の雄・雌を区別する文脈などで選択肢に登場する可能性があります。「生物学的なオスを表す専門書でよく使われている」と認識しておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “male” と “mail” の違いを意識: スペリングは A と I の順番が変わるだけでも全く別の単語。
- 性別欄などで頻出: 書類で
Male / Female
としてよく目にするため、実際に見かけたら即座に意味をイメージすると記憶に残りやすいです。 - 途中の“a”を意識: “female” に比べて “male” は短い → “fe” + “male” と比較することで覚えやすいかもしれません。
以上が名詞「male」の詳細解説です。生物学や正式書類、学術文献でよく出てくるため、一度使い方を押さえておくと便利です。
意味のイメージ
意味(1)
男性;(動物の)雄,雄性植物