カチリと音がする / 《英俗》〈男女が〉意気投合する;(…と)カチッと気が合う《+with+名》 / 《話》成功する,うまくいく / 《話》(…に)分かる,のみこめる《+with+名》 / …'を'カチリと鳴らす
click
カチリと音がする / 《英俗》〈男女が〉意気投合する;(…と)カチッと気が合う《+with+名》 / 《話》成功する,うまくいく / 《話》(…に)分かる,のみこめる《+with+名》 / …'を'カチリと鳴らす
1. 基本情報と概要
単語: click
品詞: 動詞 (名詞として使われることもあります)
英語と日本語での意味
- 英語: to press a button on a device (such as a mouse) or to make a short, sharp sound like a “click.”
- 日本語: マウスのボタンを押す、または「カチッ」という短く鋭い音を出すこと。
「click」は、パソコンのマウスのボタンを押すときに使われたり、カチッと何かがはまる感覚を表すときに使われる単語です。音が鳴るような短い動作や、物事が急に理解できるようになる瞬間にも使われます。
活用形
- 原形: click
- 過去形: clicked
- 過去分詞形: clicked
- 現在分詞形(動名詞含む): clicking
他の品詞形
- 名詞: a click(例:マウスの「クリック」音、自動販売機のコインがはまるときの「カチッ」という音 など)
CEFRレベルの目安
- B1(中級): 基本的な会話で使われる単語であり、ITや日常会話でもよく登場するため、比較的早い段階で習得できる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
「click」は擬音語が由来とされるため、はっきりした接頭語・接尾語や語幹といった形には分解しにくい単語です。“音の模倣”から派生した語と考えられています。
派生語・関連語
- clicker: 「クリックする装置(リモコンやドッグトレーニング用の道具)」
- clickable: 「クリックできる(ボタンやリンクなど)」
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- click a button(ボタンをクリックする)
- click on a link(リンクをクリックする)
- double-click(ダブルクリックする)
- click the mouse(マウスをクリックする)
- click into place(カチッとはまる/理解が完璧にはまる)
- right-click(右クリックする)
- click with someone(相手と相性が合う、通じ合う)
- click open(カチッと音を立てて開く)
- left-click(左クリックする)
- click through(クリックして特定のページや手続きなどを進む)
3. 語源とニュアンス
語源
「click」という単語は、もともと「カチッ」という音を表す擬音(オノマトペ)が語源です。中英語期にも類似の音声模倣語があったとされ、ものが触れ合う瞬間の短い鋭い音を表す言葉として使われていました。
使用時のニュアンス
- 何かが急に理解できるときにも “It just clicked!”(急に分かった/ピンときた)という表現が使われます。
- 人と人がうまくいく際にも “We just clicked immediately.”(すぐに意気投合した)などと使われます。
- ビジネス文書で “Please click on the link below” などの指示文によく登場するため、フォーマルな場面からカジュアルな場面まで幅広く使うことができます。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞としての使い方
例: “Click the button.”(ボタンをクリックする)- 「何をクリックするか」が目的語として明確に続きます。
自動詞としての使い方
例: “The door clicked shut.”(ドアがカチッと閉まった)- 音を表すときは自動詞として機能し、直接目的語は取りません。
よくあるイディオム的表現
- “click with someone”: 人と意気投合する
- “click into place”: 完全に理解する、カチッとはまる
- “click with someone”: 人と意気投合する
使用シーン
- カジュアル: “Click on this for more info!”(もっと情報を得るにはここをクリックしてね!)
- フォーマル: “Please click on the provided link to access our official document.”(公式書類にアクセスするには、記載のリンクをクリックしてください。)
- カジュアル: “Click on this for more info!”(もっと情報を得るにはここをクリックしてね!)
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Could you click on that photo to enlarge it?”
(その写真をクリックして拡大してくれる?) - “Everything just clicked when I solved the puzzle.”
(パズルを解いたときに、全てが一気に分かったんだ。) - “I didn’t click with him right away, but we get along pretty well now.”
(最初は彼と意気投合しなかったけど、今ではかなり仲良くやってるよ。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Please click on the link in the email to verify your account.”
(アカウントを認証するために、メール内のリンクをクリックしてください。) - “If the icon doesn’t respond, try right-clicking it and selecting ‘Open.’”
(アイコンが反応しない場合は、右クリックして「開く」を選択してみてください。) - “Once you click the submit button, your application will be processed officially.”
(送信ボタンをクリックすると、正式に申請が処理されます。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “For this online survey, participants were instructed to click specific images based on their answers.”
(このオンライン調査では、回答に応じて指定された画像をクリックするように指示されました。) - “When users click the stimulus too quickly, the data may not reflect accurate reaction times.”
(被験者が刺激をあまりに速くクリックすると、正確な反応時間が得られない可能性があります。) - “Our experiment suggests that students tend to click away from the assignment page if it’s not engaging enough.”
(私たちの実験によると、学生は十分に興味が持てないと課題のページからすぐに離脱(クリックして移動)する傾向があります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- tap(軽くたたく/タップする)
- スマートフォンやタブレット画面をタップするときに使います。
- スマートフォンやタブレット画面をタップするときに使います。
- press(押す)
- ボタンなどを強めに押すときに使いますが、マウスのクリックよりはやや力強い印象があります。
- ボタンなどを強めに押すときに使いますが、マウスのクリックよりはやや力強い印象があります。
- select(選択する)
- リンクやコマンドを選ぶときに使いますが、実際の操作表現というより機能的な意味合いが強いです。
反意語
直接の反意語はありませんが、操作としては「unclick」という表現がまれにUI関連などで使われることがあります(選択を外すイメージ)。ただし一般的ではありません。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /klɪk/
- アメリカ英語: [klɪk]
- イギリス英語: [klɪk]
- アクセントは1音節なので特に位置は問題になりません。
- 日本人学習者は “cl” の子音連続に注意しましょう。「ク」+「ル」ではなく、一気に “kl” と発音するイメージです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “clic” などと最後の “k” を忘れがち。
- 同音異義語はないが、近い発音: “clique” (/kliːk/) とは発音や意味が異なるので注意。 (“clique” は徒党・派閥)
- 試験での出題傾向: TOEICや英検などで、IT関連の説明や指示文の中に登場することが多いです。画面遷移などの問題文で「click on the link」などの表現がよく見られます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「カチッ」と音がなるイメージ: マウスを押したり、スイッチを押したときの「カチッ」という擬音に直結しているので、音をそのまま覚えるとよいです。
- “cl” に注意する: “click” の “cl” は「クル」と言うより「クッ(短い)」+「ル」のイメージです。
- 覚え方としては、自分の頭の中でクリックの音を再生しながらつぶやくと定着しやすいかもしれません。
「click」はコンピュータ操作や音にまつわる動作、または人との相性にまで広く使われる便利な単語です。擬音語から派生したワンシラブル(1音節)の言葉なので、発音・スペル共にシンプルですが、使いどころは多彩です。気軽に使ってみましょう。
カチリと音がする
《英俗》〈男女が〉意気投合する;(…と)カチッと気が合う《+with+名》
《話》成功する,うまくいく
《話》(…に)分かる,のみこめる《+with+名》
…'を'カチリと鳴らす