元となった辞書の項目
chief
IPA(発音記号)
解説
以下では、名詞“chief”について、できるだけ詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
英単語: chief
品詞: 名詞 (ただし形容詞にもなる)
意味 (英語)
- A leader, head, or person in the highest position within an organization or group.
意味 (日本語)
- 「長」「リーダー」「責任者」「最高位の人」を指す言葉です。
- 組織や集団で一番上に立つ人のことを表す単語です。偉い人、トップの人というニュアンスがあります。
活用形
- 名詞としては、単数形:chief / 複数形:chiefs
他の品詞例
- 形容詞: chief(「主要な」「最も重要な」)
例)My chief concern is safety.(私の主な懸念は安全です) - 副詞: chiefly(「主として」「大部分は」)
CEFRレベルの目安
- B2(中上級): 「chief」という単語自体はそれほど難解ではありませんが、組織構造やリーダーシップに関する文脈で頻繁に使われるため、中上級学習者向けの単語といえます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「chief」はラテン語の「caput」(頭)を語源とし、フランス語(chef)を経由して英語に入りました。
- 接頭語・接尾語など明確な構成ではなく、単一形で使われる単語です。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- Chief executive officer (最高経営責任者)
- Chief financial officer (最高財務責任者)
- Fire chief (消防署長)
- Police chief (警察署長)
- Village chief (村長)
- Tribal chief (部族長)
- Chief architect (主任建築士)
- Chief engineer (主任技師)
- Chief negotiator (主任交渉官)
- Chief among (~の中で最も重要な)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「chief」は、古フランス語の「chef」(頭、リーダー)から派生しており、その語源はラテン語の「caput」(頭)にさかのぼります。頭やトップという概念から転じて、「指導者」「最上位者」という意味になりました。
ニュアンス・使用時の注意
- 主に組織のトップを指す厳粛・フォーマルな印象があります。
- 軍隊や警察、業界団体などの公式の長にもよく使われる語です。
- 「chief of police」や「fire chief」のように役職名にも組み込まれますが、親しみやすいイメージよりも正式な場で使われる単語です。
使われるシーン
- 報道やニュース記事、ビジネス文書などフォーマルな文脈。
- 日常会話でも、役職を強調するときには使われることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞:chiefは人を指す名詞としては可算名詞です。
- 例:two chiefs, many chiefs
- 形容詞としてのchief:最も主要な・重要なという意味で使われることがあります。
- 例:His chief complaint is about safety.(彼の一番の不満は安全面です)
一般的な構文/イディオム
- “He is the chief of …” – 「彼は…の長だ」
- “Chief among them is …” – 「中でも最も重要なのは…だ」
- イディオムというよりは、役職名や称号に直接使われる場合が多い(chief of staffなど)。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “My uncle is the chief of the local fire department.”
(私の叔父は地元の消防署長です。) - “Who’s the chief of this organization?”
(この組織の責任者は誰ですか?) - “She became the village chief after the election.”
(彼女は選挙の後、村長になりました。)
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
- “I had a meeting with the chief operating officer yesterday.”
(昨日、最高執行責任者とミーティングがありました。) - “Our chief is focusing on expanding into new markets.”
(私たちのトップは新しい市場への拡大に注力しています。) - “The chief negotiator will present our final proposal tomorrow.”
(主任交渉官が明日、私たちの最終提案を提示します。)
学術的・公的文脈での例文 (3つ)
- “The tribe’s chief holds significant authority in decision-making processes.”
(その部族の長は、意思決定過程において重要な権限を持っています。) - “According to the court ruling, the police chief must implement new regulations.”
(裁判所の判決によると、警察署長は新しい規定を実施しなければなりません。) - “The chief of staff plays a pivotal role in coordinating government policies.”
(首席補佐官は政府の政策を調整する上で中心的な役割を担います。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- leader(リーダー)
- より一般的に「先導者」「指導者」を指す。職位だけでなく自然発生的なリーダーも含む。
- より一般的に「先導者」「指導者」を指す。職位だけでなく自然発生的なリーダーも含む。
- head(長)
- 部門や組織のトップを指すが、やや書類上・肩書き上のニュアンスが強い。
- 部門や組織のトップを指すが、やや書類上・肩書き上のニュアンスが強い。
- boss(上司)
- 親しみ・口語的で、フォーマル感は“chief”よりも低い。
- 親しみ・口語的で、フォーマル感は“chief”よりも低い。
反意語
- subordinate(部下・下位の人)
- “chief”がトップなら、反意の関係は部下や下位者が該当。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /tʃiːf/
- アメリカ英語もイギリス英語も基本的に同じ発音です。[tʃ]の音(「チ」に近い)に続く長い「ee」がポイントです。
- 単音節なので、特別なアクセントの移動はありません。
- よくある間違いとして、/ʃiːf/(“sheef”)と発音してしまうケース(“chef”と混同)や、/θiːf/(thief)と混同するケースがあるので注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: cheif と書いてしまう人が多い。iとeを逆にしないように注意しましょう。
- 発音の混同: “chief”と“chef”/“thief”はスペルや音が似ているため、混乱しやすいです。
- 試験対策: TOEICやビジネス英語関連の試験では、役職名との組み合わせ(chief executive officer, chief financial officerなど)として頻出です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- スペルを覚えるときは「i」が「e」の前に来ることを意識して、“i before e”という言葉遊びを利用するとよいでしょう。
- 頭(head)を連想させる“caput”由来の言葉なので、「一番上(トップ)の人」というイメージで覚えると定着しやすいです。
- 役職名や組織のトップのイメージを強く持っておくと、ビジネスシーンでも混乱せずに理解できるでしょう。
以上が名詞“chief”の詳細解説です。組織や集団における「長」や「トップ」として使われる重要な単語ですので、ビジネスシーンなどでぜひ活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
長,責任者,長官