(神・架空の人・奇跡など)の存在を信じる, ...がいると思う / (考え・方針・教義など)を《…として》良いと認める《as ...》 / (人の能力や判断など)を信頼する
believe in
1. 基本情報と概要
単語(表現): believe in
品詞: 動詞(句動詞・熟語として機能)
「believe in」は「~の存在を信じる」「~を信頼する」「~の価値や可能性を信じる」という意味を持つ英語表現です。
日本語では「~を信じる」「~を支持する」「~を信頼する」というニュアンスがあり、「神や宗教などを信じる」場合や、「自分自身・誰かの力や将来を信じる」といったシーンでよく使われます。
例えば、英語で「I believe in you.」は「あなたを信じているよ」という意味で、励ましや信頼の気持ちを伝えます。誰かの能力や良さを信頼しているイメージです。
活用形:
- 原形: believe in
- 過去形: believed in
- 過去分詞: believed in
- 現在分詞 / 動名詞: believing in
- 原形: believe in
他の品詞への変化例:
- 「believe」は単体で“動詞”ですが、名詞形は「belief(信念)」になります。
- 「belief in ~」は「~に対する信念・信頼」を表す名詞句として使えます。
- 「believe」は単体で“動詞”ですが、名詞形は「belief(信念)」になります。
※ CEFRレベル: B1(中級)
日常会話や少し複雑な話題で用いられる表現で、多くの英語学習者が早めに身につけるフレーズです。
2. 語構成と詳細な意味
- believe: 「信じる・信用する」という動詞。
- in: 前置詞で、通常は「~の中に」「~に関して」「~について」を表す。
- 「believe + in」になると「(~の存在や価値を)信じる・確信する」という意味の熟語・フレーズとして機能します。
関連語や派生語
- belief: 信念、確信(名詞)
- unbelievable: 信じられない(形容詞)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ10選
- believe in God
(神を信じる) - believe in yourself
(自分を信じる) - strongly believe in …
(…を強く信じる) - truly believe in …
(…を心から信じる) - believe in second chances
(セカンドチャンスを信じる) - believe in miracles
(奇跡を信じる) - believe in teamwork
(チームワークを信じる) - a firm belief in …
(…への確固たる信念) - share a belief in …
(…に対する信念を共有する) - maintain a belief in …
(…を信じ続ける)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- 「believe」は古英語の「belȳfan」(信じる)に由来し、その前はゲルマン祖語につながるとされます。「in」はラテン語系由来とも関係がありますが、英語では古くから「~の中に」という意味で使われてきました。
- 「believe」は古英語の「belȳfan」(信じる)に由来し、その前はゲルマン祖語につながるとされます。「in」はラテン語系由来とも関係がありますが、英語では古くから「~の中に」という意味で使われてきました。
歴史的な使用:
- キリスト教文化の広まりとともに「God」や「religion」などの文脈で「believe in」がよく使われてきました。
- キリスト教文化の広まりとともに「God」や「religion」などの文脈で「believe in」がよく使われてきました。
使用上の注意点・ニュアンス:
- 「believe in」は、単に「~が本当だと思う」だけではなく、「その存在や価値を真剣に信頼し、支持する」という意味合いを持ちます。比較的カジュアルな場面でも、フォーマルな場面でも使えますが、宗教的話題や個人的な価値観を表す文脈でもよく登場します。
4. 文法的な特徴と構文
基本構文:
- 主語 + believe in + 名詞(句)
- 例: “I believe in hard work.”
(私は努力を大切だと信じている)
- 主語 + believe in + 名詞(句)
否定文:
- 主語 + do not (don’t) believe in + 名詞(句)
- 例: “I don’t believe in superstitions.”
(私は迷信を信じない)
- 主語 + do not (don’t) believe in + 名詞(句)
疑問文:
- Do/Does + 主語 + believe in + 名詞(句)?
- 例: “Do you believe in fate?”
(運命を信じますか?)
- Do/Does + 主語 + believe in + 名詞(句)?
フォーマル/カジュアルの使い分け
- カジュアル: “I really believe in you!”
- フォーマル: “We believe in the principles set forth by this organization.”
- カジュアル: “I really believe in you!”
他動詞・自動詞の使い分け
- 「believe」は一般に他動詞ですが、「believe in」となる場合は前置詞 “in” を伴う「前置詞句」として扱い、「~(の価値)を信じる」という意味をとります。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“I believe in ghosts, so I never go to dark places alone.”
(幽霊を信じてるから、暗い場所には一人で行かないんだ。)“My parents always told me to believe in myself.”
(両親はいつも「自分を信じなさい」と言ってくれた。)“Do you believe in wearing masks to stay healthy?”
(健康のためにマスクをするのを信じる?/マスクは効果的だと思う?)
ビジネスでの例文(3つ)
“Our company strongly believes in continuous improvement.”
(当社は継続的な改善を強く信条としています。)“We believe in transparent communication with our clients.”
(私たちは顧客との透明性のあるコミュニケーションを信頼しています。)“It’s important for employees to believe in the company’s vision.”
(従業員が会社のビジョンを信じることが重要です。)
学術的な文脈での例文(3つ)
“Many scientists believe in the possibility of life on other planets.”
(多くの科学者は他の惑星に生命が存在する可能性を信じている。)“Some psychologists believe in the long-term benefits of mindfulness.”
(一部の心理学者はマインドフルネスの長期的な効果を信じている。)“Researchers who believe in social theories of language acquisition often emphasize interaction.”
(言語習得の社会的理論を信じる研究者たちは、しばしば相互作用を重視する。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- trust in …(~を信頼する)
- 「trust」は主に人や物事を“信頼して依存できる”ニュアンス。
- “I trust in you.” → もう少し個人への頼りや安心感が強い。
- 「trust」は主に人や物事を“信頼して依存できる”ニュアンス。
- have faith in …(~を全面的に信頼する)
- 「faith」は宗教的・深い信念に近いため、より強い確信を示す。
- “I have faith in my abilities.” → 自分の力を強く信じている。
- 「faith」は宗教的・深い信念に近いため、より強い確信を示す。
- rely on …(~を頼る)
- 「…がいないと成り立たない」のような依存のニュアンスがやや強い。
- “I rely on my team for support.” → チームのサポートに依存している。
- 「…がいないと成り立たない」のような依存のニュアンスがやや強い。
- trust in …(~を信頼する)
反意語
- doubt(疑う)
- disbelieve(信じない)
- doubt(疑う)
「disbelieve」は「まったく信じない」「強く疑う」という語感がありますが、日常会話では「doubt」のほうがよく使われます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:
- believe: /bɪˈliːv/
- in: /ɪn/
- → “believe in”: /bɪˈliːv ɪn/
- believe: /bɪˈliːv/
アクセント位置:
- 「believe」の第2音節「-lieve」に強勢が置かれます。
- 自然に素早く発音する際、「believe in」は /bɪˈliːvɪn/ (“ビリーヴィン”)のようにつながることがあります。
- 「believe」の第2音節「-lieve」に強勢が置かれます。
アメリカ英語とイギリス英語:
- 大きな差異はありませんが、アメリカ英語では「r音」が絡む単語の場合に違いが出やすいです。「believe in」自体にはそこまで大きな差はないでしょう。
- 大きな差異はありませんが、アメリカ英語では「r音」が絡む単語の場合に違いが出やすいです。「believe in」自体にはそこまで大きな差はないでしょう。
よくある発音ミス:
- 「believe」の /iː/ を短く発音して “belive” のようにならないように注意します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “belive” と書いてしまうことがよくあるので、必ず「believe」とつづりを確認する。
- “believe that” と “believe in” の混同:
- “believe that + 文章” → 「~だと信じる」
- “believe in + 名詞” → 「(名詞の存在や価値を)信じる」
- 例: “I believe that he is honest.”(彼が正直だと思う) と “I believe in his honesty.”(彼の正直さを信頼している)は微妙にニュアンスが異なる。
- “believe that + 文章” → 「~だと信じる」
- TOEIC・英検などの試験対策:
- ビジネス関連文章で「We believe in 〇〇」と企業理念を説明するケースが多い。
- 「believe in yourself」という自己肯定の文脈も読解問題やリスニングで出ることがある。
- ビジネス関連文章で「We believe in 〇〇」と企業理念を説明するケースが多い。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「believe(信じる)+in(中に)」=自分の心の中に“何からしさ”を迎え入れるイメージで覚えるとよいでしょう。
- スペルのコツ: “bel*iev*e” の「i」と「e」の位置を間違えやすいので、“I believe (I be-l-i-e-ve)”と自分で区切って唱える勉強法も使えます。
- 「神様を内側で信じる」「自分の中の力を感じる」というイメージで理解するのがおすすめです。
以上が「believe in」の詳細解説です。ぜひ日常会話からビジネス、学術的な文章まで幅広く活用してください。
(神・架空の人・奇跡など)の存在を信じる, ...がいると思う
(考え・方針・教義など)を《…として》良いと認める《as ...》
(人の能力や判断など)を信頼する