loud
1. 基本情報と概要
単語: loud
品詞: 形容詞 (adjective)
活用形: louder (比較級), loudest (最上級)
副詞形: loudly (例: “He spoke loudly.”)
名詞形: loudness (例: “The loudness of the music was overwhelming.”)
英語での意味:
• Making a lot of noise or easily heard; having a high volume.
• Also used figuratively to describe something that is very bright or intense (e.g., “a loud color”).
日本語での意味:
• 「大きな音がする」「音量が高い」
• 比喩的に「派手な」「目立つ」といった意味でも使われます。
「音が大きい」ということを示す、シンプルで初級学習者もよく使う形容詞です。日常会話で「もう少し小さい音で話して」「あの音がうるさい」などと言いたいときに便利です。
推定CEFRレベル: A2(初級)
意味がわかりやすく、日常会話で頻繁に使われる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
“loud” は短い語で、はっきりとした接頭語や接尾語はありませんが、以下のように派生形があります。
- loudly (副詞) : 「大きな音で」「派手に」
- loudness (名詞) : 「大きさ(音の)」「やかましさ」
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- loud noise → 大きな騒音
- loud music → 大音量の音楽
- loud voice → 大きな声
- loud and clear → はっきりと(聞こえる/理解できる)
- turn up the volume loud → 音量を大きくする
- a loud color → 派手な色
- speak loudly → 大きな声で話す
- loud cheer → 大きな歓声
- loud explosion → 大きな爆発音
- loud enough → 十分に大きい音量
3. 語源とニュアンス
語源:
“loud” は古英語の “hlūd” に由来するとされています。もともとは「音量の大きさ」を表す意味で使われてきました。
ニュアンスと使用上の注意:
- 「音が大きい」ことに加え、「派手な」や「けたたましい」というニュアンスを帯びることがあります。
- 「loud and clear」のように、「明確に伝わる(聞こえる)」という意味を持つイディオム的表現もあります。
- 口語では「うるさい」「耳障り」に近いニュアンスも含むことがあるので、状況に応じた使い方に注意が必要です。
- 衣服や色を表現するときには「目立ちすぎる、派手すぎる」意味を指します。これはカジュアルな場面から日常会話、ビジネスシーンでも使われることがありますが、やや口語寄りの響きが強いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞としての “loud” は、be動詞の補語(例: “The music is loud.”)としても使われますし、名詞の前で修飾語(例: “a loud noise”)としても使うことができます。
- 比較級: louder / 最上級: loudest
- 「loudly」は副詞なので動詞を修飾し、「音量や声が大きい様子」を強調します (例: “She spoke loudly.”)。
イディオム・構文例
loud and clear: 「はっきりと(聞こえる・伝わる)」
- 例: “Your message came across loud and clear.”
- 例: “Your message came across loud and clear.”
be loud (in …): 場合によっては「…を声高々に訴える」のような構文で表されることもあります。
- 例: “He was loud in his protests.”(彼は大きな声で抗議した)
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “Could you turn down the TV? It’s a bit loud.”
(テレビの音量を下げてもらえますか? ちょっと大きすぎます。) - “The music at the party was way too loud for me.”
(パーティーの音楽は私にはうるさすぎました。) - “He always speaks so loud on the phone!”
(彼はいつも電話でやたら大きな声で話します!)
(2) ビジネスシーン
- “Please make sure the microphone isn’t too loud before the presentation starts.”
(プレゼン開始前にマイクの音量が大きすぎないか確認してください。) - “His voice was loud enough to catch everyone’s attention in the meeting.”
(彼の声は会議の全員の注意を引くのに十分大きかった。) - “We received a complaint that our reception area was too loud during peak hours.”
(ピーク時に受付があまりに騒がしいという苦情をいただきました。)
(3) 学術的・フォーマルな文脈
- “Noise pollution studies indicate that excessively loud environments can disrupt concentration.”
(騒音公害の研究によると、過度に大きな音の環境は集中力を妨げる可能性があります。) - “During the experiment, scientists measured how loud the device could operate without causing damage.”
(実験の間、科学者たちはその装置が損傷を与えずにどの程度大きな音で動作できるかを測定した。) - “A loud alarm was used to ensure all participants were alerted to the end of the test.”
(テストの終了を参加者全員に知らせるために大きなアラームが使用された。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- noisy(うるさい)
- どちらも「うるさい・音が大きい」の意味を持つが、noisyは「騒音がある・騒がしい状況」を強調する。
- どちらも「うるさい・音が大きい」の意味を持つが、noisyは「騒音がある・騒がしい状況」を強調する。
- booming(とても大きな音がする)
- “loud” よりさらに低音が響くような感覚を伴う表現。
- “loud” よりさらに低音が響くような感覚を伴う表現。
- deafening(耳をつんざくような)
- “loud” 以上に耳が痛いほどの大音量を表すセンセーショナルな言葉。
- “loud” 以上に耳が痛いほどの大音量を表すセンセーショナルな言葉。
反意語 (Antonyms)
- quiet(静かな)
- soft(音が静かな、やわらかい)
- low((音量が)低い)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /laʊd/
- アメリカ英語とイギリス英語: 大きな差はなく、どちらも「ラウド」のように発音します。アメリカ英語のほうが “aʊ” が少しはっきり聞こえる場合があります。
- 強勢(アクセント): 1音節しかないので、単語全体が強く発音されます。
よくある発音ミス:
- 母音“ou”を曖昧にして “ľad” のように聞こえてしまう。はっきり “ラウド” と2重母音で発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: まれに “loude” や “load” と間違えることがあります。
- “aloud” と混同: “aloud” は「声に出して」という副詞で、意味が異なりますが発音がやや似ているため注意が必要です。
- 試験対策: TOEICや英検などでもリスニングにおいて “loud” の指示(「音量が大きい」など)を聞き取る問題が出ることがあります。文中の形容詞としても比較級・最上級が出題されやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “loud” の “ou” は “sound” の “ou” と同じ発音です。スペルと音を対に覚えると役立ちます。
- 「落ち着きがない(派手すぎる)色や音」をイメージしておくと、「うるさい」「派手」という両方のニュアンスがまとめて理解しやすいです。
- “loud and clear” のフレーズを頭に入れておくと、会話や文章で「はっきり理解する」ニュアンスを表現するときにも使えて便利です。
以上が “loud” の詳細解説です。日常生活からビジネスまで幅広く使われるため、上手に活用してみてください。
(音・声が)大きい,大きな音を出す
騒々しい;はでな,人目を引く