最終更新日:2025/01/02

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元となった辞書の項目

put in

【句動】の中に入れる,含める,挿入する,入れる / (時間・努力)をつぎ込む,を投資する,を費やす

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解説

1. 基本情報と概要

英語・日本語での意味


  • 英語: put in

  • 日本語: 「入れる」「設置する」「(労力・時間を)注ぎ込む」「提出する」など

「put in」は、基本的には何かを“中へ入れる”イメージで、「提出する」「設置する」「努力や時間を投下する」などの意味を持つ句動詞です。会話でもビジネスでもよく使われる語で、「申し込みを出す」「書類を出す」「新しい設備を設置する」「時間や労力を割く」など、多彩な用途があります。文脈によって意味が変化しやすいので注意しましょう。


  • 品詞: 句動詞 (phrasal verb)

  • 活用形:


    • 原形: put in

    • 現在分詞: putting in

    • 過去形・過去分詞: put in (※put自体が不規則動詞で形が変化しません)


同じ「put」を用いた他の品詞例:


  • put (動詞): 「置く」「入れる」など

  • puttable (形容詞): 一般的ではありませんが、一部専門分野で「置くことが可能な」などの形容詞として使われる場合があります。

CEFR レベルの目安


  • B2(中上級): 「put in」という句動詞は基本動詞「put」の派生ですが、ビジネスシーンや変化したイディオム的な使い方が多く、ある程度の運用力(会話・文書でのバリエーション)が必要となります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • put: 置く・入れる

  • in: 中へ・内側に

「put in」のコアイメージは「(場所や組織などの)中に入れる」ことです。ここから派生して様々な意味が生まれています。

主な派生・類縁表現


  • put on: 着る、身につける

  • put up: 建てる、掲示する、掲げる

  • put out: 消す、公表する、出す

  • put off: 延期する、先送りする

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. put in an application(申し込みを書く/提出する)

  2. put in a request(リクエストを出す)

  3. put in a good word(良い評価を伝える/口をきく)

  4. put in hours(時間を費やす)

  5. put in place(設置する/導入する)

  6. put in perspective(物事を正しい視点で捉える)

  7. put in a shift(勤務をする/シフト制で働く)

  8. put in an appearance(ちょっと顔を出す)

  9. put in for a refund(返金を申請する)

  10. put in a vote(投票をする)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「put」は中英語(Middle English)の“putten”にさかのぼり、元々は“押す・動かす”といったニュアンスを含む動詞でした。その後、前置詞や副詞を伴い、多彩な意味を持つ句動詞を形成してきました。

  • ニュアンス:


    • 「提出する / 申し込む」のニュアンス: フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使いやすい。

    • 「設置する / 入れる」のニュアンス: わりとカジュアルだけでなく、ビジネスでも「新しいシステムをput inする」などで使われる。

    • 「時間や努力を注ぎ込む」のニュアンス: カジュアルでもビジネスでも、「長い時間を費やした」「労力を投入した」と表現する際に用いられる。


口語でもよく使いますが、ビジネス文章などでも「We will put in a request for additional funds(追加予算を申請します)」のようにフォーマルに用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞としての使い方


    • 「put in + 名詞」の形をとり、目的語を伴う

    • 例: put in an application, put in a new system


  2. 受動態での使い方


    • 例: A new system was put in.(新しいシステムが導入された)


  3. イディオム的な使い方


    • 「put in for 〜」で「〜を申し込む/(昇給や異動などを)願い出る」の意味

    • 例: “I put in for a transfer to another department.”


  4. フォーマル/カジュアルの使い分け


    • 日常会話: “I put in a lot of hours this week.”(今週はかなりの時間を費やした)

    • ビジネス文書: “We put in our proposal yesterday.”(昨日、私たちは提案書を提出しました)



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I need to put in more practice before the concert.”

    (コンサート前にもっと練習しなきゃ。)

  2. “She put in a lot of time on that project.”

    (彼女はそのプロジェクトにかなりの時間を注いだ。)

  3. “Did you put in the request for vacation yet?”

    (もう休暇申請は出した?)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We decided to put in a new security system.”

    (私たちは新しいセキュリティシステムを導入することに決めました。)

  2. “I put in my application for the management position.”

    (私はマネージャー職の応募を提出しました。)

  3. “Please put in a request for an earlier deadline extension.”

    (より早い締め切り延長を求めるリクエストを提出してください。)

学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)


  1. “They have put in a proposal to the committee for funding.”

    (彼らは委員会に資金提供の提案を提出しました。)

  2. “We must put in considerable effort to validate the data.”

    (私たちはデータを検証するためにかなりの努力を注がなければなりません。)

  3. “The engineers have put in a system that automatically collects research samples.”

    (エンジニアたちは研究試料を自動的に採取するシステムを設置しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. submit(提出する)


    • 「書類・提案などを提出する」という意味では類義語。よりフォーマルに感じる。


  2. install(インストールする、設置する)


    • 「put in a system」と「install a system」はほぼ同義だが、「install」は技術・機械に特化しがち。


  3. insert(差し込む、入れる)


    • 「物理的に中に差し込む」イメージが強い。書類に書き込みや挿入する場合にも用いられる。


反意語


  • 明確な反意語はありませんが、意味合いとして逆に「取り出す・撤去する・撤回する」を表す場合、「take out」「remove」「withdraw」などが反意的に使われます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): [pʊt ɪn] (米・英ともに大きく変わりません)

  • アクセント: 「put」の「u」の音が短く曖昧になりがち。“pʊt”の「ʊ」は日本語の「ウ」に近い短めの音です。

  • アメリカ英語・イギリス英語の差: 大きな差異はありませんが、アメリカ英語では「t」の発音がやや弱くなる(フラップT気味になる)場合があります。

  • よくある間違い: 「put」を [pət] や [pɚt] のように発音してしまうこと。母音を短めに意識してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “putin” と続けて書いてしまうと人名(プーチン)になってしまうので注意。

  2. 文脈の変化: “put in” には意味が多いので、文脈に沿った訳をしっかり把握することが大事。

  3. 類似句動詞との混同: “put on” “put up” “put out” など、同じ put を使う別の句動詞を混同しやすい。

  4. 試験での出題傾向: TOEICや英検などでも、句動詞問題で「put in」の用法(「申し込む」「導入する」など)を問う問題がみられます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「put」の基本イメージは「置く」で、「in」は「中へ」。

  • 「中に置く・入れる→提出・設置・投入」の流れを頭の中でイメージすると理解しやすい。

  • 「モノを物理的に中へ入れる」「アイデアや書類をシステムの中へ入れる」「努力や時間を心身から外に出さずプロジェクトに「入れる」」と連想すると覚えやすいです。

「put in」は多義的な句動詞ですが、コアイメージ(中に入れる)をおさえると文脈ごとの具体的な訳が推測しやすくなります。ぜひ何度も例文を使って慣れてみてください。

意味のイメージ
put in
意味(1)

【句動】の中に入れる,含める,挿入する,入れる

意味(2)

(時間・努力)をつぎ込む,を投資する,を費やす

頻出句動詞150 / 例文 / 英訳 / 選択問題

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