最終更新日:2024/06/13

【1】 (+ with) Continue doing something after stopping (51%) 【2】 Get on board some form of public transportation (train, bus, plane, elevator) (14.5%)

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元となった辞書の項目

get on

(中断していたこと)を続ける《with》;すぐに行動を開始する,ぐずぐずせずにやる 《with it》 / (乗り物)に乗る / うまくやっていく, 仲良くやっていく, 気が合う / 《~ better terms with ...》...とより良い関係になる

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解説

1. 基本情報と概要

単語(句動詞): get on

品詞: 動詞句(句動詞; phrasal verb)


  • 英語の意味: “to board or climb onto (a vehicle)”, “to make progress or manage”, “to be friendly with or get along with someone”

  • 日本語の意味: 「(乗り物に)乗る/乗り込む」、「(物事を)進める・進展させる」、「(人と)仲良くやっていく」

「get on」は、多くの場面で使われる句動詞です。バスや電車などに乗るときにも使いますし、人間関係でうまくやっていく、あるいは仕事を進めるときなどにも使われる、とても便利な表現です。

活用形


  • 現在形: get on

  • 過去形: got on

  • 現在分詞: getting on

  • 過去分詞: got on (または gotten on:一部アメリカ英語)

他の品詞形


  • “get”は動詞として使われますが、「get on」という句動詞の形でのみ意味が出てくる表現です。

  • “on” は前置詞や副詞ですが、ここでは句動詞を構成する重要な要素です。

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 「get on」の「乗り物に乗る」「人とうまくやっていく」などは中級レベルでもよく出てくる表現です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • get + on


    • get: 「得る」「到達する」「状態になる」など、多義をもつ動詞

    • on: 前置詞あるいは副詞として「上に」「進行中」のイメージ


詳細な意味


  1. to board or climb onto (a vehicle)


    • バスや電車、飛行機、自転車など、乗る/乗り込む動作を表します。


  2. to make progress or manage


    • 物事が進行したり、前に進んだりすることを表します。


  3. to get along (with someone)


    • 人間関係において「~とうまくやっていく」「仲良くする」といった意味を表します。


よく使われるコロケーションや関連フレーズ(例と日本語訳)10選


  1. get on a bus(バスに乗る)

  2. get on a train(電車に乗る)

  3. get on well with someone(誰かと仲良くやる)

  4. get on one’s nerves(人の神経にさわる)

  5. get on with it(物事を進める/さっさとやる)

  6. get on board(参加する、同意する/乗り込む)

  7. get on in life(人生で成功する、出世する)

  8. can’t get on with ~(~と合わない/うまくいかない)

  9. get on the phone(電話を取る/電話をかける)

  10. get on top of something(状況を把握する・支配する)


3. 語源とニュアンス

“get”は古英語の「gietan」から派生し、「得る」「取得する」を意味しました。“on”は古英語において「上に」「接触している」という意味がコアにあります。そこから、「上に移動する」「乗り込む」といったイメージが合わさって、「乗る」「進める」「うまくやる」のように派生的な意味へと広がりました。

使用時の微妙なニュアンスや注意点


  • 乗り物に乗る場合: “get in” との違いに注意。通常は「車」は “get in”、バス・電車・飛行機・船などは “get on” を使うのが一般的です。

  • 人間関係や仕事: “get on” は少しカジュアルで、「(関係が)うまくいく」というニュアンスで使われます。

  • カジュアルな日常会話向きですが、フォーマルな文章でも一部使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞・自動詞


    • “get on” は基本的に自動詞的に用いられます。

    • ただし “get on something” の場合は、乗り物など特定の目的語を取るので、構造上は目的語を伴う形に見えますが、「句動詞+目的語」という形になっています。


  2. 構文例


    • get on + 乗り物: “get on the bus/train/plane”

    • get on with + 人: “get on with my colleagues”

    • get on with + 仕事/作業: “get on with my homework” (=続けて取り掛かる)


  3. フォーマル/カジュアル


    • 日常会話で非常によく使われます。

    • ビジネスメールや文章でも許容されますが、フォーマル度が高い文書の場合は “board” (乗る) や “proceed” (仕事を進める) などに言い換えることもあります。



5. 実例と例文

① 日常会話での例文


  1. “I need to get on the bus now, or I’ll be late for work!”


    • 「そろそろバスに乗らないと、仕事に遅れちゃう!」


  2. “Do you and your sister get on well?”


    • 「あなたと妹さんは仲良くやれてますか?」


  3. “We should just get on with our day instead of arguing.”


    • 「口論してる場合じゃないから、1日を進めようよ。」


② ビジネスでの例文


  1. “Let’s get on with the meeting. We’re short on time.”


    • 「ミーティングを進めましょう。時間があまりありません。」


  2. “How are you getting on with the new project?”


    • 「新プロジェクトの進捗はいかがですか?」


  3. “We need everyone to get on board with this proposal.”


    • 「この提案については全員が参加(同意)する必要があります。」


③ 学術的/フォーマルな文脈での例文


  1. “He got on well in his research, making significant discoveries.”


    • 「彼は研究が順調に進み、大きな発見をした。」


  2. “Despite initial challenges, she managed to get on with her thesis.”


    • 「初期の困難にもかかわらず、彼女は論文を順調に進めることができた。」


  3. “The committee must get on with reviewing the proposal promptly.”


    • 「委員会は早急にその提案の審査を進めねばならない。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (一部)


  1. board(乗る)


    • よりフォーマル。乗り込みの意味に特化している。 “board the train/plane”


  2. get along(仲良くやる)


    • 「うまくやっていく」という意味でほぼ同義。よりアメリカ英語での使用が一般的。


  3. advance / proceed(進む、進展させる)


    • 仕事やタスクを進める意味のフォーマルな単語。


反意語


  1. get off


    • 「(乗り物から)降りる」という意味で、“get on”の反対。 “I’ll get off at the next station.”


  2. fall behind


    • 「遅れを取る」、進捗が進まないという意味で “make progress” の反意関係。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɡet ɒn/ (イギリス英語)、/ɡet ɔːn/ または /ɡet ɑːn/(アメリカ英語)

  • “get” の “e” は若干短めに発音します。

  • “on” の母音はイギリス英語では「ɒ」の少し口を狭くする音、アメリカ英語では「ɑː」や「ɔː」になります。

  • アクセントは“get”と“on”両方にほぼ同じ強さがかかりますが、気持ち“on”をやや強調することもあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “get on” でつながり書きしてしまわないように注意 (“geton” のように書かない)。

  2. “get in” との混同: 車やタクシーなどは “get in” が自然。バス・電車・飛行機・船は “get on” を使う。

  3. 受験やTOEICなどの試験対策: “get on with someone” や “get on with one’s work” は「うまく進める」「うまくやる」という意味でよく問われるポイントです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “get on” は「上に移動する」というイメージから派生し、「乗って進む」「物事を進める」「関係をよく進める」と覚えられます。

  • 車のイラストとバスのイラストで、「get in the car」「get on the bus」という風に両者の違いを視覚化すると覚えやすいです。

  • 「onのイメージ=上に乗っている」というところから、人間関係を「円滑に乗りこなす」という感覚でもイメージすると定着しやすいでしょう。


以上が「get on」の詳細な解説です。乗り物や人間関係、作業の進捗などを幅広く表す便利な表現ですので、例文とともにしっかり覚えておくとスムーズに使いこなせるようになります。

意味のイメージ
get on
意味(1)

うまくやっていく, 仲良くやっていく, 気が合う

少し休んだ後、私は仕事を続けることに決めました。

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意味(2)

《~ better terms with ...》...とより良い関係になる

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意味(3)

(乗り物)に乗る

意味(4)

(中断していたこと)を続ける《with》;すぐに行動を開始する,ぐずぐずせずにやる 《with it》

頻出句動詞150 / 英英選択問題 / 英定義⇨句動詞

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