最終更新日:2025/11/23
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元となった辞書の項目

clock

名詞

〈C〉置き時計; 掛け時計

このボタンはなに?

私は5時に目覚まし時計をセットした。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: clock

品詞: 名詞 (ただし、動詞として「~を計時する」という意味もあり)

英語での意味

A device for measuring and indicating time.

日本語での意味

時計。時間を測る・示す道具のことです。「clock」は日常生活で時間を知りたい時・示したい時に使われる、とても基本的な単語です。単なる道具を指す場合もあれば、比喩的に時間そのものを表すニュアンスをもつこともあります。

CEFRレベル: A1 (超初心者)

「clock」は初歩段階で必ず学ぶ語彙です。時計を表す最も基本的な単語なので、英語学習の最初に覚えておきたい言葉です。

活用形

名詞なので基本的に複数形「clocks」があります。

動詞として使用する場合は主に次の形が使われます(スポーツの記録や速度を「測る」の意味など):


  • clock (原形)

  • clocks (三人称単数現在)

  • clocked (過去形・過去分詞形)

  • clocking (現在分詞形)

他の品詞


  • 動詞 (to clock): 「~の記録を測定する、~の時間を記録する」

    例: “He clocked 10 seconds for the 100-meter dash.” (彼は100メートル走で10秒を記録した)


2. 語構成と詳細な意味

語構成: 「clock」は、特別な接頭語や接尾語がついているわけではなく、一語として定着しています。ただし、同じ語幹をもつ派生形には動詞としての「clock」や、複合語として「clockwise(時計回り)」などがあります。

派生語・類縁語


  • clockwise (副詞・形容詞): 時計回りに

  • counterclockwise (副詞・形容詞): 反時計回りに

よく使われるコロケーション10選


  1. digital clock(デジタル時計)

  2. analog clock(アナログ時計)

  3. alarm clock(目覚まし時計)

  4. wall clock(壁掛け時計)

  5. clock face(時計の文字盤)

  6. clock hands(時計の針)

  7. punch a time clock(タイムカードを押す)

  8. clock in / clock out(出勤・退勤の打刻をする)

  9. around the clock(24時間ずっと、昼夜を問わず)

  10. beat the clock(期限内にやり遂げる)


3. 語源とニュアンス

語源: 中世英語でフランス語由来の“cloke(鐘)”や、ラテン語の“clocca”などが起源と言われています。元々は鐘を鳴らす機械仕掛けの装置を指す言葉が発展して、時間を指し示す道具最終的に「clock」となりました。

ニュアンス/使用時の注意


  • 日常会話やフォーマルな文章など、どちらでも幅広く使います。

  • 比喩的に「時間が迫っている」「制限時間がある」ときに “the clock is ticking” や “beat the clock” と使われることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞の可算/不可算


    • 「clock」は可算名詞です。複数形「clocks」で「複数の時計」を表します。


  2. 動詞の用法


    • スポーツやレースの記録を「測定する・記録する」という意味(他動詞)

    • “He clocked a new record in the marathon.” のように目的語を取ります。


  3. イディオム・表現の例


    • turn back the clock: 時間を戻す、過去に戻る

    • race against the clock: 時間と競争しながら急いでやる



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Do you have a clock in the kitchen?”

    (キッチンに時計はありますか?)

  2. “My alarm clock didn’t go off this morning.”

    (今朝、目覚まし時計が鳴らなかったんです。)

  3. “The clock on the wall has stopped.”

    (壁の時計が止まっています。)

ビジネスでの例文


  1. “We need to clock in by 9 a.m. every day.”

    (私たちは毎日午前9時までに出勤打刻をしなければなりません。)

  2. “They decided to work around the clock to finish the project.”

    (彼らはプロジェクトを終わらせるために24時間体制で働くことを決めました。)

  3. “He clocked 40 hours this week on the timesheet.”

    (彼は今週、勤務表で40時間勤務と記録されました。)

学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “Astronomers rely on atomic clocks for precise measurements.”

    (天文学者は正確な測定のために原子時計を使用します。)

  2. “The invention of the mechanical clock significantly changed society’s perception of time.”

    (機械式時計の発明は社会の時間に対する認識を大きく変えました。)

  3. “Early clocks were often regulated by the swing of a pendulum.”

    (初期の時計はしばしば振り子の揺れで制御されていました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “watch” (腕時計)


    • 「watch」は身につけて時間を確認するための小型の時計。携帯用に特化。


  2. “timer” (タイマー)


    • 炊飯や競技など、特定の短い時間を計る装置。


  3. “timepiece” (時計全般)


    • ややフォーマルで、芸術品としての時計などを含む広い意味。


反意語

「clock」の直接的な反意語はありませんが、強いて言えば「timelessness(時間が存在しない状態)」や「duration (やや時間の継続を強調)」。ただし、どちらも直接の反意語には当たりません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /klɒk/ (イギリス英語), /klɑːk/ (アメリカ英語:地域によっては /klɔːk/ に近い発音)

  • アクセント: 単音節語なので特に強勢位置は意識しなくて大丈夫ですが、“o” の発音がイギリス英語では短めの [ɒ]、アメリカ英語では [ɑː] や [ɔː] と若干異なることがあります。

  • よくある間違い: [r] を入れて「クロック」と読む日本語発音と違い、英語ではあまり「クロック」ではなく「クラ(ー)ク」に近い発音になることがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “clock” を “clocke” や “clok” とする誤り。

  2. 同音異義語との混同: とくに “clock” に同音異義語は多くありませんが、“cluck(ニワトリの鳴き声)”や“cloak(マント)”とスペリングが似ているので注意。

  3. 試験対策: 「場所を表す前置詞との組み合わせ」「時間表現の文脈での使い方」がTOEICや英検などでも出やすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “cloCk” の中に “oCk” という組み合わせがあるので、「“ロック”のような響きで一拍で読む」とイメージするとアクセントを意識しやすいでしょう。

  • “clock” は “–ock” の仲間で “lock, sock, rock” と同じ韻をふむので、一緒に覚えるとスペリングをミスしにくくなります。

  • 時計の文字盤をイメージして「12時から始まる、シンプルだけど必ず覚える基本単語!」と関連づけてみると覚えやすいです。


以上が「clock」の詳細な解説です。時計は日常では欠かせないアイテムなので、使い方や関連表現にもぜひ慣れておきましょう。

意味のイメージ
clock
意味(1)

時計

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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