最終更新日:2025/12/03
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元となった辞書の項目

card

名詞

〈C〉カード / 招待状, 名刺, 入場券 / 《話》おもしろい人 / 《米話》(スポーツ試合などの)好い組み合わせ

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解説

以下では、英単語 card (名詞) について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: card

品詞: 名詞 (可算名詞)

CEFRレベル: A2 (初級)


  • 日常生活でも頻繁に登場する単語ですが、クレジットカード、名刺など多様な使い方があります。

  • 「card」は英語で「小さな紙片」「カード状のもの」という意味です。日本語では「カード」と訳されます。

  • 例えば、「何かの情報が書かれたカード」や「クレジットカード」などを指し、場面に応じて様々に使われます。初級レベルの学習者でもよく目にする単語ですが、カードの種類によって微妙にニュアンスが変わることがあります。

活用形:


  • 名詞のため基本的に活用はありませんが、動詞としての “card” (米国でバーなどで身分証をチェックする、の意) は “card - carded - carded” という形で用いられます。

他の品詞形:


  • 動詞の “card”: 「(誰かに) 身分証提示を求める、年齢確認をする」という口語表現

    例) “He got carded at the bar.” (彼はバーで身分証を求められた)


2. 語構成と詳細な意味

“card” は、明確な接頭語・接尾語をもたない短い語です。

語源的には、ラテン語の “charta” (紙の一枚) がフランス語 “carte” を経て、英語の “card” になったと言われています。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. business card – 名刺

  2. credit card – クレジットカード

  3. playing card – トランプのカード

  4. membership card – 会員証、メンバーズカード

  5. ID card – 身分証明書

  6. greeting card – グリーティングカード

  7. insurance card – 保険証

  8. loyalty card – ポイントカード、会員優待カード

  9. library card – 図書館利用カード

  10. card holder – カードホルダー、カードケース


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    ラテン語の “charta” (紙) → フランス語の “carte” (カード、地図) → 中英語の “carde” → 現代英語 “card”

  • 歴史的背景:

    もともとは「紙」の一片を指す言葉でしたが、時代とともにトランプや書き込み用の紙片、さらに磁気カードやICチップ入りのカードなど多様なものを表すようになりました。

  • ニュアンスや使用上の注意:


    • 「カード」というときは日常会話でもビジネスの場でも幅広く使われます。

    • 「card someone」と言うと「年齢確認をする」という動詞の表現になり、口語的です。

    • 一般的にはカジュアルな場面からフォーマルな場面まで広く使えますが、ビジネスシーンでは固めの「business card」(名刺) としてよく登場します。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント:


    • 可算名詞 (a card / cards)

    • 形容詞を伴って「どんなカードか」を詳しく示すことが多い (e.g., “membership card”, “business card”)

    • “to card” は他動詞として、「(人)にID提示を求める」という意味を持ちます。


  • 一般的な構文・フレーズ:


    1. (someone) hands over (someone’s) card


      • 名刺やクレジットカードを手渡す、という場面で使われます。


    2. play (one’s) cards right (イディオム)


      • 「うまく立ち回る」「上手に事を運ぶ」という意味の慣用句です。


    3. hold all the cards


      • 「主導権を握っている」という意味のイディオムです。



  • フォーマル / カジュアル:


    • 「credit card, ID card, business card」などはフォーマルでもカジュアルでも使われますが、基本的に単語自体は難しい印象はありません。



5. 実例と例文

日常会話、ビジネス、学術的な文脈でそれぞれ3例ずつ示します。

① 日常会話


  1. “I forgot my credit card at home, so I had to pay in cash.”


    • 「家にクレジットカードを忘れちゃったから、現金で支払わないといけなかったんだ。」


  2. “Could you hand me a playing card? I want to see if I can do a magic trick.”


    • 「トランプのカードを取ってくれる? マジックができるかどうか試したいんだ。」


  3. “He got carded at the bar last night because he looked too young.”


    • 「彼は昨晩バーで年齢確認を求められたよ、若く見られたんだね。」


② ビジネス


  1. “Here’s my business card. Please feel free to contact me anytime.”


    • 「こちらが私の名刺です。いつでもご連絡ください。」


  2. “The company implemented a new digital ID card system for all employees.”


    • 「その会社は全社員に対して新しいデジタルIDカードのシステムを導入しました。」


  3. “Make sure you bring your membership card to the conference for registration.”


    • 「登録手続きのために会員証を必ずカンファレンスへ持ってきてください。」


③ 学術的な文脈


  1. “Researchers used a simple index card to record participants’ responses.”


    • 「研究者は参加者の回答を記録するために、簡単なインデックスカードを使用しました。」


  2. “Students were asked to prepare flashcards for vocabulary building.”


    • 「学生たちは語彙を増やすために、フラッシュカードを準備するよう指示されました。」


  3. “A card-based data collection method was introduced to minimize errors.”


    • 「エラーを最小限にするために、カードを用いたデータ収集法が導入されました。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. ticket (チケット) → 乗車券や入場券。カードとの違いは「イベントや交通機関での入場・乗車」に特化していること。

    2. pass (パス, 通行証) → 入場証や許可証としての意味合いが強い。

    3. note (メモ、紙幣) → お金(紙幣)を指すときは「banknote」、メモ紙として使うときは「a note」。カードほど耐久性はないケースが多い。


  • 反意語: (明確に「反意語」というのは存在しませんが、強いて言えば「電子的」「デジタル」なものと対比される場合があります)


    • digital pass, e-ticket → 物理的なカードではなく、デジタルデータやアプリで管理するもの。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /kɑːrd/

    • イギリス英語: /kɑːd/


  • アクセント位置:


    • 「card」の1音節目 “car” にアクセント(強勢)が置かれます。


  • 発音の違い:


    • アメリカ英語: 「r」をはっきり発音し、“カー(r)ド” のようになる。

    • イギリス英語: 「r」をほとんど発音せず、“カード” に近い音になる。


  • よくある間違い:


    • “curd” (ヨーグルトの凝乳部分) と混同しないように気をつける。

    • スペルを “carde” や “gard” としないように注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “carde”, “cart” と混同する誤りがあるので注意。

  • 同音異義語との混同: “curd” (凝乳) はつづりも発音も似ているが意味はまったく違う。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などでは「credit card」「business card」「ID card」などのセットフレーズがしばしば登場します。

    • ビジネス英語でも頻出の単語なので、どの試験でも覚えておくと便利です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 手のひらサイズの紙・プラスチックを思い浮かべると覚えやすいです。

  • 語源ストーリー: 「紙の一枚 (charta) → (carte) → card」と連想して、「紙片に何か情報が書き込まれたもの」という共通イメージを頭に置くと覚えやすいでしょう。

  • 勉強テクニック:


    1. フラッシュカードを使って単語学習するなど、実際にカードを使った学習に取り入れると覚えやすい。

    2. “credit card,” “business card,” “playing card” などの具体例をセットで覚えると、語彙が広がります。



以上が名詞 “card” に関する詳細な解説です。日常からビジネス、学術分野まで頻出する便利な単語なので、さまざまなコロケーションとともに習得してみてください。

意味のイメージ
card
意味(1)

=post card

意味(2)

(カードゲームの)礼(playing card)

意味(3)

《複数形で》《単数扱い》カードゲーム

意味(4)

《話》おもしろい人;(…の特徴をもつ)人物,やつ

意味(5)

《米話》(スポーツ試合などの)好い組み合わせ;好番組

意味(6)

カード(長方形の厚紙);招待状,名刺,入場券

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