元となった辞書の項目
videoconference
解説
1. 基本情報と概要
単語: videoconference
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): A meeting held via video communication systems, allowing participants in different locations to see, hear, and speak with each other in real time.
意味(日本語): ビデオ通信システムを使い、離れた場所にいる参加者同士がリアルタイムで映像と音声を用いて会議を行うこと。
「遠隔地にいる人たちが直接会わなくても、映像や音声を共有して会議できる仕組み」というニュアンスがあり、主にビジネスやグループミーティングで使われます。
活用形
- 特に明確な動詞の活用はなく、単語としては「videoconference」を名詞として使います。
- 動詞形は “to videoconference” (「ビデオ会議をする」という動作) として使われることもあります。
- 形容詞的に使われる場合は “videoconferencing” (例: videoconferencing tools) になります。
他の品詞への変化例
- 動詞形: “to videoconference”
- 派生形容詞: “videoconferencing” (ビデオ会議の〜) として機器やソフトウェアなどを説明する時に使われます。
CEFR レベル: B2(中上級)くらい
- B2: 日常的な話題や仕事の場面で複雑な情報もある程度理解し、やり取りできるレベルの学習者が知っておくと役立つ単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- video: 「映像」「動画」という意味の要素
- conference: 「会議」「相談」という意味
2つの単語が結合して、一つの概念「ビデオ会議」を表す複合語です。
派生語や類縁語
- videoconferencing: ビデオ会議を行う行為、またはビデオ会議システム自体を指すこともある。
- videoconference call: 同義語的に使われることもあるが、特に「コール」と強調される場合はやや口語的かビジネス用語的。
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- organize a videoconference(ビデオ会議を企画する)
- host a videoconference(ビデオ会議を主催する)
- join a videoconference(ビデオ会議に参加する)
- schedule a videoconference(ビデオ会議を予定する)
- conduct a videoconference(ビデオ会議を行う)
- set up a videoconference(ビデオ会議を設定する)
- videoconference software(ビデオ会議ソフト)
- videoconference platform(ビデオ会議プラットフォーム)
- videoconference meeting room(ビデオ会議用の会議室)
- virtual videoconference(オンライン上のビデオ会議)
3. 語源とニュアンス
- 語源
- 「video」はラテン語の “vidēre”(見る)から派生。
- 「conference」はラテン語 “conferre”(持ち寄る、相談する)から派生し、英語の「話し合い・会議」に転じました。
- 「video」はラテン語の “vidēre”(見る)から派生。
- 歴史的背景
- 遠隔地とのやりとりが必要になったビジネスシーンなどで普及しました。初期は専用機器が必須でしたが、近年はインターネット回線とパソコンやスマートフォンで手軽に利用できるようになりました。
- 遠隔地とのやりとりが必要になったビジネスシーンなどで普及しました。初期は専用機器が必須でしたが、近年はインターネット回線とパソコンやスマートフォンで手軽に利用できるようになりました。
- ニュアンス
- 主にビジネスやグループミーティングで使われるフォーマル寄りの語です。カジュアルな日常会話であれば “video chat” の方が口語的ですが、ビジネス文脈では「videoconference」が好まれます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (countable noun)
- 「a videoconference」「two videoconferences」のように可算名詞として使います。
- 「a videoconference」「two videoconferences」のように可算名詞として使います。
- 例文構文
- “We will have a videoconference tomorrow.” (主語 + will have + 名詞)
- “Can we arrange a videoconference next week?” (助動詞 + arrange + 名詞)
- “We will have a videoconference tomorrow.” (主語 + will have + 名詞)
- フォーマル/カジュアル
- ビジネス文脈・フォーマルな場では「videoconference」が適切。
- 個人間のやりとりやカジュアルな場面では「video call」「video chat」という言い方をすることが多いです。
- ビジネス文脈・フォーマルな場では「videoconference」が適切。
5. 実例と例文
日常会話での使用例 (3文)
- “I had a quick videoconference with my study group last night.”
(昨晩、勉強グループとちょっとだけビデオ会議をしました。) - “Let’s have a videoconference instead of meeting in person this time.”
(今回は直接会う代わりにビデオ会議をしようよ。) - “My sister and I are planning a videoconference to catch up on family news.”
(家族の近況を話し合うために、姉とビデオ会議をする予定です。)
ビジネスシーンでの使用例 (3文)
- “Our team will host a videoconference with the overseas branch at 10 a.m. tomorrow.”
(我がチームは明日の午前10時、海外支社とビデオ会議を開催します。) - “Could you please schedule a videoconference for next Monday to discuss the new project?”
(新しいプロジェクトについて話し合うため、来週月曜にビデオ会議を予定してもらえますか?) - “We decided to conduct a videoconference to save travel costs.”
(交通費を節約するために、ビデオ会議を行うことにしました。)
学術的な文脈での使用例 (3文)
- “Researchers from different universities participated in a videoconference to share their findings.”
(さまざまな大学の研究者たちが研究成果を共有するためにビデオ会議に参加しました。) - “A videoconference allows international collaboration without frequent travel expenses.”
(ビデオ会議によって、頻繁な出張費をかけずに国際的な協力が可能です。) - “The panel discussion was held via a global videoconference platform.”
(パネルディスカッションは世界的なビデオ会議プラットフォームを介して行われました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- video call(ビデオ通話)
- よりカジュアルで日常的。個人同士の会話や家族、友人間でよく使う。
- よりカジュアルで日常的。個人同士の会話や家族、友人間でよく使う。
- video chat(ビデオチャット)
- 「video call」と近い意味。軽い雑談やフランクな会話のイメージ。
- 「video call」と近い意味。軽い雑談やフランクな会話のイメージ。
- teleconference(遠隔会議)
- 映像が必須とされない点で「videoconference」とは異なる。音声のみの「電話会議」に使う場合もある。
反意語
- 明確な反意語はありませんが、「face-to-face meeting」(対面会議)が対照的な概念として挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈvɪdiəʊˌkɒnfərəns/ (イギリス英語), /ˈvɪdioʊˌkɑːnfərəns/ (アメリカ英語)
- 発音のポイント
- “video” の “vid” は「ヴィッド」に近く、繋がるように「ヴィディオ」か「ヴィディオウ」と発音。
- “conference” は「コンフランス」または「コンファレンス」。
- “video” の “vid” は「ヴィッド」に近く、繋がるように「ヴィディオ」か「ヴィディオウ」と発音。
- アクセント
- “vi-de-o-CON-fer-ence” のように “CON” の部分に強勢を置く傾向があります。
- “vi-de-o-CON-fer-ence” のように “CON” の部分に強勢を置く傾向があります。
- よくある間違い
- 「ヴィディオ」と “video” の発音の間で混乱。
- “conference” を「カンファレンス」か「コンファレンス」かなどで迷う場合あり。
- 「ヴィディオ」と “video” の発音の間で混乱。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “videoconfrence” や “videoconferance” など、母音の抜けや順番の間違いが多い。
- “videoconfrence” や “videoconferance” など、母音の抜けや順番の間違いが多い。
- 混同しやすい単語
- “video call” や “teleconference” との違いに注意。
- “video call” や “teleconference” との違いに注意。
- 試験での出題傾向
- ビジネス英語やIT関連のトピックで、文脈問題やリスニング問題などで登場する可能性あり。
- TOEIC や英検などで、国際ビジネスシーンを扱う問題に出現しがち。
- ビジネス英語やIT関連のトピックで、文脈問題やリスニング問題などで登場する可能性あり。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「video(映像)」+「conference(会議)」の組み合わせなので、そのまま「映像を使った会議」と連想すると覚えやすいです。
- 「ビデオ」と「会議」のイメージを頭に思い浮かべ、リモートで複数人が画面を通じて話し合っている様子を想像してみると定着しやすいでしょう。
- スペリングが長いので、「video」+「conference」 を分けて書いてみるなどして確認する学習テクニックが有効です。
以上が「videoconference」の詳細な解説です。日常会話やビジネスシーン、学術の場面など幅広く活用される便利な単語なので、ぜひ覚えて活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(回線を用いて遠隔地でリアルタイムで行う)ビデオ会議