最終更新日:2025/11/09

to make someone not pleased with what you have done

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元となった辞書の項目

dissatisfy

動詞

〈人〉に不満を抱かせる, を不満にする

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私は製品の品質にすぐに不満を感じます。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: dissatisfy

品詞: 動詞 (verb)


  • 英語での意味: to fail to satisfy someone; to make someone feel that their expectations or needs have not been met.

  • 日本語での意味: 「満足させられない」「期待や要求を満たせず不満を抱かせる」という意味です。誰かの期待に応えられずに、不満やがっかり感を与えてしまう場面で使われます。

「dissatisfy」は相手を不満にさせるようなニュアンスの単語です。日常会話ではそこまで頻繁には出てこないかもしれませんが、ビジネスシーンなどで「顧客を満足させられなかった」「不満を抱かせてしまった」という状況を表すときに用いられることがあります。


  • 活用形


    • 原形: dissatisfy

    • 三人称単数現在形: dissatisfies

    • 現在分詞・動名詞: dissatisfying

    • 過去形・過去分詞形: dissatisfied


  • 他の品詞形


    • 形容詞: dissatisfied (例: He is dissatisfied.)

    • 名詞: dissatisfaction (例: Her dissatisfaction was obvious.)


  • CEFRレベル目安: B2(中上級)


    • B2: 語彙が増え、複雑な文章にも対応できるレベル。ビジネス文書や論文などで「dissatisfy」という語を見かける機会が増えるでしょう。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • dis-: 否定・逆の意味を表す接頭語 (negation)

    • satisfy: 「満足させる」という意味の動詞


「dis-」が付くことで、「満足させる」の逆、「満足させない・不満を抱かせる」という意味になります。


  • 派生語や類縁語


    • dissatisfaction (名詞)

    • dissatisfied (形容詞)

    • satisfy (元の動詞)

    • satisfactory (形容詞: 満足のいく)


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10個


    1. dissatisfy a customer (顧客を不満にさせる)

    2. dissatisfy the audience (観客を不満にさせる)

    3. dissatisfy the boss (上司を不満にさせる)

    4. dissatisfy one’s expectations (期待を裏切る)

    5. dissatisfy the public (世間を不満にさせる)

    6. cause dissatisfaction (不満を引き起こす)

    7. express dissatisfaction (不満を表明する)

    8. feel dissatisfied (不満を感じる)

    9. be left dissatisfied (不満のまま終わる)

    10. deeply dissatisfy (深く不満を抱かせる)



3. 語源とニュアンス


  • 語源


    • 「dis-」 + 「satisfy」から成る合成語。

    • satisfy はラテン語由来の “satis”(十分)と “facere”(作る)という言葉が合わさったもので、「充分に満たす」→「満足させる」となったとされます。その否定形がdissatisfyです。


  • ニュアンスと使用時の注意


    • 「dissatisfy」は、「結果的に相手が満足しない状況を生み出す」というニュアンスがあります。相手の期待や要求水準を満たしていないため、不満やがっかり感が起こることを指します。

    • 文章でも口語でも使えますが、ややフォーマル寄りか、ビジネス文章でやや見かける表現です。日常会話ではもう少しシンプルに「disappoint(がっかりさせる)」を使うケースも多いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント


    • 一般的に他動詞として用いられ、目的語を取ります。

    • 例: The poor service dissatisfied our customers.


  • よくある構文・イディオム


    • “X dissatisfies Y” (X が Y を不満に思わせる)

    • “I was dissatisfied with …” (…に不満を感じた)

    • イディオムとして特別な決まり文句は少ないですが、「be dissatisfied with」の形は非常によく使われます。


  • フォーマル / カジュアル


    • フォーマル寄り: ビジネス文書やレターで「〜に不満を感じる / 不満を与えた」と表現するときに使う。

    • カジュアル: 日常で使う場合は、「I’m dissatisfied with…」と形容詞形を使った方が自然に感じられる場合が多いです。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “The movie’s ending really dissatisfied me; it felt so rushed.”

    (その映画の結末は本当にがっかりだったよ。すごく駆け足な感じがした。)


  2. “If the food quality doesn’t improve, it will dissatisfy many customers.”

    (もし料理の質が良くならないなら、多くの客は不満を持つだろう。)


  3. “I’m sorry if my explanation dissatisfied you. Let me clarify further.”

    (私の説明が不満を抱かせたなら申し訳ない。もう少し詳しく説明させてください。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We certainly don’t want to dissatisfy valued clients with delayed deliveries.”

    (納期の遅れで大切なお客様を不満にさせたくありません。)


  2. “The new policy might dissatisfy some employees, so we should handle it carefully.”

    (新しい方針は一部の従業員を不満にさせるかもしれないので、慎重に対応すべきです。)


  3. “Any lapse in quality control will dissatisfy our shareholders.”

    (品質管理における少しのミスも、株主たちを不満にさせるでしょう。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “A flawed questionnaire design can dissatisfy respondents and skew the survey results.”

    (不適切なアンケート設計は回答者を不満にさせ、調査結果を偏らせる可能性があります。)


  2. “Inefficient resource allocation could dissatisfy various stakeholders in the project.”

    (非効率的なリソース配分は、プロジェクトのさまざまな利害関係者を不満にさせる可能性があります。)


  3. “Frequent changes in the research scope may dissatisfy funding agencies.”

    (研究範囲が頻繁に変更されると、出資機関を不満にさせる恐れがあります。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (synonyms)


    1. displease(不快にさせる)


      • 感情を害するニュアンス。より感情的な場合に使う。


    2. disappoint(失望させる)


      • 相手の期待を裏切るニュアンスが強い。日常会話でよく用いる。


    3. fail to satisfy(満足させることに失敗する)


      • 言い換え表現として使用可能。もう少し長いフレーズ。


    4. underwhelm(期待外れの印象を与える)


      • 口語的で「思ったよりしょぼい」という感覚を含む。



  • 反意語 (antonyms)


    1. satisfy(満足させる)


      • 真逆の意味。


    2. please(喜ばせる)


      • より感情面にフォーカスして「嬉しく感じさせる」。



「displease」と「dissatisfy」はやや似ていますが、「displease」は「不快にさせる」という感情面が強く、「dissatisfy」は「期待や要求が満たされず不満な状態にする」というニュアンスです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /dɪˈsætɪsfaɪ/


    • アメリカ英語(US)・イギリス英語(UK)ともに大きな違いはないが、細部の母音の発音が若干異なる場合がある。

    • 強勢は「sat」の部分に置かれます: di-SAT-is-fy。


  • 発音の注意点


    • dis- が /dɪs/ と短くなる。

    • satisfy が /ˈsætɪsfaɪ/ なので途中の /s/ を一度で済ませないように注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “dissatisfy” の最初の “dis-” と中間の “satisfy” を合わせるとき、綴りを間違えやすいです。

    • “disssatisfy” など s の重複に注意。


  • 形容詞“dissatisfied”との混同


    • 動詞として使う場合 “dissatisfy” / “dissatisfies” / “dissatisfied” (過去形)

    • 形容詞として使う場合 “dissatisfied with …” なので、文法上役割を混同しないこと。


  • 試験対策


    • TOEICや英検などで、ビジネス文書や読解問題で出る場合があります。「顧客満足度」が絡む文章などで出題されることがあるため、意味をしっかり押さえておきましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 接頭語 “dis-” は「否定」「反対」を表す


    • satisfy(満足させる)にdis-がついて「満足させない」のイメージで覚えましょう。


  • スペリングのポイント


    • dis + satisfy = dissatisfy という構造。

    • s が連なるが、実際には「dis」+「s」が重なっているわけではなく、その後に「satisfy」が続くイメージです。


  • 関連ストーリー


    • 「disappointed (失望した)」と似た響きですが、dissatisfy は「期待に応えられず不満を与える」というややビジネスやフォーマルな文脈でも使いやすい単語です。


  • 勉強テクニック


    • satisfy → dissatisfaction → dissatisfied → dissatisfy と品詞や派生形をまとめて語根「satisfy」でグルーピングすると記憶に残りやすいでしょう。


以上が “dissatisfy” の詳細な解説です。期待に応えきれないシーンでよく出てくる表現ですので、ぜひ覚えておいてください。

意味のイメージ
dissatisfy
意味(1)

〈人〉‘に'不満を抱かせる

TOEIC英単語(TSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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