最終更新日:2025/12/04
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元となった辞書の項目

shortly

副詞

まもなく(in a short time),すぐに(soon) / 手短に,簡潔に(briefly) / 無愛相に,そっけなく

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電車はまもなく到着します。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: shortly

品詞: 副詞 (adverb)

意味(英語): soon; in a short time; briefly; in a few words

意味(日本語): もうすぐ、短時間で、簡潔に、手短に

「shortly」は、「もうすぐ何かが起こる」「簡潔に説明する」といった場面で使われる単語です。主に「近い未来に」「短く(説明する)」などのニュアンスを含みます。少しフォーマルな印象がありますが、日常会話でもよく使われます。

活用形


  • 副詞のため、動詞のように人称・時制による変化はありません。

他の品詞になったときの例


  • short (形容詞) : 短い(例: “He is wearing short pants.”)

  • shortness (名詞) : 短さ、簡潔さ(例: “The shortness of his speech was appreciated.”)

  • shorten (動詞) : 短くする(例: “We need to shorten the meeting.”)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 日常でも使うが、少し高度な単語として扱われる場合があります。A1・A2レベル向けの超基本的な語「soon」の類義語として、B1〜B2レベルで学習されることが多いイメージです。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: short (短い)

  • 接尾語: -ly (〜のように、〜的に)


    • 形容詞に -ly がついた副詞形。


他の単語との関連性(派生語・類縁語)


  • short (形容詞) : 短い

  • shorten (動詞) : 短くする

  • shortage (名詞) : 不足

  • shortcoming (名詞) : 欠点

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. Shortly after … 「〜のすぐ後に」

  2. Shortly before … 「〜の直前に」

  3. Shortly thereafter … 「その直後に」

  4. Arrive shortly … 「すぐに到着する」

  5. Will be done shortly … 「すぐに終わるだろう」

  6. Speak shortly … 「手短に話す」

  7. Conclude shortly … 「間もなく締めくくる」

  8. Return shortly … 「すぐに戻る」

  9. Shortly state … 「簡潔に述べる」

  10. Shortly finalize … 「まもなく最終決定する」


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    中英語の“short” + 副詞化の“-ly”。

    “short”自体は古英語の“sceort”に由来し、「長さが短い」という意味を持っていました。それが転じて時間的な「間もなく」、言動の「手短に」という意味も派生しています。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 「もうすぐ」という意味で使うときは、フォーマルな場面でも問題なく使えます。ビジネスメールなどで「We will contact you shortly.(間もなくご連絡いたします)」のように使われます。

    • 「手短に」という意味の場合、どちらかというと文章や説明で「簡潔さ」を強調するときに使われます。

    • 「そっけなく・素っ気ない口調で」という少し強いニュアンスになる用法もありますが、頻度は高くありません。



4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞なので、主に動詞を修飾します。具体的には「私たちが間もなく何をする(もうすぐ)」「行動や状況が短時間で終わる(短時間)」というニュアンスを補う形で使われます。

  • フォーマル / カジュアル:


    • フォーマル: ビジネスメールや公のアナウンスでも使われる (“The event will begin shortly.”)

    • カジュアル: 友達との会話でも、シンプルに“soon”の言い換えとして使われることがあります (“I’ll be there shortly.”)



5. 実例と例文

(1) 日常会話 (カジュアル)


  1. “I’ll text you shortly.”

    「すぐにメッセージ送るね。」

  2. “Dinner will be ready shortly, so please wait a little.”

    「夕飯はもうすぐできるから、ちょっと待ってね。」

  3. “He’ll join us shortly after he finishes his homework.”

    「彼は宿題が終わったらすぐに合流するよ。」

(2) ビジネスシーン (フォーマル)


  1. “We will start the meeting shortly, so please take your seats.”

    「間もなく会議を始めますので、席についてください。」

  2. “The report will be submitted shortly; please review it at your earliest convenience.”

    「報告書は間もなく提出されますので、可能な限り早めにご確認ください。」

  3. “Our salesperson will contact you shortly regarding the details.”

    「担当の営業が詳細についてすぐにご連絡します。」

(3) 学術的な文脈


  1. “The results will be published shortly in the next issue of the journal.”

    「その結果は、間もなく次号の学術誌に掲載されます。」

  2. “We will shortly summarize the findings and present our conclusion.”

    「近いうちに研究結果をまとめて、結論を提示します。」

  3. “Shortly put, the experiment confirmed the hypothesis.”

    「簡単に言うと、その実験は仮説を裏付けました。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. soon (もうすぐ)


    • 最も一般的な語。「短期間で」という点では“shortly”と近い。


  2. in a little while (少ししたら)


    • 会話調で「もう少しあとに」くらいの柔らかいニュアンス。


  3. before long (ほどなく)


    • やや文語的で、日常会話でも使われるが少し古風な印象。


  4. presently (まもなく)


    • 同じくフォーマルで文語的。


  5. in the near future (近い将来)


    • 近い将来を指してややフォーマルな表現。


反意語 (Antonyms)


  • later (あとで)

  • eventually (最終的に、いずれ)

  • long after (〜のだいぶ後に)

ニュアンスの違いとして、“shortly”は「かなり近い未来」を暗示するのに対し、“later”や“eventually”等は「もっと先のタイミング」を指す表現です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈʃɔːrt.li/ (米), /ˈʃɔːt.li/ (英)

  • 強勢位置: 短母音 /ʃɔːrt/ 部分がやや強めに発音され、続く “ly” は軽く添える感じ

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /r/ の発音がややはっきりして、イギリス英語では /r/ をあまり強く発音しない傾向があります。

  • よくある間違い: /ʃɔːr-/ の部分を「ショー」や「ショート」と口先だけで伸ばしすぎず、短くまとめるのがポイント。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “shortly” と綴るところを “shortley” や “shorty” と間違えないようにしましょう。

  • “shortly” と “short” の混同: “shortly” は副詞なので、動詞の前後に置かれ「すぐに / 簡潔に」という意味を持ちます。一方の “short” は形容詞(や名詞)です。

  • TOEICや英検などの出題: 「短期間で結果を報告します」などビジネスシーンの表現として出題されることがあります。“soon”との言い換えを問われる場合も多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “short” + “-ly” なので「短く(時間や言葉を)+〜する感じ」と覚えるとわかりやすい。

  • イメージ: “shortly” は「短い(時間/言葉)+もうすぐ」という二つの要素を持っている、と頭に入れておく。

  • 勉強テクニック: “shortly after” や “shortly before” など、セットで覚えると実用的に使えるフレーズが自然に身に付きます。


以上が “shortly” の詳細な解説です。ぜひ日常会話やビジネスシーンで活用してみてください。

意味のイメージ
shortly
意味(1)

まもなく(in a short time),すぐに(soon)

意味(2)

手短に,簡潔に(briefly)

意味(3)

無愛相に,そっけなく

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