hardworking
1. 基本情報と概要
単語: hardworking
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): diligent, industrious, putting a lot of effort into work or tasks
意味(日本語): 「勤勉な」「熱心に働く」「働き者の」というような意味です。仕事や学習に真面目に取り組み、一生懸命努力する人を指します。ニュアンスとしては、「手を抜かずに全力で取り組む」「怠けずに粘り強く頑張る」というイメージです。
CEFRレベル: B1(中級)
→ よく使われる日常的な形容詞ですが、少し長い単語であることから中級程度の語彙として位置づけられます。
活用形:
形容詞なので、厳密には時制による活用はありません。比較級・最上級を作る場合は、慣用的に “more hardworking / most hardworking” よりも、形が崩れて “harder-working / hardest-working” などの形になることがあります。得意ではありませんが、「とても勤勉な」というニュアンスを強めたい場合は “very hardworking” などと言い換えるのが一般的です。
他の品詞形:
- 名詞形としては “hard worker” (勤勉な人) のように言い換えられます。
- “hard-working” とハイフン入りで書かれることも多いです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- “hard” + “work” + “-ing”
- “hard” は「固い」「難しい」「熱心な」などを意味する形容詞/副詞
- “work” は「仕事」「作業」
- “-ing” は本来動作や状態を指す語尾ですが、ここでは “work” を形容詞として機能させるための一部として捉えられます。
- “hard” は「固い」「難しい」「熱心な」などを意味する形容詞/副詞
パーツごとの意味
- “hard” が「しっかり・一所懸命」というニュアンスを加え、そこに “work” が組み合わさって「熱心に働く様子」を強調しています。
コロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- a hardworking student(勤勉な学生)
- a hardworking employee(熱心に働く従業員)
- a hardworking team(よく働くチーム)
- be truly hardworking(本当に勤勉である)
- a hardworking approach(勤勉な取り組み方)
- recognized as hardworking(勤勉であると認められる)
- honest and hardworking(誠実で勤勉な)
- hardworking and motivated(勤勉でやる気に満ちている)
- hardworking mindset(勤勉な考え方・姿勢)
- diligent and hardworking(丁寧で勤勉な)
3. 語源とニュアンス
語源
- “hard” は古英語の “heard” にさかのぼり、「固い」「強く」「猛烈に」などの意味を持っていました。
- “work” は古英語の “weorc” に由来し、「仕事」「労働」を表してきました。
- これに “-ing” がついて形容詞化された形が “hard-working / hardworking” です。
歴史的用法とニュアンス
- 元々は “hard-working” とハイフンを伴って表記されることが多かったですが、近年では “hardworking” とつづられる事例も増えています。
- 「努力を惜しまない」という前向きな印象が強く、ポジティブに人を評価するときに使われます。
使用シーン
- 口語/文章どちらでも広く使われます。
- フォーマル・カジュアル問わず、勤勉さや労をいとわない姿勢を表現したいときに適しています。
- ビジネス文書の自己紹介や推薦文などでもよく用いられます。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として人や対象物の性質を修飾します。
例: She is a hardworking employee. - 可算名詞・不可算名詞の区別は、こちらは形容詞なので直接関係ありません。
- “hardworking” がつく名詞は、人(employee, person, individual, student など)が多いです。
一般的な構文
- “(主語) is hardworking.”
- “(主語) is a hardworking (名詞).”
- “(主語 + be動詞) hardworking and (形容詞) …”
- 例: He is hardworking and diligent.
イディオム的表現は少ない
- “hardworking” 自体はイディオムというよりは日常・場合によってはビジネスでもそのまま使われる形容詞です。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “My sister is so hardworking; she studies until 2 a.m. every night!”
(私の妹は本当に勤勉で、毎晩夜中の2時まで勉強しているんだ。) - “You’re really hardworking. I always see you practicing at the gym!”
(君は本当に勤勉だね。いつもジムで練習している姿を見かけるよ。) - “Our neighbors are hardworking people; they run a restaurant and never take a day off.”
(うちの隣人は勤勉な人たちで、レストランを経営していてほとんど休みを取らないんだ。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Jane is known as a hardworking and reliable colleague.”
(ジェーンは勤勉で信頼できる同僚として知られています。) - “We need hardworking individuals to join our project team for the new launch.”
(新製品発売のプロジェクトチームには、勤勉な人材が必要です。) - “She got promoted so quickly because she’s extremely hardworking and meets every deadline.”
(彼女がとても早く昇進したのは、非常に勤勉で、すべての締め切りをきちんと守るからです。)
(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文
- “A hardworking student often demonstrates consistent improvement in academic performance.”
(勤勉な学生は、学業成績が着実に向上する傾向があります。) - “This institution values hardworking researchers who can contribute to groundbreaking studies.”
(この研究機関は、画期的な研究に貢献できる勤勉な研究者を高く評価します。) - “Our findings indicate that hardworking individuals are more likely to persist in the face of challenges.”
(我々の調査結果によると、勤勉な人々は困難に直面してもやり抜く可能性が高いことが示されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- diligent(勤勉な)
- hardworking とほぼ同義だが、細部や規律を守ることにも重点がある。
- hardworking とほぼ同義だが、細部や規律を守ることにも重点がある。
- industrious(よく働く)
- 勤労や生産活動に積極的であるニュアンスが強い。
- 勤労や生産活動に積極的であるニュアンスが強い。
- conscientious(良心的でまじめな)
- 義務感や責任感から緻密に行動するイメージがある。
- 義務感や責任感から緻密に行動するイメージがある。
- dedicated(献身的な)
- 「捧げる」「一途になる」イメージが強い。
- 「捧げる」「一途になる」イメージが強い。
- driven(突き動かされるようにがんばる)
- 使命感や目標達成への強いモチベーションを含む。
反意語 (Antonyms)
- lazy(怠惰な)
- idle(何もしていない、怠けている)
- careless(不注意な、勤勉さを欠く)
これらはいずれも「努力しない・やる気がない」というニュアンスを持ち、hardworking とは反対の意味になります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA): /ˌhɑːrdˈwɜːr.kɪŋ/ (アメリカ英語・イギリス英語ともに類似)
- アメリカ英語: [ハードワーキング](/ˌhɑːrdˈwɝː.kɪŋ/ のようにrをはっきり発音)
- イギリス英語: [ハードワーキン](/ˌhɑːdˈwɜː.kɪŋ/ のようにrを少し弱く発音)
アクセント (強勢)
- “hard” の部分と “work” の頭あたりに強勢が置かれやすいです。 /ˌhɑːrdˈwɜːr/ のイメージ。
- 「hard」→ 「HARD」, 「work」→「WOR(k)」を意識して発音すると聞き取りやすくなります。
よくある発音の間違い
- /hɑːd/ と /hɑːr/ の発音を混同しないように注意する。
- “working” の /kɪŋ/ が「キング」ではなく、鼻にかかった音になる英語らしい発音を意識する。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “hardworking” のようにつづるか、“hard-working” とハイフンでつづるか迷う人がいます。どちらも許容されますが、一貫性を保つようにしましょう。
- “hardwork” や “hardworking” の「w」が抜けたり、「hardworkin」になってしまったりというミスに注意。
- “hardworking” のようにつづるか、“hard-working” とハイフンでつづるか迷う人がいます。どちらも許容されますが、一貫性を保つようにしましょう。
- 同音異義語との混同
- “hard” と “heard” を混同しない。
- “hard” と “heard” を混同しない。
- TOEIC・英検など試験対策
- 短い文章中で人物描写や自己紹介をするときに頻出。
- エッセイで人柄を表現するときなどに使いやすい単語です。
- 短い文章中で人物描写や自己紹介をするときに頻出。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “hard” + “working” = 「しっかり働く」「一生懸命やる」というイメージ。
- “He works hard → He is hardworking” と形容詞形で押さえておくと覚えやすいです。
- スペリングは “hard” + “working” をくっつけるだけ、と考えるとシンプル。
- 勉強テクニック: 「hard を強調して言う」→ しっかり働く → “hardworking” と音読する練習で自然と頭に残りやすくなります。
以上が “hardworking” の詳細解説です。是非、ポジティブな人柄を紹介したい場面や、自分の長所をアピールしたい場面で使ってみてください。
働き者の,勤勉な