最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

penalize

動詞

〈他〉《...に対して》 ...を罰する, ...に有罪と宣告する《for ...》 / (競技などで…に対して) ...にペナルティを課す 《for ...》

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レフェリーは、過激なタックルをした選手に罰則を科すことを決定しました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: penalize

品詞: 動詞 (他動詞)

意味(英語): To subject someone or something to a penalty or punishment.

意味(日本語): 誰かまたは何かに対して、罰やペナルティを科すこと。

「ペナルタイズ」は、「誰かが違反行為をしたり不正をしたりした場合に、その人に対して罰則やペナルティを与える」というニュアンスで使われる動詞です。

活用形


  • 原形: penalize

  • 三人称単数現在形: penalizes

  • 過去形: penalized

  • 過去分詞形: penalized

  • 現在分詞形 / 動名詞: penalizing

他の品詞形


  • 名詞形: penalization(処罰する行為、ペナルタイズすること)

  • 形容詞形(関連語): penal(刑の、刑法上の)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): ニュース記事やビジネス文書などで目にすることがある単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: penal(罰に関する、刑の)

  • 接尾語: -ize(~にする、~化する)

「penal(刑の)」と「-ize(~化する)」が結びついて、「罰を科す」「罰の状態にする」といった意味を持つようになりました。

関連語(派生語・類縁語)


  • penalty(名詞): 罰、罰金

  • penal(形容詞): 刑事上の、刑に関する

  • penitentiary(名詞): 刑務所(主にアメリカ英語で使われる)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. penalize a player(選手にペナルティを科す)

  2. be penalized for misconduct(不正行為で罰を科される)

  3. penalize violations(違反行為を罰する)

  4. heavily penalize(厳しい罰を科す)

  5. penalize late submissions(遅れた提出物に罰を科す)

  6. penalize tax evasion(脱税を罰する)

  7. penalize unfair practices(不公正な行為を罰する)

  8. penalize mistakes(ミスに対してペナルティを与える)

  9. penalization process(罰則を科すプロセス)

  10. suffer legal penalization(法的処罰を受ける)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「penalize」はラテン語で「罰・懲罰」を意味する poena(ポエナ)に由来します。

  • フランス語を経由して英語に取り入れられ、「罰する」という意味で確立しました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「penalize」はフォーマルな場面で使われることが多い動詞です。スポーツや法律、ビジネスなど「公式なルール違反」に対して処罰を行う時によく使われます。

  • カジュアルな日常会話であれば「punish」や「give a penalty」のように言い換えることが多いです。

主に書き言葉やスピーチなど、ややフォーマルまたは公的な場面での使用が一般的です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞として使用される:


    • “Someone penalizes + 目的語” の形で「誰かが(何か・誰かに)罰を科す」という意味になります。

    • 例: “The referee penalized the player for the foul.”


  2. 構文例


    • “penalize someone for something”「~のことで誰かを罰する」


      • 例: “The company penalized employees for repeated lateness.”


    • “be penalized for + 動名詞/名詞”「~したことで罰を受ける」


      • 例: “He was penalized for breaking the contract.”



  3. フォーマル / カジュアル


    • カジュアル:punish, fine (“He was fined for speeding.”)

    • フォーマル:penalize, impose a penalty (“The court decided to penalize the offending corporation.”)



5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “If you don’t return the library books on time, they might penalize you with a late fee.”

    (図書館の本を期限内に返さないと、延滞料金という形で罰則を取られるかもよ。)


  2. “They penalized the driver for parking illegally.”

    (違法駐車をしていた運転手が罰金を科されたんだ。)


  3. “I’m worried the teacher will penalize me for handing in my homework late.”

    (宿題を遅れて提出したことで、先生に罰点をつけられないか心配だよ。)


ビジネス (3例)


  1. “The company policy states that chronic tardiness will be penalized.”

    (会社の規定によると、頻繁に遅刻をした場合は罰則の対象になる。)


  2. “We decided not to penalize the client for the late payment this time, but we gave a warning.”

    (今回は支払いの遅延に対して罰金を科さないことにしたが、警告はした。)


  3. “The board opted to penalize unethical practices to maintain the firm’s reputation.”

    (取締役会は会社の評判を守るため、不道徳な行為を厳しく処罰することに決めた。)


学術的な文脈 (3例)


  1. “Many scholars argue that excessively penalizing plagiarism may discourage honest academic inquiry.”

    (多くの学者は、盗用を過度に処罰しすぎると正直な学問探求を妨げる可能性があると主張している。)


  2. “The new law seeks to penalize severely any form of research fraud.”

    (新しい法律では、あらゆる形態の研究不正を厳しく処罰することを目指している。)


  3. “This policy aims to penalize institutions that fail to comply with ethical standards.”

    (この方針は、倫理基準を守れない機関に対して罰則を科すことを目的としている。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. punish(~を罰する)


    • より一般的で、フォーマルでもカジュアルでも使われる。


  2. fine(~に罰金を科す)


    • 金銭的な罰を強調する場合に使う。


  3. discipline(~を規律で正す、処罰する)


    • 罰だけでなく、秩序を保つための教育的な要素も含む。


反意語


  • pardon(許す)

  • excuse(容赦する、免除する)

たとえば “penalize” と “pardon” は正反対の行為です。罰するか、許すかという選択肢の違いがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語: /ˈpiː.nə.laɪz/

    • イギリス英語: /ˈpiː.nə.laɪz/ または /ˈpɛn.ə.laɪz/


  • 強勢(アクセント): 最初の音節 “PE” に強勢があります。


  • よくある発音ミス: “pe-nal-ize” の “-al-” を曖昧に発音してしまうこと。 強く “ピー・ナ・ライズ” というイメージで発音するとよいでしょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「penalize」は「pen*e*lize」などと書き間違えやすいので注意。

  • イギリス英語とアメリカ英語の違い: イギリス英語では “penalise” と綴ることが多い。試験や文書では一貫したスペリングを使うことが大切です。

  • 同音異義語との混同: とくにはありませんが、「penalize」と「penal(形容詞)」は混同しがちなので、動詞か形容詞かを意識しましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、法的・ビジネス的文脈での出題があるかもしれません。罰則や管理職の権限に関する話題で頻出します。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「penalty」から派生して「penalize」: 「ペナルティ(penalty)を与える」⇒「ペナルタイズ(penalize)」という連想で覚えられます。

  • ペナルティとセットでイメージ: スポーツなどで審判が選手に罰則を与えるシーンを思い浮かべると「penalize」の場面が思い描きやすいです。

  • 語根「penal」は “罰”: ラテン語「poena(罰)」から来ているとイメージすると、関連語(penalty, penal, penitentiary など)が覚えやすくなります。

以上が “penalize” の詳細解説です。スポーツ番組や法的文脈など、公式に罰を科すというニュアンスがしっかり頭に入っていれば、比較的スムーズに活用できるようになります。ぜひ例文と合わせて覚えてみてください。

意味のイメージ
penalize
意味(1)

(競技などで…に対して)…‘に'罰(ペナルティー)を課す《++for+(do*ing*)》

意味(2)

(法律・規則などで)(…に対して)…‘を'罰する,‘に'有罪の宣告をする《++for+(do*ing*)》

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