元となった辞書の項目
blueprint
解説
1. 基本情報と概要
単語: blueprint
品詞: 名詞(場合によっては動詞としても使用される)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- B2:日常的な話題に加え、ある程度専門的な内容についても理解し、やりとりができるレベル
意味(英語 / 日本語)
- 英語: A detailed plan or design that shows how something is to be made or accomplished.
- 日本語: ある物事をどのように作り上げるか、または実行するかを示した詳細な設計図・青写真。
「blueprint」は、建築の分野などで使われる「設計図」を指すことが多いですが、転じて「計画・構想」という意味でもよく使われます。「将来の行動指針」や「戦略の土台」といったニュアンスを含みます。
活用形
- 名詞形: blueprint (可算名詞)
- 動詞形: blueprint (例: “We need to blueprint our plan before we start.”)
- 過去形: blueprinted
- 現在分詞・動名詞: blueprinting
- 過去分詞: blueprinted
- 過去形: blueprinted
他の品詞になった形の例
- 特に形容詞形はありませんが、文脈によって「blueprint approach(青写真的アプローチ)」など形容詞的に用いられることがあります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- blue + print
- 元々、青い背景に白い線で設計図を印刷していたことから由来します。
派生語・類縁語
- “blueprinting” (動名詞): 設計作業や詳細な計画立案を指す
- 日本語での類似表現: 「青図」「青写真」、ただし英語では“blueprint”が圧倒的に一般的
よく使われるコロケーション(10個)
- “architectural blueprint” – 建築設計図
- “strategic blueprint” – 戦略的な青写真
- “provide a blueprint” – 設計図(青写真)を提供する
- “draft a blueprint” – 青写真を起案する
- “follow the blueprint” – 青写真に従う
- “blueprint for success” – 成功への青写真
- “blueprint for change” – 変革のための青写真
- “blueprint of the project” – プロジェクトの設計図
- “outline a blueprint” – 青写真の概要を示す
- “serve as a blueprint” – 青写真として機能する
3. 語源とニュアンス
語源
19世紀後半に写真技術の一つとして、青地に白い線が浮かび上がる印刷手法(ブループリント法)が使われ始めたことが語源です。現在ではデジタル化され、物理的な青い紙を使うことは減りましたが、「詳細な設計図」という意味合いがそのまま残っています。
ニュアンス
- 具体的な図面を思い起こさせる: 単なるアイデアというより、かなり緻密に描かれた計画・構想というニュアンス。
- フォーマルかカジュアルか: ビジネスや学術・建築など、よりフォーマルな文脈でよく使われます。カジュアルな会話でも「計画」として使われることがありますが、若干専門的な響きを持ちます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞としての用法: “a blueprint,” “several blueprints” など。
- 動詞としては、あまり一般的ではありませんが「詳しく計画を立てる」という意味で使われることがあります。ビジネス文書や専門書などで見られる用法です。
- 例: “We need to blueprint the entire strategy.”(全体の戦略を詳細に設計する必要がある)
- 例: “We need to blueprint the entire strategy.”(全体の戦略を詳細に設計する必要がある)
使用シーン
- フォーマル: ビジネス計画書、提案書、学術論文
- ややカジュアル: 口頭で「具体的計画」として使う場合
5. 実例と例文
日常会話の例文(3つ)
- “Do we have a blueprint for the new kitchen layout?”
-「新しいキッチンのレイアウトの設計図はあるの?」 - “I need a blueprint for my garden renovation.”
-「庭の改装のために具体的な計画を立てたいんだ。」 - “He showed me the blueprint of his dream house.”
-「彼は自分の夢の家の設計図を見せてくれたよ。」
ビジネスの例文(3つ)
- “Our CEO presented a blueprint for the company’s future growth.”
-「CEOは会社の今後の成長に向けた青写真を提示した。」 - “We should finalize the blueprint for the new marketing campaign.”
-「新しいマーケティングキャンペーンの設計図を最終決定すべきです。」 - “The blueprint outlines our key objectives and the timeline.”
-「その青写真には主な目標とタイムラインが示されています。」
学術的な文脈の例文(3つ)
- “The researcher proposed a blueprint for tackling climate change.”
-「その研究者は気候変動に取り組むための青写真を提案した。」 - “This blueprint can be adapted for various experimental models.”
-「この設計図はさまざまな実験モデルに応用できます。」 - “They developed a detailed blueprint for improving urban infrastructure.”
-「彼らは都市インフラを改善するための詳細な青写真を作成した。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- plan(プラン)
- 日本語訳: 計画
- ニュアンス: より一般的。細部にこだわらず「計画」と言うときはplanが無難。
- 日本語訳: 計画
- design(デザイン)
- 日本語訳: 設計、意匠
- ニュアンス: 物の形状や見た目を重視した意味合いが強い。
- 日本語訳: 設計、意匠
- outline(アウトライン)
- 日本語訳: 概要
- ニュアンス: 大まかな概要の意味が強く、blueprintよりは詳細度が低め。
- 日本語訳: 概要
- scheme(スキーム)
- 日本語訳: 計画、構想
- ニュアンス: 一連のプランや仕組みを指す。ややフォーマル。
- 日本語訳: 計画、構想
反意語
- 明確な反意語はありませんが、計画や設計がない「無計画さ」を表す際には “lack of plan” や “no direction” が使われます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈbluː.prɪnt/
- アメリカ英語・イギリス英語ともにほぼ同じ発音です。
- アメリカ英語・イギリス英語ともにほぼ同じ発音です。
- アクセント: “blue” の母音をはっきり伸ばし、“print” を軽めに発音します。
- よくある間違い: “blue” を短く /blu/ と発音してしまったり、“bluprint” のように /r/ を落としてしまう誤り。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “blueprint” を “bluprint” や “blue print” と間違えるケース。
- 語義混同: 単なる “plan” として使っても通じるが、元々は「建築設計図」の意味が強い。専門的ニュアンスに注意。
- 試験での出題傾向: TOEICや英検などでは「事業計画」を説明する文章やビジネスの文脈などで出題される可能性あり。設計図関連の単語として覚えておくと有用。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “青い図面”をイメージ: 実際に青い紙に白い線で印刷される風景を思い浮かべると記憶しやすいです。
- “ブループリント=詳細な計画”: 建築や複雑なプロジェクトの下地となる、緻密な設計を指す点を意識すると覚えやすいでしょう。
- スペリングのコツ: “blue + print” を結合。「青」+「印刷物」と覚えるとミスが減ります。
以上が “blueprint” の詳細解説です。建築やビジネスでの具体的な設計・計画を指す際に、ぜひ使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(建築・機械の設計図の)青写真
意味(2)
(詳細な)計画
意味(3)
…'を'青写真にとる