最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

worthwhile

形容詞

価値のある / やりがいのある

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ルーブル美術館を訪れることは価値のある経験です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: worthwhile

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): having value or importance; worth the time, money, or effort spent

意味(日本語): やる価値がある、時間やお金や労力をかけるだけの価値がある

「worthwhile」は、「やってみると得られるものがある」「投資した時間や労力に見合うだけの価値がある」というニュアンスを持つ形容詞です。例えば、新しいスキルを身につけることは少し大変でも、その後のメリットを考えると「worthwhile」だといえます。

活用形

形容詞のため、基本的には “worthwhile” のみで比較級や最上級は通常ありません。ただし、文脈によっては “more worthwhile” / “most worthwhile” のように比較表現されることがあります。

他の品詞形


  • 「worth」(名詞・形容詞):価値 (例 “net worth” / “He is worth a million dollars.”)

  • 「worthy」(形容詞):ふさわしい、値する (例 “She is worthy of respect.”)

CEFR レベル目安:


  • B2(中上級):日常会話でも十分に使われるが、基礎語彙よりもやや発展的な表現という位置づけ


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • worth:直訳すれば「価値がある」

  • while:本来は「時間」「しばらくの間」を意味する語

これらが一つになり、「時間をかける価値がある」というニュアンスが生まれています。

詳細な意味


  • 何かを行うことにより得られる利益・満足感が労力やコストを上回る

  • 「手間暇をかけても、それに見合う良い結果が得られる」という評価を示す

コロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. make it worthwhile(やる価値のあるものにする)

  2. prove worthwhile(やる価値があると証明される)

  3. deem it worthwhile(~は価値があると考える)

  4. worthwhile investment(価値のある投資)

  5. worthwhile cause(価値ある大義・活動)

  6. worthwhile effort(価値ある努力)

  7. find something worthwhile(何かに価値を見出す)

  8. worthwhile venture(やってみる価値のある事業)

  9. well worthwhile(十分に価値がある)

  10. truly worthwhile(本当に価値がある)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “worth” は古英語の “weorth” から派生し、「価値」や「値する」という意味を持つ語でした。

  • “while” は古英語 “hwīl” から来ており、「時」や「間」を意味します。

  • 二つが組み合わさることで「時間や労力を費やすに足る価値がある」という意味が生まれました。

使用時の注意点やニュアンス


  • 「時間や労力をかける価値」という前向きな意味合いが強く、ポジティブな文脈で用いられることが多いです。

  • 口語・ビジネスともに広く使われ、カジュアルからフォーマルまで幅広い場面で通用します。

  • ただし、「費用対効果」や「思った以上のリターン」があるニュアンスを強調したいときに特に便利です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. It is worthwhile + to 不定詞 / ~ing


    • 例: “It is worthwhile to learn a second language.”

    • 例: “It is worthwhile learning a second language.”

      どちらの形も使えますが、微妙なニュアンスは文の構造や文体によります。


  2. 形容詞として名詞を修飾


    • 例: “a worthwhile project” / “a worthwhile cause”

      名詞の前につけて、その価値を強調します。


  3. フォーマル/カジュアル


    • カジュアル: “It’s definitely worthwhile!”

    • フォーマル: “We believe this initiative is worthwhile.”


  4. 可算・不可算


    • 形容詞のため、可算・不可算の区別はありません。ただし、修飾する名詞の可算・不可算に合わせて使われるだけです。



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “It was worthwhile going to the concert last night; the band was amazing!”

    (昨夜のコンサートは行く価値あったよ。バンドが最高だった!)


  2. “You should watch that movie. It’s totally worthwhile.”

    (あの映画は観たほうがいいよ。すごく価値があるから。)


  3. “Learning to cook simple meals is worthwhile. It saves money and impresses friends!”

    (簡単な料理を覚えるのはやる価値があるよ。お金を節約できるし、友達の前でいい印象を与えられる!)


ビジネスシーン(ややフォーマル)


  1. “Implementing this new system could be worthwhile for improving efficiency.”

    (この新システムを導入することは、効率を上げるために価値があるかもしれません。)


  2. “We need to determine if the investment will be worthwhile before proceeding.”

    (実行に移す前に、その投資が見合う価値があるかどうかを判断しなければなりません。)


  3. “Attending the conference proved worthwhile, as we gained new business contacts.”

    (その会議に参加したことは価値があると証明されました。新しいビジネス上の繋がりを得られました。)


学術的/専門的文脈


  1. “It may be worthwhile to conduct further research in this area.”

    (この分野でさらなる研究を行うことは価値があるかもしれません。)


  2. “The findings suggest it is worthwhile expanding the study to a larger demographic.”

    (その調査結果から、より大規模な人口層にまで研究を拡大する価値があることが示唆されています。)


  3. “Evaluating long-term outcomes is worthwhile for a comprehensive understanding of the phenomenon.”

    (現象を包括的に理解するためには、長期的な結果を評価することが価値があります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. valuable(価値のある)


    • 「有益で大切」という意味で似ていますが、物や情報にも広く使います。


  2. rewarding(報われる)


    • 成果や利益の面で、やってよかったと実感できるニュアンスが強いです。


  3. beneficial(有益な)


    • 利益やプラス面があることを指す、少しフォーマルな表現。


反意語


  • worthless(価値のない)


    • 「まったく価値がない」という非常に否定的な意味


  • pointless(無意味な)


    • 「意義や目的がない」という意味合いで、労力をかける価値がないことを示す



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˌwɝːθˈwaɪl/

  • イギリス英語: /ˌwɜːθˈwaɪl/

アクセント


  • “worth-WHILE” のように “while” の部分に強勢がかかります。

  • 「ワースワイル」のような音になりますが、r の音を強く出すのがアメリカ英語、あまり強く出さないのがイギリス英語の典型的な違いです。

よくある発音の間違い


  • “worth” の r と th を省略してしまう。 “ワース” としっかり発音し、次の “while” とつなげるように意識しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “worthwile” と “h” を抜かしてしまうミスが多いです。


    • 正: w-o-r-t-h-w-h-i-l-e

    • 語源である “worth” + “while” を分解して考えると防ぎやすいです。


  2. 類似表現との混同: “worthy” と混同し、 “It is worthy to do…” と書いてしまうケース


    • 正しい用法: “It is worthwhile to do…” / “It is worth doing…”

    • “worthy” は “be worthy of something” の形で使います。(例 “She is worthy of respect.”)


  3. 試験対策


    • TOEIC や英検などで、ビジネス文書やエッセイでよく見られます。

    • 「コストとメリットの比較を表す表現」として、読解問題や英作文で覚えておくと便利です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源をイメージ: 「worth(価値)+ while(時間) → 時間をかけるだけの価値がある」。

  • スペリング対策: “worth” + “while” と切り分けて書いてみると覚えやすい。

  • フレーズで覚える: “It is worthwhile to …” を一つのパターンで丸暗記しておくと、会話や文章ですぐ使えます。

「worthwhile」は、自分がする行動の価値を強調したいとき、相手にオススメをするときなど、さまざまなシーンで使える便利な単語です。時間や労力をかける意義を伝えたいときに思い出してみてください。

意味のイメージ
worthwhile
意味(1)

時間(費用,手間)をかけるだけの価値がある,やりがいのある

TOEIC英単語(TSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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