最終更新日:2025/02/25
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元となった辞書の項目

costume

名詞

〈U〉(ある時代・国民・地方などの特殊な)服装,身なり / 〈C〉(特定の場合・季節のための)服装 / 〈U〉〈C〉(芝居・仮装舞踏会用などの)衣装 / …‘の'衣装を用意する,‘に'衣装をつけさせる

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彼女はハロウィンパーティーのために美しい衣装を着ていました。

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解説

以下では、名詞「costume」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): “costume” means a set of clothes worn by a person to represent a particular role, historical period, or character.

意味(日本語): 「コスチューム」とは、特定の役柄や歴史上の時代、キャラクターを表すために着用する衣装のことです。ハロウィンや仮装パーティー、舞台衣装などをイメージするとわかりやすいですね。

「こんなシーンで役に立ちます」:

・ハロウィンやコスプレイベントで使う衣装を指すとき

・演劇の舞台で役柄に合った服を表すとき

・歴史的な衣装について話すとき

CEFRレベル(目安): B1(中級)

→ 日常会話や一般的な話題でそこそこ登場する単語です。

活用形・他の品詞形


  • 名詞形: costume (複数形: costumes)

  • 動詞形: to costume(~に衣装を着せる)


    • 例: “She costumed the actors for the play.”


  • 形容詞形: costumed(衣装を身にまとった)


    • 例: “The costumed performers arrived on stage.”



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “costume”

  • 接頭語・接尾語は特に明確な形では区別されない単語です。

関連する派生語や類縁表現


  • costumer: 衣装係・コスチュームを作る人

  • custom(紛らわしいが意味は「習慣」「税関」など全く異なる)

よく使われるコロケーション(共起表現)と関連フレーズ(10個)


  1. “fancy costume” → (華やかな衣装)

  2. “Halloween costume” → (ハロウィンの衣装)

  3. “costume party” → (仮装パーティー)

  4. “to dress in costume” → (衣装を身に着ける)

  5. “costume designer” → (衣装デザイナー)

  6. “period costume” → (歴史時代の衣装)

  7. “theatrical costume” → (舞台用のコスチューム)

  8. “costume fitting” → (衣装合わせ)

  9. “costume department” → (舞台や映画の衣装部)

  10. “authentic costume” → (本格的な・本物の衣装)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • フランス語の “costume” やイタリア語の “costume” に由来するとされ、もともとは「習慣」「風習」を表すラテン語“consuetudo”と関連があります。やがて「着るもの」という意味へ派生していきました。

歴史的な使い方:


  • 中世ヨーロッパでは、貴族の「正装」や伝統的衣装などを指して使われており、演劇や舞踏会での衣装を表す語としても定着しました。

使用時の注意点(ニュアンス):


  • 「costume」は「仮装」や「演劇の役柄用衣装」のニュアンスが強い言葉です。

  • 日常の「服装」や「ファッション」を指す場合には、普通 “clothes” や “outfit” がより一般的です。

  • カジュアルな場面(ハロウィン・パーティーなど)でも使いますが、舞台芸術や映画の衣装などフォーマルな文脈でもよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞: 「a costume」「two costumes」のように数えられます。

  2. 一般的な構文例:


    • “I wore a (形容詞) costume for the party.”

    • “The actress changed into her costume backstage.”


  3. イディオムやよく使われる表現:


    • “to be in costume” = 衣装を着ている状態

    • “to change costumes” = 衣装替えをする


  4. フォーマル / カジュアル:


    • 舞台や映画などの「衣装」にフォーマルに言及する場合でも、会話でカジュアルに言及する場合でもほぼ同じ表現でOK。

    • 例えば “The film’s costumes are outstanding.” はフォーマルな状況でもカジュアルな会話でも使えます。



5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “I’m so excited for Halloween this year. I already picked out my costume!”


    • 「今年のハロウィンが楽しみ!もう仮装衣装を選んだんだ。」


  2. “She wore a cat costume at the party, and everyone loved it.”


    • 「彼女はパーティーで猫のコスチュームを着ていて、みんなに大好評だったよ。」


  3. “Do you think I should rent a costume or make one myself?”


    • 「コスチュームを借りるべきか、それとも自分で作ったほうがいいかな?」


ビジネスシーン (3例)


  1. “Our marketing event will include a costume contest to attract more customers.”


    • 「マーケティングイベントでは、より多くの顧客を惹きつけるために仮装コンテストを取り入れる予定です。」


  2. “The theatre company needs a budget for costume design and production.”


    • 「劇団は衣装のデザインと製作のための予算が必要です。」


  3. “Could you coordinate with the costume department about the brand’s new uniform style?”


    • 「ブランドの新しい制服スタイルについて、衣装部と調整してもらえますか?」


学術的な文脈 (3例)


  1. “In her paper, she discusses how costume reflects social hierarchy in 18th-century France.”


    • 「彼女の論文では、18世紀フランスにおける衣装がどのように社会階層を映し出しているかが論じられています。」


  2. “Costume plays a pivotal role in accurately depicting cultural traditions in historical dramas.”


    • 「歴史ドラマでは文化的伝統を正確に描写する上で衣装が重要な役割を果たします。」


  3. “The authenticity of a costume can significantly influence the audience’s perception of the play.”


    • 「衣装の本格さが、観客が受け取る劇の印象に大きな影響をもたらすことがある。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. outfit(アウトフィット): 日常の服装や特定のスタイルの衣装。


    • 例: “Her outfit is so stylish!” (普段着としての意味合いが強い)


  2. attire(アタイア): フォーマルな文脈での「装い」「服装」。


    • 例: “The formal attire is required at this event.” (かしこまったイメージ)


  3. costume(コスチューム): 仮装や舞台衣装のニュアンス。


  4. garb(ガーブ): やや文語的で特定の集団・職種の「服装」。


    • 例: “monastic garb” (僧侶の衣服)


反意語(Antonyms)


  • 衣装の反意語を明示的に示すのは難しいですが、文脈としては “plain clothes” (普段着) や “casual wear” (カジュアルな服) などが対照として挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • 英語 (米国): /ˈkɑː.stuːm/

  • 英語 (英国): /ˈkɒ.stjuːm/


    • アメリカ英語では “カーストゥーム” に近く、イギリス英語では “コスチューム” に近い発音です。


強勢(アクセント)の位置


  • “cos–tume” の の部分「cos-」にアクセントがあります。

よくある発音の間違い


  • “co-stoom” のように「o」を短くすると通じづらい場合があります。

  • イギリス英語を真似して“コスチューム”と発音するのも問題ありませんが、アメリカ英語で発音する場合は「カー」に近づいてもOKです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “custume” や “costum” と間違える場合があるので注意しましょう。

  2. 同音異義語との混同: “custom” (習慣) や “customs” (税関) とはスペルも意味も異なります。

  3. 試験対策: TOEICや英検などでは、文脈上「衣装」や「仮装」の話題で出題されることがあります。誤って “custom” (慣習) と混同しないようにしましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “costume” を “カスタム(custom)” と混同しないように、「コスプレのチューム」とイメージすると覚えやすいかもしれません。

  • ハロウィンや舞台、映画、イベントなど「特別な場面での衣装」を指す単語としてイメージすると明確に頭に残ります。


以上が名詞「costume」の詳細解説です。ハロウィンや舞台の衣装を連想するだけでなく、歴史的な衣装や文化研究の文脈でもよく登場する便利な単語なので、ぜひ覚えて活用してください。

意味のイメージ
costume
意味(1)

〈U〉(ある時代・国民・地方などの特殊な)服装,身なり

意味(2)

〈U〉〈C〉(芝居・仮装舞踏会用などの)衣装

意味(3)

〈C〉(特定の場合・季節のための)服装

意味(4)

…‘の'衣装を用意する,‘に'衣装をつけさせる

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