最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

thirsty

形容詞

(人が)のどの渇いた / (物事が)のどを渇かせる / (土地・植物などが)乾いた / 《補語にのみ用いて》《be thirsty for+名》…を渇望(熱望)している,しきりに求めている

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解説

以下では、形容詞 thirsty をできるだけ詳しく解説していきます。日本語での解説ですが、要所要所で英語の用例や英単語を挟みつつ、学習者の方にも分かりやすいように解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: thirsty

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): Feeling a need or desire for drink; having a strong desire for something.

意味(日本語): 「喉が渇いている」「~を強く欲している」という意味です。「水が欲しくて喉が渇いている」状態で使うのが基本ですが、比喩的に「何かを強く欲している」「渇望している」という意味でも使われます。

「今日はすごく喉が渇いているよ。」「彼は成功を渇望しているんだ。」というように、日常会話から文章まで幅広く使われる単語です。

活用形


  • 原級: thirsty

  • 比較級: thirstier (「もっと喉が渇いている/さらに渇望している」)

  • 最上級: thirstiest (「最も喉が渇いている/最も渇望している」)

他の品詞に変化する例


  • 名詞: thirst (「喉の渇き」「渇望」)


    • 例: He has a thirst for knowledge. (彼は知識に対する渇望がある)


CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 「thirsty」は日常会話で使いやすい単語ですが、ニュアンス豊かに使いこなすには少し慣れが必要。中級レベルとして位置づけるとよいでしょう。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • thirst (名詞: 「喉の渇き」「渇望」) + -y (形容詞化の接尾辞)


    • thirst は古英語由来で、「喉が渇く」感覚を表す語根です。

    • -y は「~っぽい」「~の状態にある」という意味を付け足す接尾辞です。


詳細な意味


  1. 物理的に「喉が渇いている」

    例: I am thirsty. I need a glass of water.

  2. 比喩的に「渇望している」「強く求めている」

    例: She is thirsty for success. (成功を強く求めている)

よく使われるコロケーション(10個)


  1. be thirsty → 「喉が渇いている」

  2. feel thirsty → 「喉が渇いたと感じる」

  3. get thirsty / become thirsty → 「喉が渇くようになる」

  4. thirsty for knowledge → 「知識を渇望している」

  5. thirsty for success → 「成功を渇望している」

  6. thirsty for attention → 「注目を集めたいと思っている」

  7. extremely thirsty → 「ひどく喉が渇いている」

  8. stay hydrated (対義的表現) → 「水分補給をしておく」

  9. quench one’s thirst → 「喉の渇きを癒す」

  10. thirsty work (イディオム的表現) → 「喉が渇くような大変な仕事」


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の thurstig にさかのぼり、さらに thurstthirst に関連します。もともとは「喉が渇く状態」を表す言葉で、時間を経て「何かを強く望む」という比喩的な意味が付加されました。

微妙なニュアンス・使用時の注意点


  • 「喉の渇き」という物理的な意味で使うのが基本ですが、口語や文章表現では「~を強く求めている」状態を示すためにも使われます。SNSなどでは「thirsty for attention」のように「必死で注目を求めている」という、やや批判的なニュアンスを持つ場合もあります。

  • カジュアルな場面では「I'm so thirsty.」と単純に「喉乾いた!」という意味で使われることが多いです。フォーマルな文章でも「~を渇望している」の比喩的用法を見かけることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞としての使い方


    • 主語 + be動詞 + thirsty → I am thirsty.

    • (主語 + get/become + thirstier)→ 「より喉が渇く」「さらに渇望するようになる」


  2. 可算・不可算の問題は、thirsty 自体は形容詞なので不可算かどうかという議論はなく、名詞の thirst は不可算名詞 (a thirst for knowledge のように抽象的に使われる) です。

  3. イディオム的表現


    • thirsty work → 「喉が渇くようなきつい仕事」や「大変骨の折れる仕事」



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. I'm really thirsty. Let's grab a drink.

    (すごく喉が渇いてる。飲み物買いに行こう。)


  2. Are you thirsty at all? We can stop for some water.

    (ちょっとでも喉渇いてる? 水分補給のために止まろうか。)


  3. If you're thirsty, there's some juice in the fridge.

    (もし喉が渇いていたら、冷蔵庫にジュースがあるよ。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. Our team is thirsty for new challenges in the market.

    (私たちのチームは新しい市場での挑戦を強く求めています。)


  2. We need to keep clients interested, but not appear too thirsty for their approval.

    (顧客の興味を引き続ける必要がありますが、あまりに必死に承認を求めているように見えないようにしましょう。)


  3. He is thirsty to learn about leadership strategies.

    (彼はリーダーシップ戦略を学ぶことを強く渇望しています。)


学術的な(あるいはフォーマルな)場面での例文(3つ)


  1. The participants in the study reported feeling thirsty after prolonged physical activity.

    (その研究の参加者たちは、長時間の身体活動の後に喉の渇きを感じると報告した。)


  2. Scholars are often thirsty for new insights to expand their academic portfolios.

    (学者たちはしばしば、自身の研究を広げるために新しい知見を渇望している。)


  3. Her thesis demonstrates an unrelenting, almost 'thirsty' pursuit of knowledge.

    (彼女の論文は、絶え間ない、ほとんど「渇望に近い」知識探求を示している。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. parched (パーチト): 「喉がカラカラに乾いた」


    • 「thirsty」よりさらに水分に対する切実感がある印象。


  2. desiring (ディザイアリング): 「欲望している」「~を欲している」


    • 物や状態に対して幅広い欲求を表すときに使う。


  3. longing (ロンギング): 「憧れを抱いている」「思慕している」


    • より感情的で切ない響きを伴う。


反意語 (Antonyms)


  • quenched (クェンチト): 「渇きが癒された」


    • 物理的にも比喩的にも「満たされている」状態を表すときに使う。


類似した表現でも、状況や文脈によって使い分ける必要があります。例えば parched は非常に喉が渇いているニュアンス、longing は「憧れに近い切ない思い」という感覚です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈθɜːrsti/ (アメリカ英語・イギリス英語共通でだいたい同じ)

  • アクセント(強勢)の位置: 最初の音節「thir-」(θɜːr) に強勢が来ます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語は /θɝːsti/ と母音が /ɝː/ に近く、イギリス英語は /θɜːsti/ と /ɜː/ になる傾向です。

  • よくある発音の間違い: /th/ の音を /s/ や /t/ と混同してしまうことがあるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: thirsty のスペルは「thir*sty」であり、"thirt*y"(thirty, 数字の30)と混同しやすいので注意が必要です。

  • 同音異義語との混同: thirty (30) とは発音が異なります。


    • thirsty → /ˈθɜːrsti/

    • thirty → /ˈθɝːti/ もしくは /ˈθɜːti/ (アメリカ・イギリスで少し異なる)

      どちらも最初の音節にアクセントがありますが、末尾が -ty と -sty で少し発音が変わります。


  • 試験対策(TOEICや英検など): リスニング問題などで「thirsty」と「thirty」が聞き取りにくいことがあります。また読解問題で「thirst for knowledge」など、比喩的表現を正しく把握できるかが問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「thirsty」は「thirst(渇き)」に「y」がついて「~の状態にある」という形容詞になった、と意識すると覚えやすいです。

  • 「thirst」と「thirty」のスペルを混同しないよう、thirs- か thirt- かを意識して読み書きするクセをつけましょう。

  • イメージとしては「乾いたスポンジが水を切望する」ようなシーンを思い浮かべると、「喉が渇いている」「何かを渇望している」状態が頭に残りやすいです。


以上が形容詞 thirsty の詳細解説です。日常生活からビジネスまで幅広く使える単語なので、「喉が渇く」という基本的な意味と、「強く求めている」という応用的なニュアンスをしっかり押さえておきましょう。

意味のイメージ
thirsty
意味(1)

(人が)のどの渇いた

意味(2)

(物事が)のどを渇かせる

意味(3)

(土地・植物などが)乾いた

意味(4)

《補語にのみ用いて》《be thirsty for+名》…を渇望(熱望)している,しきりに求めている

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