最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

interval

名詞

(事と事の)間の時間,合い間;(物と物の)間の空間,間隔 / 《英》=intermission / 音程

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彼が答えるまでに長い間があった。

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解説

以下では、名詞 “interval” について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語: interval

日本語: 間隔、合間、休止、区間 など

品詞: 名詞 (countable noun)

意味の概要


  • 何かと何かのあいだにある時間や空間の「間隔」や「区切り」を指す単語です。

  • たとえば、コンサートでの「休憩時間」や、物理的に物と物のあいだの「間隔」など、幅広く使えます。

「あるイベントとイベントのあいだの時間の区切り」や「モノとモノの間にある空間的な隔たり」のニュアンスがあります。日常会話〜ビジネス〜アカデミックな文脈まで幅広く使うことができます。

活用形


  • 名詞なので、動詞のように時制による活用はありません。

  • 複数形: intervals

他の品詞形


  • 形容詞形: “intervallic” (音楽理論で使われる「音程上の」といったマニアックな表現)

    例: intervallic relationships (音楽の音程的関係)

  • 動詞形は存在しません。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    「interval」は基本的な単語ですが、抽象的に使われたり、特にビジネスや学術文脈でも使われるため中上級レベルと言えます。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • inter-: 「~の間に」という意味の接頭語

  • -val: ラテン語由来の「壁や防塁」を指す “vallum” が変化したもの

  • “interval” はラテン語の “intervallum” (戦場などの防塁と防塁の間) が語源とされています。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. time interval(時間間隔)

  2. at regular intervals(定期的な間隔で)

  3. interval training(インターバルトレーニング)

  4. interval between classes(授業の合間)

  5. interval of silence(無音の間隔)

  6. lunch interval(昼休み, 昼食の合間)

  7. short/brief interval(短い間隔)

  8. an interval of rest(休息の合間)

  9. the interval between notes(音程の間隔)

  10. expand the interval(間隔を広げる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “intervallum” に由来


    • “inter” は「間に」

    • “vallum” は「壁、柵、防塁」


  • 元々は「防塁と防塁の間の空間」を指した言葉が、転じて「あいだ」「区間」「間隔」を指すようになりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 一般的な会話: 休憩時間や合間、物理的な間隔を表す場合に使われます。

  • ビジネスシーン: スケジュール管理や時間間隔を示す場面で使われます(例: “Let’s meet after a short interval.”)。

  • カジュアル/フォーマル: どちらでも使えますが、ビジネスメールや学術文書でも違和感なく使える、比較的フォーマル寄りの単語です。


4. 文法的な特徴と構文

文法ポイント


  • 可算名詞: 不可算としては扱われず、1つの区切り・区間と数えられます。


    • a short interval, two long intervals など


  • 他動詞・自動詞のような使い分けはなく、位置・時間・間隔を表す名詞として使われます。

一般的な構文やフレーズ


  • “at intervals” (定期的に / 何度か繰り返して)

    例: It rained at intervals throughout the day.

  • “in the interval” (その合間に)

    例: In the interval between the two presentations, we grabbed a quick snack.


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “There’s a short interval before the next scene in the play.”

    (次のシーンまで少し休憩時間があるんだ。)

  2. “Let’s take a 10-minute interval to grab some coffee.”

    (コーヒーを買いに行くために10分ほど休憩しようよ。)

  3. “I usually do interval training to boost my stamina.”

    (スタミナを高めるために、よくインターバルトレーニングをやっています。)

ビジネス


  1. “We should schedule short intervals for Q&A during the seminar.”

    (セミナー中にQ&Aのための短い合間を入れるべきです。)

  2. “Let’s set up regular intervals to review our project milestones.”

    (定期的な間隔でプロジェクトのマイルストーンを確認するようにしましょう。)

  3. “Please note there will be a brief interval in the meeting at 2 p.m.”

    (午後2時にミーティング中、短い休憩を挟みますのでご留意ください。)

学術的・専門的


  1. “The study examines the interval between exposure to the virus and symptom onset.”

    (その研究は、ウイルスに感染してから症状が出るまでの間隔を調べています。)

  2. “We used a 5-minute interval between each test to avoid fatigue bias.”

    (疲労による偏りを避けるため、各テストの合間に5分の間隔を入れました。)

  3. “Understanding the interval between signals is crucial in signal processing.”

    (信号と信号のあいだの間隔を理解することは、信号処理において非常に重要です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. gap(空いた隙間・隔たり)


    • 「物理的・時間的な断絶」にややフォーカス。


  2. break(休憩・中断)


    • 「中断期間」という意味が強め。


  3. pause(小休止)


    • 短めの一時停止のニュアンスがある。


  4. intermission(合間、幕間)


    • 演劇・コンサートなどの「幕間休憩」に特に使われる。


  5. hiatus(中断・休止期間)


    • ややフォーマルで、長い中断を指すことが多い。


「interval」は、これらの類義語よりも全般的に「区切り・間隔」を幅広く表すことができます。

反意語 (Antonyms)


  • continuation(継続、連続)


    • 途切れず続くイメージのため、間が空かない状態を指す。



7. 発音とアクセントの特徴

IPA表記


  • イギリス英語(BrE): /ˈɪn.tə.vəl/

  • アメリカ英語(AmE): /ˈɪn.t̬ɚ.vəl/

アクセント


  • 最初の “in” に強勢があります。

  • イギリス英語は中間音 “tə” になる傾向があり、アメリカ英語では “t̬ɚ” と発音されることが多いです。

よくある発音の間違い


  • “interval” の“ter”を “tar” や “tor” と伸ばしてしまう

  • 語末の “-val” を “-ble” や “-vol” と混同してしまうことがある。


    • 正しい口の形で “vəl” (ヴォル) と締めるよう意識するとよいでしょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “intervel” や “intarval” などの誤りに注意。

  2. 類似単語との混同: “internal” や “interview” と文字が似ているため、混同しやすい。

  3. 試験での出題傾向:


    • TOEICや英検などで、ビジネスメールや契約書で「時間や日程の区切り」を説明する文脈に登場することがある。

    • 英作文で「…の合間に〜する」というニュアンスを表す際に使うと自然に見える。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “inter” = “between” + “val” = “wall” → 防塁と防塁の「間」から来ているイメージを思い浮かべると覚えやすいです。

  • 音楽で「インターバル」は「音程」を指すので、音と音の「間隔」と覚えると記憶しやすいかもしれません。

  • 単語を覚えるときは、音読して正しい発音を意識しながら(アクセントが最初の “in” にあること)繰り返すとよいでしょう。


以上が、名詞 “interval” の詳細解説です。時間や空間の「間隔」を示す際に、大変便利に使える単語なので、ぜひいろいろな文脈で使ってみてください。

意味のイメージ
interval
意味(1)

(事と事の)間の時間,合い間;(物と物の)間の空間,間隔

意味(2)

《英》=intermission

意味(3)

音程

学術英単語(NAWL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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