最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

emperor

名詞

皇帝;(日本の)天皇

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皇帝は絶対的な権力を持って王国を統治した。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: emperor

品詞: 名詞 (countable noun)

英語での意味:

“Emperor” refers to a male ruler of an empire or a very large territory under a single sovereign authority.

日本語での意味:

「皇帝」のことです。非常に大きな領土や帝国の支配者を指します。国王(king)よりもさらに大きい領土を統治するイメージです。権力の頂点に立つ支配者を示す厳かなニュアンスがあります。

「皇帝」は王様より格上の支配者をイメージできますが、現代では実際に「皇帝」の称号を持つ国・地域は限られています。

活用形:


  • 単数形: emperor

  • 複数形: emperors

※形容詞形に「imperial(帝国の、皇帝の)」があります。また女性形として「empress(女帝、皇后)」があります。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • A1: 超初心者

  • A2: 初級

  • B1: 中級

  • B2: 中上級

  • C1: 上級

  • C2: 最上級

皇帝の概念自体が日常会話で頻繁に登場しないため、やや難しめの語彙として認識されることがありますが、歴史や政治などの文脈では比較的よく出てきます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “emperor” はラテン語の “imperator” に由来しており、ラテン語で「指揮官」「統治者」を意味していました。

  • Prefix(接頭語)やSuffix(接尾語)として明確に分けられる形ではありませんが、同源として “imperial” や “empire” などが関係しています。

派生語・類縁語


  • empire: 帝国

  • imperial: 皇帝の、帝国の

  • empress: 皇后、女帝

  • imperator (英語では歴史用語として使用): ローマ時代の最高司令官

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. the Emperor of Japan → 日本の天皇

  2. Emperor’s palace → 皇帝の宮殿

  3. ancient emperor → 古代の皇帝

  4. crowned emperor → 皇帝に即位する(した)

  5. Emperor’s decree → 皇帝の勅令

  6. benevolent emperor → 慈悲深い皇帝

  7. fall of the emperor → 皇帝の没落

  8. Emperor worship → 皇帝崇拝

  9. Roman Emperor → ローマ皇帝

  10. Emperor’s court → 皇帝の宮廷(朝廷)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “imperator” が元となっており、もともとは軍隊の「最高指揮官」という意味でした。古代ローマで凱旋将軍に与えられた称号が、やがて皇帝の称号として使われるようになりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 歴史やファンタジー作品などでは厳かなイメージで多用されます。

  • 現代社会で実際に「Emperor」という称号を使うのはごく限られた例(日本の天皇など)です。

  • カジュアルな文脈よりは、ややフォーマルまたは文学的、歴史的な文脈で使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント: 可算名詞ですので、数を数える際には “an emperor” / “the emperor” / “emperors” となります。

  • 使用シーン:


    • フォーマルな文章、歴史書、文学、ドキュメンタリーなどでの使用が多い。

    • 口語でも歴史や物語を語る場合などに使用されますが、日常会話では頻度は低めです。


一般的な構文例


  • “He was proclaimed Emperor by the Senate.”


    • 元老院によって彼は皇帝として宣言された。


  • “They bowed before the Emperor.”


    • 彼らは皇帝の前で頭を下げた。


イディオム(直接的なものは少ないが関連表現)


  • “Emperor’s new clothes” (童話「はだかの王様」に基づく表現)


    • 「皇帝の新しい服」(周りに流されて事実を言い出せない状況の比喩)



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I just read a book about an ancient Roman Emperor. It was fascinating!”


    • 古代ローマの皇帝についての本を読んだけど、とても面白かったよ!


  2. “Have you heard the story of the Emperor’s new clothes?”


    • 「はだかの王様」のお話は聞いたことある?


  3. “Sometimes I wonder what it would be like to be an Emperor in a fantasy world.”


    • ファンタジー世界の皇帝になったらどんな気分だろうって、時々想像するよ。


(2) ビジネスでの例文


  1. “Our company’s logo was inspired by the seal of an ancient Emperor.”


    • うちの会社のロゴは古代の皇帝の紋章からインスピレーションを得ました。


  2. “The client wants a marketing campaign with an ‘Emperor’ theme to convey authority and prestige.”


    • 顧客は権力と威厳を表すために「皇帝」をテーマにしたマーケティングキャンペーンを望んでいます。


  3. “We studied how an Emperor’s leadership in ancient times can relate to modern management strategies.”


    • 古代の皇帝のリーダーシップが現代の経営戦略にどう関連するかを検討しました。


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The transition from a republic to an empire under Augustus, the first Roman Emperor, had profound implications for governance.”


    • 初代ローマ皇帝であるアウグストゥスによる共和政から帝政への移行は、統治方法に多大な影響を及ぼした。


  2. “Researchers are examining artifacts related to the Emperor’s court to better understand the political structure of that era.”


    • 研究者たちはその時代の政治構造をより理解するために、皇帝の朝廷に関連する遺物を調査している。


  3. “The title of ‘Emperor’ in Eastern societies often holds a different cultural significance compared to Western contexts.”


    • 東洋社会における「皇帝」という称号は、西洋とは異なる文化的意義を持つことが多い。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. king (王)


    • 一つの国を治める君主。皇帝よりも小規模な支配をイメージする。


  2. monarch (君主)


    • 一般的な君主を指す語。皇帝や国王を含む可能性がある。


  3. sovereign (主権者)


    • 国や民族を治める最高権力者。フォーマルで幅広い意味。


  4. ruler (支配者)


    • 領域を治める支配者を表す幅広い語。


  5. empress (女帝、皇后)


    • 女性形であり、皇帝/天皇の女性版や配偶者を指す。


反意語 (厳密には対義語ではないが対比的に挙げられるもの)


  • subject (臣民)


    • 皇帝や王に仕える立場の人々。


  • commoner (平民)


    • 皇帝や貴族に対して、一般の民衆。



7. 発音とアクセントの特徴

IPA: /ˈɛmpərər/


  • アメリカ英語: [ém-pər-ər] (母音や“r”の発音が強め)

  • イギリス英語: [ém-pə-rə](アメリカ英語に比べると“r”が弱まる)

アクセント: 第1音節 “em” に強勢があります。

よくある発音の間違い:


  • “em-per-or” のように母音を曖昧にしてしまうことが多いですが、/ˈɛm.pə.rər/ と意識して発音すると良いです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “empror”や“emperer”などと書き間違えやすいので注意しましょう。

  • 同音異義語は特にありませんが、 “imperator” などの関連用語と混同しないように注意。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検のような試験でも、社会や歴史の文脈で出題される可能性があります。場合によっては「帝国」「王国」などとの比較を問われることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “emperor” は「empire」の「主(or 最高権力者)」とイメージすると覚えやすい。

  • スペル: “emp + er + or” と3つのブロックに分けて把握するのも有効です。

  • 語源(imperator)を思い浮かべると、古代ローマのイメージが湧きやすく、権勢を持った姿を連想できます。

「emperor」は歴史上の偉大な支配者やファンタジー作品の頂点をイメージする単語です。ローマ帝国から日本の天皇に至るまで、幅広い文化的背景があります。印象的な単語なので、一度頭に入ると忘れにくいはずですよ。

意味のイメージ
emperor
意味(1)

皇帝;(日本の)天皇

学術英単語(NAWL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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