最終更新日:2025/07/24
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元となった辞書の項目

affirm

動詞

…'を'断言する,明言する / (正式に)…'を'確認する,承認する / (法廷で)証言する/ 肯定する、維持する

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私は昨日彼を公園で見たと断言します。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: affirm

品詞: 動詞 (他動詞)

英語の意味: to state something as true, to assert strongly and publicly, or to confirm.

日本語の意味: 「何かが真実であると断言する」「はっきりと主張する」「確証を与える」「肯定する」という意味です。

例えば、「私はそれが正しいと断言します」「間違いではないと確信します」のようなニュアンスで使われる単語です。


  • 活用形:


    • 原形: affirm

    • 三人称単数現在: affirms

    • 現在分詞: affirming

    • 過去形/過去分詞: affirmed


  • ほかの品詞形:


    • 形容詞形: affirmative (肯定的な)

    • 名詞形: affirmation (肯定、肯定の言葉)


  • 難易度(CEFR): B2(中上級)


    • B2(中上級): 日常会話をこえ、やや専門的・抽象的な内容でも理解できるレベルです。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: 「ad-」(〜へ) がラテン語由来で「affirm」のラテン語形に含まれていたとされますが、現在の英語では明確な接頭語としては認識されていません。

  • 語幹: firm(「強い」「確かな」という意味を含む)

  • 接尾語: 明確な接尾語はありませんが、形容詞形「affirmative」になるときや名詞形「affirmation」になるときに “-ative” や “-ation” がつきます。

詳細な意味


  1. 自分の意見・立場・事柄を肯定的に表明する

  2. 法的・公式の場面などで「~が真実である」と断言する

  3. 誰かの主張や立場を支援・承認するために確認を与える

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. affirm one’s support(自分の支持を表明する)

  2. affirm one’s belief(自分の信念を断言する・再確認する)

  3. affirm a decision(決定を是認する)

  4. affirm the truth(真実であると確言する)

  5. affirm the importance(重要性を強調する)

  6. reaffirm one’s commitment(改めて約束(献身)を確認する)

  7. affirm an oath(誓いを断言する・改めて示す)

  8. affirm the validity(有効性を確認・断言する)

  9. affirm one’s identity(自分のアイデンティティを肯定する)

  10. affirm the conclusion(結論を支持・断言する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「affirmāre (ad + firmāre)」=「強くする、堅固にする」から派生し、中世フランス語などを経て英語に入ったと考えられています。

  • 「firm (しっかりとした、確固たる)」という意味を基盤に、「しっかりとした主張をする・肯定する」のニュアンスを持ちます。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「affirm」は「強く肯定する」「断言する」という少しフォーマルな響きをもちます。

  • 法的な文書やスピーチ、ビジネスの文脈などでよく使われますが、日常会話でも「強く主張する」の意味で使われることがあります。

  • 「confirm(事実を再確認する)」よりは、自分の考えや立場をはっきりと主張するニュアンスが強めです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 文型(SVO): 「affirm + 目的語」または「affirm + that節」で、「~を断言する・~だと断言する」という形で用いられます。

  • :


    • “They affirmed that the story was true.”

    • “She affirms her belief in equal rights.”


  • フォーマルな文脈(法廷や公式のスピーチ)で用いられやすいですが、カジュアルにも使えます。


  • 他動詞として目的語を必ず伴うのが一般的です(that節を置く場合も、目的語扱いと考えられます)。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I affirm my support for your decision.”

    (私はあなたの決断を支持すると断言します。)

  2. “He affirmed that he would attend the party this weekend.”

    (彼は今週末のパーティに出席するとはっきり言いました。)

  3. “I want to affirm my belief that we can solve this problem together.”

    (私たちは協力してこの問題を解決できるという私の信念を再確認したいです。)

ビジネスでの例文


  1. “During the meeting, the CEO affirmed the company’s commitment to innovation.”

    (会議の中でCEOはイノベーションへの取り組みを明言しました。)

  2. “We affirm our dedication to providing high-quality service.”

    (我々は高品質のサービスを提供することに尽力することを確証します。)

  3. “The board members affirmed the final budget proposal.”

    (取締役会のメンバーは最終予算案を承認しました。)

学術的な文脈での例文


  1. “This study affirms the theory that early intervention can improve outcomes.”

    (この研究は、早期介入が成果を向上させるという理論を裏付けています。)

  2. “Experts affirmed the necessity of further research in this area.”

    (専門家たちはこの分野での更なる研究の必要性を強く主張しました。)

  3. “The data affirm our hypothesis about climate change impacts.”

    (データが気候変動の影響に関する私たちの仮説を裏付けています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. assert(断言する)


    • 強めの主張という点で似ていますが、「断固たる主張をする」という響きが強く、「affirm」より直接的に感じられることがあります。


  2. declare(宣言する)


    • 公的に正式な形で発表するニュアンス。法的な場面や公式声明では「declare」をよく使用します。


  3. confirm(確認する / 認める)


    • 「既にある情報を再確認する、確認して間違いないと認める」場合に使われます。


  4. maintain(主張し続ける)


    • 自分の立場や意見を一貫して守り続けるというイメージがあります。


反意語


  1. deny(否定する)


    • 「affirm」の主張と反対に「そうではない」と否定する場合に用いられます。


  2. refute(反駁する / 論破する)


    • 相手の主張を論理的に否定する場面で使われます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /əˈfɜːrm/


  • アクセントは第2音節「-firm」に置かれます (af-FIRM)。

  • よくある間違いとして、最初の “a” を強く読みすぎたり、“affirm” を “affrim” のようにスペルを間違えるケースがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “affrim” と打ち間違えやすいので注意しましょう。

  • 同音異義語: とくに “a firm(会社、しっかりした)” と混同することがありますが、これは2語です。 “affirm” は1語です。

  • 試験対策: TOEICや英検などのビジネス向け、フォーマルな文章を扱う試験などで「主張する」「断言する」という文脈で問われる可能性があります。that節とともに使う用例(“affirm that ...”)を覚えておくと、ライティングや読解で役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “affirm”=「強く(firm)肯定する(aファーム)」と覚えると記憶に残りやすいです。

  • “firm” という「しっかりした」単語を思い出すと、強く断言するという意味につなげやすいでしょう。

  • スペルを暗記するコツ: “af” + “firm” ⇒ 「最初はaf、次にfirm」。

  • 実際に口に出して、アクセントを意識しながら繰り返し練習すると覚えやすいです。


以上が affirm の詳細な解説です。フォーマルな文脈でもカジュアルな表現でも「はっきり主張する」「肯定する」というニュアンスで使える便利な動詞です。

意味のイメージ
affirm
意味(1)

…'を'断言する,明言する

意味(2)

(正式に)…'を'確認する,承認する

意味(3)

(法廷で)証言する

学術英単語(NAWL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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