最終更新日:2025/02/25
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元となった辞書の項目

adolescent

【形】青年期の / 青年らしい【名/C】青年期の人 / 若者

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解説

1. 基本情報と概要

単語: adolescent

品詞: 形容詞 / 名詞


  • 形容詞: 「思春期の」「未成熟な」

  • 名詞: 「思春期の少年・少女」

英語での意味:

• (adjective) relating to or characteristic of the period of adolescence; in the process of developing from a child into an adult.

• (noun) a young person who is in the transitional stage of development between childhood and adulthood.

日本語での意味:

• (形容詞) 思春期に関する・思春期特有の。

• (名詞) 思春期の子ども・10代の若者。

「子どもから大人に移行する時期や、その時期にいる人を表します。精神的にも身体的にも成長の真っ最中で、まだ不安定な段階を強調するニュアンスがあります。」

活用形:


  • 形容詞: adolescent (比較変化はしないことが多い)

  • 名詞: adolescent (複数形 adolescents)

他の品詞への派生例:


  • adolescence (名詞): 思春期・青春期


    • “Adolescence can be a challenging period.”


CEFRレベル目安: B2(中上級)


  • 思春期や成長に関する多少学術的な内容を扱う際に出てくるため、中上級レベル向けの単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • ad- (接頭辞): 「~へ」「~に向かう」というニュアンスをもつラテン語由来の接頭辞。

  • olesc- (語幹): ラテン語の「成長する (to grow)」に関連する語源。

  • -ent (接尾辞): 形容詞・名詞を作る時に使われるラテン語の要素。

派生語や類縁語


  • adolescence (名詞): 思春期

  • adult (名詞/形容詞): 大人

  • infant (名詞): 乳児

  • juvenile (形容詞/名詞): 若年の、未熟な/未成年

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. adolescent behavior (思春期の行動)

  2. adolescent psychology (思春期の心理学)

  3. adolescent rebellion (思春期の反抗)

  4. adolescent development (思春期の発達)

  5. adolescent growth spurt (思春期の急激な成長)

  6. adolescent brain (思春期の脳)

  7. adolescent identity crisis (思春期のアイデンティティの危機)

  8. adolescent transition (思春期からの移行)

  9. adolescent literature (思春期向けの文学)

  10. adolescent concerns (思春期の悩み)


3. 語源とニュアンス

語源

「adolescent」はラテン語の“adolescentem”もしくは“adolescens”に由来し、これは「成長する途中の人」を指します。


  • ad-(~へ) + alescere(成長する)という組み合わせで、「大人へ向かって成長している」イメージを含みます。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 人間の発達段階を強調するときに用いられるため、心理学・教育学などの文脈で頻繁に使われます。

  • 日常会話でも「teenager」より少しフォーマル・学術的な響きがあります。

  • 「adolescent」をカジュアルに使うことはできますが、文書やレポートなどやや硬めのシーンでもよく見られます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として: “adolescent phase” (思春期の段階) のように名詞を修飾する。

  • 名詞として: “He is an adolescent.” (彼は思春期の少年だ)。

  • 原則として可算名詞 (複数形は adolescents)。

  • フォーマルな文脈や学術文章でも使われるが、会話では「teenager」と置き換えられる場合もある。

イディオムや一般的な構文例


  • adolescent angst (“思春期の不安”)

  • the challenges of adolescent life (“思春期の人生における困難”)


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “My younger sister is an adolescent now, and she can be quite moody.”

    (妹は今思春期で、気分の浮き沈みが激しいんです。)

  2. “Many adolescents spend a lot of time on social media.”

    (多くの思春期の子どもたちはSNSに多くの時間を費やします。)

  3. “Adolescent friendships can be intense but also short-lived.”

    (思春期の友情は情熱的ですが、短命でもあります。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “Our new campaign targets adolescent customers interested in sports products.”

    (新しいキャンペーンは、スポーツ製品に興味を持つ思春期の顧客を対象としています。)

  2. “We’re collaborating with schools to understand adolescent consumer behavior.”

    (思春期の消費者行動を理解するために、私たちは学校と協力しています。)

  3. “Adolescent market trends are crucial for our next product line.”

    (思春期向け市場の動向は、当社の次の製品ラインにとって非常に重要です。)

学術的・アカデミックな文脈での例文


  1. “Recent studies focus on the impact of social media on adolescent mental health.”

    (最近の研究では、SNSが思春期のメンタルヘルスに与える影響に注目しています。)

  2. “Adolescent development is a critical stage in a child’s overall growth.”

    (思春期の発達は、子どもの全体的な成長過程において非常に重要な段階です。)

  3. “A longitudinal study tracked adolescent participants over a five-year period.”

    (縦断研究で、思春期の被験者を5年間にわたって追跡調査しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • teenager (10代の若者): 一般的にカジュアル。

  • juvenile (若年・未熟な): 法律用語として「少年犯罪」などで使われる場合あり。

  • youth (若者): 幅広く若さを指すが、時に抽象的。

「teenager」は日常会話でよく使われるややカジュアルな表現。「adolescent」は教育・医学・心理学などフォーマル・研究分野で使われることが多い、という違いがあります。

反意語


  • adult (大人): 思春期から成長した後の段階を指す。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˌæd.əˈles.ənt/


    • アメリカ英語でもイギリス英語でも基本的に同じアクセントパターン。


  • 第3音節の -les- の部分に強勢があります (əles).

  • よくある誤りは、/əˈdoʊ.lə.sənt/ のように強勢を次の音節へずらしてしまうことです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: adolesentadolesent と「c」を忘れるなどの間違いが多い。

  2. 発音: “adolescent” のアクセント位置を間違えやすい。

  3. 形容詞と名詞の区別: 形容詞 (adolescent stage) と名詞 (an adolescent) の使い方を混同しない。

  4. 同音異義語との混同: 特になし。ただし「adolescence (思春期)」との使い分けに注意。

  5. 試験対策: TOEICや英検などで、成長段階や年齢層を表す設問で登場しやすい単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペルのコツ: “adult”+“escent”(成長する)を組み合わせた感覚を持つと覚えやすいかもしれません。

  • イメージ: 「大人になりかけている人」をイメージすると意味と語源が結びつき、思い出しやすいです。

  • 勉強テクニック: 「adolescent → adolescence → adult」と成長の流れを連想しておくと、品詞や意味の違いを整理しやすいでしょう。


少しフォーマルな響きがあるため、学術的な文章やカチッとしたレポートなどで使いやすい単語です。日常会話では「teenager」のほうがよく使われますが、思春期ならではの心理的な特色を表す場合や、教育学・心理学を学ぶクラシックな表現としても「adolescent」は押さえておくと役立つでしょう。

意味のイメージ
adolescent
意味(1)

青春期の,青年らしい

意味(2)

青春期の人,若者

学術英単語(NAWL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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