最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

rope

名詞

〈U〉なわ,綱,ロープ;〈C〉(1本の)なわ / 〈C〉一つながり(の…)《+of++名》 / 《the~》絞首索;絞首刑 / 〈C〉投げなわ / 《複数形で》ロープス(ボクシングなどでリングを囲った綱) / …‘を'なわで縛る(くくる)《+up+名,??+名+up》 / 〈場所〉‘を'なわで囲う(仕昔る)《+off+名,+名+off》 / 《米》…‘を'投げなわで捕らえる / 〈登山者が〉ロープで体を結び合わせる《+up》 / 〈登山者が〉(…を)ロープで登る(降りる)《+up(down)+名》

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彼は木の周りにロープを結んだ。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: rope

品詞: 名詞 (ただし、動詞としても使われる)

CEFR レベル: A2〜B1 (初級〜中級)


  • 簡単な日常会話で出てくることがあり、意味が分かればコミュニケーションが取りやすくなる単語です。

意味(英語): a long, thick piece of material made of fibers or wires twisted together

意味(日本語): (頑丈な)「綱」、「ロープ」


  • 物を縛ったり、引っ張ったりするために使われる丈夫な綱のことです。

  • 日常的には洗濯物を干すためのロープや、アウトドアでテントを張るときなどに使用されます。

活用形:


  • 名詞なので活用は基本的にありませんが、動詞として使う場合には、以下の形があります。


    • rope (原形)

    • ropes (三人称単数形)

    • roping (進行形)

    • roped (過去形・過去分詞形)


他の品詞例(動詞として):


  • 「to rope」: 「ロープで縛る」「ロープで囲む」「ロープを使って引っ張る」などの意味で用いられます。

    例: He roped the boxes together. (彼は箱をロープで縛り合わせた。)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「rope」は接頭語や接尾語がつかない、短くシンプルな語です。

  • 語幹は「rope」のままです。

他の単語との関連性・派生語


  • 「roped off」(動詞フレーズ): ロープを張って立ち入り禁止にする

  • 「rope ladder」: ロープでできたはしご

  • 「skipping rope / jump rope」: 縄跳び用のロープ

  • 「rope in」(句動詞): (人を)うまく説得して参加させる、巻き込む

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10例)


  1. tie a rope (ロープを結ぶ)

  2. pull on the rope (ロープを引く)

  3. hold the rope (ロープをつかむ)

  4. cut the rope (ロープを切る)

  5. climb the rope (ロープをよじ登る)

  6. rope bridge (ロープ橋)

  7. end of the rope (ロープの端、比喩的に「限界」)

  8. throw a rope (ロープを投げる)

  9. rope off an area (ロープで区域を仕切る)

  10. jump rope (縄跳びをする)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「rope」は古英語の “rāp” に由来し、さらにProto-Germanic(ゲルマン祖語)の “raipaz” にさかのぼるとされています。古くから「綱」や「ひも」の意味で使われてきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 丈夫なひも、綱というイメージが強い言葉です。

  • 「cord」や「string」と比べると、rope の方が太くて強い感じを伴います。

  • 口語、文章いずれでもよく使われる語ですが、フォーマルな文書よりは日常やカジュアルな場面で耳にすることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞としての用法


    • 加算名詞 (可算名詞) です。1 本、2 本のロープと数えられます。

    • 例: two ropes, three ropes


  2. 動詞としての用法


    • 他動詞: 目的語をとります。

      例: She roped the boxes together. (彼女は箱をロープで縛り合わせた)

    • 句動詞 “rope in” は「(人を)うまく参加させる」「巻き込む」、 “rope off” は「ロープで封鎖する」という意味になります。


  3. 見慣れたイディオムや構文


    • “give someone enough rope (to hang themselves)”: 相手を自由にさせて、結局は自滅させる

    • “at the end of one’s rope”: (忍耐などの) 限界に達して



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3例)


  1. “Could you pass me that rope? I need to tie these boxes together.”

    (そこのロープ取ってもらえる? この箱を縛る必要があるんだ。)


  2. “We used a rope to pull our friend’s car out of the ditch.”

    (友達の車を溝から引っ張り出すためにロープを使ったよ。)


  3. “Do you have a jump rope? I want to exercise outside.”

    (縄跳びある? 外で運動したいんだ。)


ビジネスシーンでの例文 (3例)


  1. “We should rope off this area for the safety of our clients.”

    (顧客の安全のために、このエリアをロープで仕切ったほうがいいですね。)


  2. “Please ensure the equipment is secured with a rope during transport.”

    (運搬中は装置が動かないように、必ずロープで固定してください。)


  3. “We need to rope in more sponsors for the upcoming event.”

    (今度のイベントにはもっとスポンサーを巻き込む必要がありますね。)


学術的な文脈での例文 (3例)


  1. “The study focused on the tensile strength of various types of rope.”

    (この研究は、さまざまな種類のロープの引っ張り強度に焦点を当てています。)


  2. “Rope friction is an important factor in climbing physics.”

    (登山の物理では、ロープの摩擦が重要な要素です。)


  3. “A rope-based system was designed to measure the load distribution.”

    (荷重分布を測定するために、ロープを使ったシステムが設計されました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. string (ひも)


    • 「ひも」という意味でより細く弱いイメージ。

    • 例: “He tied the package with string.” (彼は小包をひもで縛った。)


  2. cord (紐、コード)


    • rope より少し細めの場合にも使われますが、しっかりした素材の場合もあり、電気コードなども指す。


  3. line (ロープ・釣り糸などの線)


    • 場合によっては rope と同じように「綱」になることもあるが、釣り糸のように細いものにも使われる汎用的な語。


反意語


  • 明確な反意語はありませんが、「rope」の対比としては「thread (糸)」など、より細いものを連想する単語などが対比として挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /roʊp/

    • イギリス英語: /rəʊp/


  • アクセント:


    • 「rope」の1音節目(ro-)にアクセントがきますが、そもそも1音節なので全体を強く発音します。


  • よくある発音の間違い:


    • “lp” や “rpe” と混同しないよう注意。

    • “ro” の母音を おなかからしっかり発音しないと、「ラップ」と聞こえてしまうことも。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “rope” ではなく “rop” と最後の「e」が抜けてしまうミス。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、音が似ている “soap” (ソープ) などとは間違えないように。

  • 資格試験での出題傾向:


    • TOEIC などでは “rope in” の句動詞や “at the end of one’s rope” などのイディオムが出ることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ロープの “O” は輪っかのイメージ」


    • 中央の “o” が輪っかに見えるので、丸いロープを連想するとスペルを覚えやすいかもしれません。


  • 「繰り返し声に出して発音する」


    • 短い単語なので、繰り返すことで自然に記憶に残ります。


  • アウトドアやスポーツのイメージ


    • キャンプやクライミングなどで “rope” が使われると覚えると、実際に場面が想像しやすくなります。



以上が名詞「rope」についての詳細な解説です。ロープは日常生活やアウトドア、ビジネスなど、さまざまな場面で使われる便利な単語ですので、しっかり使い方をマスターしましょう。

意味のイメージ
rope
意味(1)

〈C〉一つながり(の…)《+of++

意味(2)

《the~》絞首索;絞首刑

意味(3)

〈C〉投げなわ

意味(4)

《複数形で》ロープス(ボクシングなどでリングを囲った綱)

意味(5)

…‘を'なわで縛る(くくる)《+up+名,??++up**》

意味(6)

〈場所〉‘を'なわで囲う(仕昔る)《+off+,++off

意味(7)

《米》…‘を'投げなわで捕らえる

意味(8)

〈登山者が〉ロープで体を結び合わせる《+up

意味(9)

〈U〉なわ,綱,ロープ;〈C〉(1本の)なわ

意味(10)

〈登山者が〉(…を)ロープで登る(降りる)《+up(down)+

学術英単語(NAWL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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