最終更新日:2024/08/31

dealing with problems in a reasonable, practical manner

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元となった辞書の項目

pragmatic

実際的な実用的な / 実用主義の

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彼女は常に問題解決に実際的なアプローチを取ります。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: pragmatic

品詞: 形容詞 (adjective)

活用形: 一般的に形容詞として用いられ、比較級・最上級は “more pragmatic” / “most pragmatic” となります。

派生語例:


  • 名詞形: “pragmatism” (実用主義)

  • 名詞形: “pragmatist” (実用主義者)

  • 副詞形: “pragmatically” (実用的に)

意味(英語): Practical and realistic in one’s approach to problems and affairs.

意味(日本語): 物事を実際的・現実的な観点で考え、解決しようとするさま。

「理想や理論よりも、実際の効果や成果を重視するニュアンスがあります。日常生活でも仕事でも、具体的な行動や現実的な解決策を選ぶ態度を示すときに使われる表現です。」

CEFRレベル目安: B2 〜 C1


  • B2(中上級): 日常会話を超え、抽象的な話題や専門的な内容にもある程度対応できるレベル。

  • C1(上級): 幅広い話題を流暢かつ自然に理解・表現できるレベル。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: 「pragm-」は「行動する」「実際的な行動」のニュアンスを含むギリシャ語 pragma (「事柄」「行い」)を由来としており、“行動に即した” “実利的”という意味を持つ基になっています。

  • 接尾語: 「-tic」は形容詞を作る際に用いられる英語の接尾辞の一つで、「〜的な」という意味を表します。

関連語や派生語


  • pragmatism (名詞): 実用主義という思想や考え方

  • pragmatist (名詞): 実用主義者

  • pragmatically (副詞): 実用的に、実際的に

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10例)


  1. pragmatic approach(実用的なアプローチ)

  2. pragmatic solution(実際的な解決策)

  3. pragmatic view(現実的な見方)

  4. pragmatic attitude(実用的な態度)

  5. pragmatic perspective(実際的な視点)

  6. highly pragmatic(非常に実用的な)

  7. purely pragmatic reasons(純粋に実用性を考慮した理由)

  8. pragmatic compromise(現実的な妥協)

  9. pragmatic approach to problem-solving(問題解決における現実的なアプローチ)

  10. pragmatic considerations(実際的な考慮事項)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ギリシャ語の pragma(「行動」「実行されたこと」を意味する)から派生し、ラテン語やフランス語を経由して英語に取り入れられました。

  • 歴史的背景: 16世紀頃から「実務に関する、実際面重視の」という意味合いで使われ始め、哲学の分野などで「実用主義(pragmatism)」という思想が発展しました。

ニュアンス:


  • 「理論や抽象的な議論よりも実用性や効果を重視する」という強い実践・実務的な響きがあります。

  • ビジネスや政治の文脈では、理想論より「現場でどう機能するか」を重視した内容を表すのに好んで使われます。

  • フォーマルな文章でもカジュアルな会話でも、比較的幅広く使われますが、どちらかと言えば少しフォーマルな印象を与えやすい単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞: 「pragmatic」は「現実的な」という性質を表す形容詞です。

  • 基本構文例:


    • “He is very pragmatic when it comes to business.”

    • “Her ideas are always pragmatic and effective.”


  • フォーマル・カジュアル両方で用いられますが、ややフォーマルもしくはビジネス寄りのイメージがあります。


5. 実例と例文

A. 日常会話での例文(3つ)


  1. “I need a pragmatic plan for losing weight instead of dreaming about unrealistic fitness goals.”

    (非現実的なフィットネス目標を夢見るのではなく、実際的なダイエット計画が必要なんだ。)


  2. “Let’s be pragmatic—cooking at home is cheaper than eating out every day.”

    (現実的に考えようよ。毎日外食するより、家で料理するほうが安いんだから。)


  3. “His pragmatic approach to saving money helped him afford a new car.”

    (彼の実際的なお金の貯め方のおかげで、新車が買えたんだよ。)


B. ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “A pragmatic strategy is essential for maintaining a competitive edge in the market.”

    (市場で競争力を保つには、実用的な戦略が欠かせません。)


  2. “Our team needs to adopt a more pragmatic approach to project management.”

    (私たちのチームは、プロジェクト管理にもっと実際的なアプローチを取り入れる必要があります。)


  3. “While innovation is crucial, we must remain pragmatic about our financial limitations.”

    (イノベーションは重要ですが、財務的な限界を踏まえた現実的な姿勢をとらなければなりません。)


C. 学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “In sociolinguistics, a pragmatic perspective considers how language is used in real-life contexts.”

    (社会言語学では、実際の場面で言語がどのように使われるかを見る実用的視点があります。)


  2. “Her research takes a pragmatic approach by focusing on data-driven results rather than purely theoretical models.”

    (彼女の研究は、純粋な理論モデルよりもデータ重視の結果に焦点を当てた実際的なアプローチをとっています。)


  3. “Philosophical pragmatism emphasizes the practical consequences of ideas.”

    (哲学的実用主義は、思想の実際的な結果を重視します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. practical(実際的な)


    • より一般的・口語的に「現実的」や「実際的」という意味を表す。

    • 例: “She gave me some practical advice.” / “She gave me some pragmatic advice.”(どちらも使えるが、“practical”はより日常的。)


  2. realistic(現実的な)


    • 類似した意味だが、「理想との対比」で「現実に即している」ことを強調。


  3. down-to-earth(地に足の着いた)


    • 口語的かつカジュアルに「堅実で気取らない」「地道で現実的」というニュアンス。


反意語(Antonyms)


  1. idealistic(理想主義的な)


    • 現実ではなく、理想を重視するニュアンス。


  2. impractical(非現実的な)


    • 実践しづらく、机上の空論のようなニュアンス。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /præɡˈmætɪk/


    • アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはなく、[プラグマティック] のように発音。


  • アクセントの位置: “-mat-”の部分に強勢。

  • よくある発音の間違い: /præɡˈmætɪk/ の “prag-” を /prəɡ-/ と弱く発音しないように注意するとよい。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “pragmatic” の “-gma-” 部分が抜けたり、順番を間違えることがある。

  • 派生語との混同: “pragmatism” (名詞) や “pragmatist” (名詞) と綴りが似ているが、品詞とスペルに注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などのビジネスやアカデミックな長文読解で登場することがある。文脈やマーケティング/管理職・マネジメント関連などの話題で出題される場合がある。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ヒント1: “pragmatic” の語頭 “prag” は “practice (練習)” や “practical (実際的な)” という単語と音・綴りが近いイメージをもつと覚えやすいです。

  • ヒント2: 「理想空間(idealistic)から一歩下りて現場に行くイメージ」で、地に足のついた考え方だとイメージすると記憶しやすいです。

  • ヒント3: 「プラグを差し込む」ように実際に行動するイメージ(prag-=動作)で、実務寄り・行動寄りの単語とリンクしてみると覚えやすいかもしれません。


以上が “pragmatic” の詳細解説です。ビジネスやアカデミックなシーンを中心に、実際的な問題解決や行動重視の姿勢を表すときによく登場する単語なので、ぜひ使い方を押さえておきましょう。

意味のイメージ
pragmatic
意味(1)

実際的な実用的な

意味(2)

実用主義の

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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