最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

surgeon

名詞

外科医 / 軍医

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: surgeon

品詞: 名詞 (countable noun)

日本語訳: 外科医

英語での意味: A medical doctor who performs surgical operations.

日本語での意味: 手術を行う医師のことです。一般の医師とは違い、手術の専門家として患者の体を切開・縫合・修復したりする役割を担います。手術の場で中心的な役割を果たす重要な存在です。

こういった場面で使われる単語で、「医者の中でも手術を専門に行う人」というニュアンスがあります。


  • 活用形: 名詞なので、形による活用はありません。複数形は surgeons です。

  • 他の品詞:


    • 名詞「surgery」(外科手術、外科)

    • 形容詞「surgical」(外科の、外科的な)


CEFRレベルの目安:


  • B2(中上級)


    • 日常英会話より一段進んで、より専門的な言葉を理解し、使えるようになるレベルです。医療や学術的トピックで使われる専門用語ですから、このあたりの難易度と考えられます。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • surgeon は古い綴りで「chirurgeon(カイラージョン)」と書かれていたこともあります。


    • 語源としては、ギリシャ語の「cheir(手)」+「ergon(仕事)」から来ており、「手仕事をする人」のような意味を持ちます。


その他の関連語と派生語


  • surgery (名詞): 外科手術、手術、外科

  • surgical (形容詞): 外科の、外科的な

  • surgeon general: (特定国の) 衛生局長官、軍医総監など

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. plastic surgeon(形成外科医)

  2. brain surgeon(脳外科医)

  3. cardiac surgeon(心臓外科医)

  4. consultant surgeon((英国などにおける) 外科専門医)

  5. chief surgeon(主任外科医)

  6. general surgeon(一般外科医)

  7. attending surgeon(主治医/執刀医)

  8. assistant surgeon(助手の外科医)

  9. surgeon’s knife(外科医のメス)

  10. surgeon’s precision(外科医の正確さ)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ギリシャ語「cheirourgos」(cheir: 手 + ergon: 仕事) → ラテン語 → 古フランス語 → 中英語を経て「surgeon」となりました。

  • 古い英語では「chirurgeon」という綴りも使われていました。

ニュアンス・使用上の注意


  • 医者(doctor)の中でも、手術を専門に行う専門職を指すため、やや専門的・フォーマルな響きがあります。

  • 日常会話でも耳にする単語ですが、「physician(内科医)」と区別したい場合や、手術の場面の話題で明確に名指しする際によく使われます。

  • 病院や学術論文、医療ドラマやニュース記事など、フォーマルからカジュアルまで幅広く使われますが、その文脈はしばしば医療の専門性が絡みます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: a surgeon / the surgeon / surgeons (複数形) として使えます。

  • 「He is a surgeon.(彼は外科医です)」のように職業として使われます。

  • 文章でも口語でも、手術を行う医師を指す明確な単語として使われるので、文脈上も誤解が生じにくいのが特徴です。

特別なイディオムはあまりありませんが、以下のような構文で使われます。


  • X is a renowned surgeon (Xは名高い外科医だ)

  • He works as a surgeon at the local hospital (彼は地元の病院で外科医として働いている)


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “My dad used to be a surgeon before he retired.”

    (私の父は退職する前、外科医をしていました。)

  2. “I heard that the new neighbor is a brain surgeon.”

    (新しく引っ越してきた人は脳外科医らしいよ。)

  3. “Being a surgeon must be stressful, but it's also very rewarding.”

    (外科医の仕事はストレスが大きいけれど、とてもやりがいがありそうだね。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “We invited a distinguished surgeon to speak at our medical conference.”

    (当社の医療カンファレンスに著名な外科医を招きました。)

  2. “Our hospital is currently recruiting a pediatric surgeon.”

    (当病院では現在、小児外科医を募集しています。)

  3. “The panel will include surgeons, nurses, and other healthcare professionals.”

    (そのパネルディスカッションでは外科医や看護師、その他の医療従事者が議論に参加します。)

学術的な文脈での例文


  1. “According to the leading cardiac surgeon’s research, this procedure can greatly reduce recovery time.”

    (ある有名な心臓外科医の研究によると、この手術方法は回復期間を大幅に短縮することができるそうです。)

  2. “The surgeon’s expertise in minimally invasive techniques has significantly improved patient outcomes.”

    (その外科医は低侵襲手術の技術に長けていて、患者の治療成績を大きく向上させました。)

  3. “Many surgeons are collaborating internationally to advance surgical methods.”

    (多くの外科医が手術手法の向上のため、国際的に協力し合っています。)


6. 類義語・反意語と比較


  • doctor(医者)


    • 一般的に医療行為を行う医師を指しますが、手術を行うかどうかは問いません。


  • physician(内科医)


    • 特に内科領域の医師を指すのに使われることが多いため、手術を行うかどうかは含意されていません。


  • specialist(専門医)


    • 外科とは限らず、特定の分野に精通した医師を幅広く指す言い方です。


反意語: はっきりとした「反意語」はありませんが、「non-surgical physician(手術をしない医師)」などが対比として挙げられることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • アメリカ英語: /ˈsɝː.dʒən/

    • イギリス英語: /ˈsɜː.dʒən/


  • アクセント(強勢)の位置: 最初の音節 “sur-” に強勢がきます。


    • アメリカ英語とイギリス英語ともに、強勢の位置は同じです。


  • よくある発音の間違い: “surge-on” のように区切って読んだり、 /ʒən/ の部分を /ʃən/ と発音する間違いなどがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: surgeon は s-u-r-g-e-o-n と続くため、しばしば “surgen” や “surgion” と綴ってしまう間違いが起きやすいです。

  • 同音異義語の混同: “surgeon” と “sergeant” (軍の階級)を混同することがありますが、発音や意味が大きく異なるので注意が必要です。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、医療に関する長文読解やリスニングで登場する可能性があります。専門用語として覚えておくと、医療関連トピックの問題に強くなります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源からイメージする: ギリシャ語の “手”(cheir)と “仕事”(ergon)から成り立つ言葉なので、「手を使って仕事をする医者=外科医」と覚えると理解が深まります。

  • 「サージョン(SURgeon)と“サージ(突然の押し寄せ)”」を関連付ける: 大きく押し寄せてくる“サージ”とは関係ありませんが、同じ s-u-r-g- という文字列が出てくるので、イメージを引っかけると覚えられるかもしれません。

  • スペリングのポイント: “sur-g-eon” の部分にある母音の並び (u, r, g, e, o) は意外と独特なので、ここの連なりを見慣れる・書き慣れるとよいでしょう。

以上が surgeon の詳細解説です。手術を行う医師という意味で、医療分野では必須の英単語ですので、ぜひしっかりと覚えてください。

意味のイメージ
surgeon
意味(1)

外科医

意味(2)

軍医

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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