最終更新日:2025/07/20
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元となった辞書の項目

skip

動詞

〈自〉軽く跳ねる, ぴょんぴょん跳ぶ / 《...を》省く《over, through ...》 / 〈他〉…を軽く跳び越える / を省く

このボタンはなに?

朝食は普段食べない。朝はお腹が空かないから。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: skip

品詞: 動詞 (時に名詞としても使われる)


  • 英語での意味: to move lightly and quickly by hopping on one foot and then the other; to omit or leave out; to not attend.

  • 日本語での意味: 軽く跳ねながら進む、抜かす、欠席する などの意味を持ちます。


    • 例えば、「ステップを踏むように軽やかに進む」「手順や部分を飛ばして先に進む」「(参加必須の行事などを)サボる」のニュアンスで使われます。


活用形:


  • 原形: skip

  • 過去形: skipped

  • 過去分詞: skipped

  • 現在分詞・動名詞: skipping

他の品詞での例:


  • 名詞: “a skip” (省略やスキップする動作そのものを指す場合)

  • ただし「skipper (船長・リーダー)」は別の意味合いが強い単語です。

難易度目安 (CEFR): B1 (中級)


  • ある程度英語に慣れてきた学習者が、日常動作や会話で使えるレベルの単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成

「skip」は特に目立った接頭語・接尾語のない一語です。語幹そのものが “skip” となります。

詳細な意味


  1. 軽く跳ねながら進む (自動詞)

    例: She skipped along the sidewalk.

  2. (順番・行程などを) 飛ばす、省略する (他動詞)

    例: Let’s skip the introduction and move on to the main topic.

  3. (授業・会議などを) 欠席する、サボる (他動詞)

    例: He decided to skip class today.

関連表現・コロケーション(10個)


  1. skip class(授業をさぼる)

  2. skip a meal(食事を抜く)

  3. skip rope(縄跳びをする)

  4. skip a step(手順を飛ばす)

  5. skip breakfast(朝食を抜く)

  6. skip ahead(先に進む)

  7. skip the details(詳細を省略する)

  8. skip school(学校をさぼる)

  9. skip town(町を出る・去る)

  10. skip over a section(セクションを飛ばす)


3. 語源とニュアンス

語源: 中英語(Middle English)の “skippen” から派生したとされ、古ノルド語の「skopa(飛び跳ねる)」に由来するといわれています。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「軽やかに跳ねる」というポジティブ・楽しい印象を与える場合もあれば、「意図的に無視する・飛ばす」としてややネガティブに使われる場合もあります。

  • くだけた会話からビジネス文書まで幅広く使われますが、「skip class」などはオフィシャルな文書ではあまり使わず、口語的なニュアンスが強い表現です。

  • 軽い感覚を伴うため、カジュアルな場面でよく聞かれやすい単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞用法: “skip” は「(人が) スキップする」という動き自体を指します。

    例: The child skipped happily.

  • 他動詞用法: 「(何かを) 飛ばす」「省く」として “skip + 名詞” の形で使われます。

    例: Let’s skip the formalities.

イディオムや一般的な構文


  • “skip out on (something)” → (支払い・約束などを) すっぽかす

    例: He skipped out on the bill.

  • “skip through (a text / a book)” → (文章や本などを) 飛ばし飛ばし読む

可算・不可算


  • 動詞なので可算・不可算の区別は直接関係ありません。ただし名詞として “take a skip” のように動作を数える場合は可算扱いになりますが、日常的にはあまり使われません。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I feel like skipping today’s workout; I’m too tired.”

    (今日は運動をサボりたいな。疲れすぎちゃった。)

  2. “Let’s skip the line by ordering online!”

    (並ぶのをやめて、オンラインで注文しようよ!)

  3. “My sister loves to skip around the house singing songs.”

    (妹は家の中をスキップしながら歌うのが大好きだよ。)

ビジネスシーン (比較的フォーマル~日常業務)


  1. “We should skip the small talk and start the meeting immediately.”

    (雑談は抜きにして、すぐにミーティングを始めましょう。)

  2. “Due to time constraints, we might have to skip some sections of the presentation.”

    (時間の都合上、プレゼンテーションの一部を省略する必要があるかもしれません。)

  3. “Could we skip the budget report this week and focus on next quarter’s plan?”

    (今週の予算報告を飛ばして、来期の計画に集中してもいいでしょうか?)

学術的・フォーマル


  1. “Please do not skip any steps in the methodology section of your research paper.”

    (研究論文の方法論の部分は、どのステップも省略しないでください。)

  2. “If you skip certain chapters, you may miss crucial data for your analysis.”

    (ある章を飛ばして読むと、分析に必要な重要データを見落とすかもしれません。)

  3. “Under no circumstances should you skip mandatory experiments.”

    (必修の実験を省略することは絶対に避けてください。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. omit(省略する)


    • “Let’s omit the unnecessary details.”(不要な詳細を省きましょう。)

    • ややフォーマル。文章で使われることが多い。


  2. jump(跳ぶ / 飛ばす)


    • “He jumped over the fence.”(彼はフェンスを飛び越えた。)

    • 身体的に高く飛ぶイメージが強く、スキップよりも動きが大きい。


  3. bypass(迂回する / 回避する)


    • “We managed to bypass the usual procedure.”(通常の手順を迂回することができた。)

    • やや正式なニュアンスがある。


  4. avoid(避ける)


    • “Try to avoid skipping meals.”(食事を抜くのはできるだけ避けてください。)

    • 「回避する」という意味が強い。


反意語 (Antonyms)


  1. attend(参加する)


    • “He decided to attend class instead of skipping it.”(彼はクラスをさぼらずに出席することにした。)


  2. include(含める)


    • “We should include all relevant data rather than skipping any part.”(どの部分も飛ばさず、関連するデータはすべて含めるべきだ。)



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /skɪp/

  • アクセント: 1音節しかないため、特に強勢の移動はありません (頭にアクセント)。

  • アメリカ英語・イギリス英語: どちらも /skɪp/ と発音の違いはほぼありません。

  • よくある間違い: “ship” (/ʃɪp/) や “skip” (/skɪp/) を混同することがあるため、 /s/ と /ʃ/ の音の違いに注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “skip” を “skipp” や “scip” などと書いてしまうことがあるので注意。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、音の似ている “ship,” “sip,” “tip” と混同しないようにする。

  • 試験での出題傾向:


    • (TOEICなど)指示文やEメールの説明文で “Please skip the following section.” のように出題される場合あり。

    • (英検など)文中での動作表現として出題される程度。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「スキップする」と日本語でもカタカナでよく使われるので、イメージしやすい単語です。

  • 「軽く飛び跳ねる」→ “s” から始まる「さっ」と軽快なイメージを思い起こすと覚えやすいかもしれません。

  • 省略の意味のときは動画の「スキップボタン」を思い出すと良いです。「飛ばす」の感覚が直感的に頭に残ります。

  • 実際に身体でスキップしながら覚えると、身体感覚と結びつき、記憶に定着しやすくなります。

ぜひいろいろな文脈で“skip”を使ってみてください!

意味のイメージ
skip
意味(1)

《副詞[句]を伴って》軽く(ぴょんぴょん)跳ねる,ぴょんと跳ぶ

意味(2)

《英》なわ跳びをする

意味(3)

《副詞[句]を伴って》(論点などが)飛ぶ,移る

意味(4)

省く,抜かす,飛ばして読む(話す,書く);(…を)省く《+over(through)+

意味(5)

(…の)表面をはずみながら(かすめて)飛ぶ《+along(over)+

意味(6)

《話》急いでそっと立ち去る《+off(out)》

意味(7)

…‘を'軽く跳び越える

意味(8)

…‘を'省く,抜かす,飛ばして読む(話す,書く)

意味(9)

…‘を'休む,…‘に'出席しない

意味(10)

〈石など〉‘を'水面をはずませながら(かすめて)飛ばす(skim)

意味(11)

《話》〈ある場所〉‘を'急いでそっと立ち去る

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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