最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

bubble

名詞

〈C〉あわ,あぶく / 〈U〉あわ立ち,あわ立ちの音 / 〈C〉(すぐ消える)あわのようなこと / 〈C〉シャボン玉

このボタンはなに?

子供たちがシャボン玉を吹いている。

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解説

以下では、名詞 “bubble” をできるだけ詳しく解説します。学習者の方にもわかりやすいように、段階的に説明していきます。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “bubble”

  • 日本語: 「泡」「気泡」「バブル(比喩的に景気が極度に膨らんだ状態を指す場合もあり)」

たとえば、石鹸を使うときにできる小さな泡を指したり、「経済バブル」のように景気の膨張を表すときにも使われます。小さくて丸い空気のかたまりのイメージで、軽やかで一時的なもの、というニュアンスがあります。

品詞


  • 名詞(countable): a bubble / bubbles

活用形

名詞なので、時制による活用はなく、単数形 (bubble) と複数形 (bubbles) があります。

他の品詞の例


  • 動詞: to bubble

    例: “The water is bubbling.” (水がぷくぷくと沸いている)

  • 形容詞: “bubbly”

    例: “She has a bubbly personality.” (彼女は元気で明るい性格だ)

難易度(CEFR レベルの目安)


  • B1(中級)

    簡単な日常会話からビジネスシーンまで幅広く出てくる単語で、具体的にも比喩的にも使われます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “bubble” は、明確な接頭語や接尾語をもたない単語ですが、語源的には擬音語(onomatopoeia)由来とされています。「ぷくぷく」「ぼこぼこ」という音を表すものから派生したと言われます。

派生語・関連語


  • “bubbly” (形容詞):泡立つような、はじけるように元気な

  • “bubblegum” (名詞):風船ガム

  • “bubble wrap” (名詞):梱包に使うプチプチ素材

  • “bubble tea” (名詞):タピオカ入りのドリンク(通称「タピオカミルクティー」)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(例10個)


  1. soap bubble(石鹸の泡)

  2. economic bubble(経済バブル)

  3. housing bubble(住宅バブル)

  4. bubble wrap(プチプチ包装材)

  5. bubble bath(泡風呂)

  6. bubble tea(タピオカミルクティー)

  7. price bubble(価格バブル)

  8. bubble burst(バブル崩壊)

  9. speech bubble(マンガの吹き出し)

  10. social bubble(周囲と隔離されたコミュニティや空間を比喩的にいう場合)


3. 語源とニュアンス

語源

“bubble” は中英語(Middle English)由来で、擬音語的な起源があるといわれています。液体が沸騰するときや空気が混ざり合うときの「ぷくぷく」「ぼこぼこ」という音が語源になっています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 比喩的用法: 経済や不動産などで、実際の価値以上に膨れ上がっている状態を「バブル」と呼びます。

  • 感情的響き: 小さくて軽いイメージを伴うため、儚さや楽しさも連想されます。

  • フォーマル/カジュアル:


    • 経済用語としてはややフォーマル。

    • 日常的にはカジュアルに、石鹸の泡や使い捨てのイメージで使います。



4. 文法的な特徴と構文

名詞としての特徴


  • 可算名詞: “a bubble” / “two bubbles” / “many bubbles” と数えられます。

  • 日本語の「泡」は可算・不可算を区別しませんが、英語ではしっかり “a bubble” と言います。

一般的な構文・イディオム


  • to burst someone’s bubble: 「誰かの幻想を打ち砕く」

    例: “I hate to burst your bubble, but that’s not going to happen.”

  • living in a bubble: 「自分の殻(世界)に閉じこもっている」

    例: “He’s living in a bubble and doesn’t realize how the world really is.”

使用シーン


  • カジュアル: 日常会話で「泡」を指すとき、子どもの遊び(soap bubbles)など。

  • ビジネス/アカデミック: 経済や科学における専門的な文脈(economic bubble、bubble point など)。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Look at the soap bubbles floating in the air.”

    (空中に浮かんでいる石鹸の泡を見て。)

  2. “My kids love blowing bubbles at the park.”

    (子どもたちは公園でシャボン玉を吹くのが大好きです。)

  3. “Be careful! Don’t pop my bubble!”

    (気をつけて!私の泡を割らないでね!)

ビジネスシーンでの例文


  1. “The economic bubble eventually burst, causing heavy losses.”

    (経済バブルはいずれ崩壊し、大きな損失をもたらしました。)

  2. “We need to analyze if there’s a pricing bubble building in the market.”

    (市場で価格バブルが形成されていないか分析する必要があります。)

  3. “His optimistic approach often makes him seem like he’s living in a bubble.”

    (彼の楽観的なアプローチは、しばしば現実離れしているように見られがちです。)

学術的・フォーマルな例文


  1. “When water reaches its boiling point, numerous bubbles form and rise to the surface.”

    (水が沸点に達すると、多くの気泡が生じて表面に上がってきます。)

  2. “In the lab, we carefully observed the formation of air bubbles in the chemical solution.”

    (研究室で、化学溶液に生じる気泡の形成を注意深く観察しました。)

  3. “The bubble’s surface tension is crucial in determining its shape and stability.”

    (泡の表面張力は、その形状や安定性を決定する上で重要です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. foam(泡:複数の小さい泡が集まって固まりになっているイメージ)


    • “foam” はビールの泡や海岸の波の泡など、多数の泡が密集している場合によく用いられます。


  2. blister(水ぶくれ・気泡:皮膚や物体表面にできる小さなふくらみ)


    • “bubble” よりも「表面にできた小さな袋状のふくらみ」を強調するときに使われます。


反意語


  • はっきりとした反意語はありませんが、比喩的に言えば “solid” (固体)や “reality” (現実)などが、泡の儚さと対比される場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 国際音声記号(IPA): /ˈbʌb.əl/


    • 最初の “bub” の部分に強勢(アクセント)がきます。


  • アメリカ英語 / イギリス英語: ほぼ同じ発音ですが、アメリカ英語では /ˈbʌb.əl/ の /ʌ/(カタカナの「ア」と「オ」の中間)になる傾向があり、イギリス英語も同様に /ˈbʌb.əl/ ですが、地域によって微妙に母音の出し方が異なります。

  • よくある間違い: “bable” や “babble” とスペルを混同してしまう場合があります。 “babble” は「(しきりに)おしゃべりをする」などの意味合いなので注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “bubble” の “-le” を “-el” と書き間違えないよう注意。

  • 同音異義語との混同: “babble” は「(たわいないことを)ぺちゃくちゃしゃべる」という動詞・名詞であり、発音は似ていますがまったく意味が異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検で “bubble economy” (バブル経済)などの熟語が出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 音のイメージ: “bubble” は “ぷくぷく” や “ぼこぼこ” から連想しやすいので、音のイメージと合わせると記憶しやすいです。

  • 視覚的イメージ: 石鹸のシャボン玉や炭酸飲料の泡を思い浮かべると、単語のイメージがつかみやすいです。

  • 比喩的表現: 「経済バブル」や「バブル旅行」など、日本語でもバブルという言葉を使うため、英語でも “bubble” としてそのまま覚えると応用が利きます。


以上が、名詞 “bubble” の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術分野まで幅広く使われるため、さまざまな文脈でしっかり身につけていきましょう。

意味のイメージ
bubble
意味(1)

〈C〉あわ,あぶく

意味(2)

〈U〉あわ立ち,あわ立ちの音

意味(3)

〈C〉(すぐ消える)あわのようなこと

意味(4)

〈C〉シャボン玉

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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