最終更新日:2025/06/25

very light silvery-white metal used to make cans

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元となった辞書の項目

aluminum

名詞

〈U〉《米》アルミニウム

このボタンはなに?

そのソーダ缶はアルミニウムでできています。

このボタンはなに?
解説

以下では、名詞「aluminum」をできるだけ詳細に解説していきます。マークダウン形式でまとめていますので、学習にご活用ください。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • aluminum: a silvery-white, lightweight metal that is soft and malleable.

    日本語では「アルミニウム」と呼ばれる、銀白色で軽量・柔らかい金属です。日常生活ではアルミ箔やアルミ缶など、さまざまな製品に使われます。

    「軽くて加工しやすく、さびにくい」という特徴があり、日常的にもよく登場する金属です。

品詞


  • 名詞 (noun)

    主に不可算名詞(uncountable)として扱われますが、「an aluminum can(アルミ缶)」のように「アルミ製のもの」という数えられる対象として使われる場合もあります。

活用形


  • 不可算名詞なので、形そのものに変化はありません。複数形は通常ありませんが、「aluminums」とすることはほとんどありません。

他の品詞形


  • イギリス英語では「aluminium」の綴りで使うのが一般的です(意味は同じ)。

  • 形容詞的に「aluminum (adjective)」として「aluminum foil(アルミ箔)」のように用いることがありますが、派生した形容詞というよりも名詞が連続して名詞を修飾している形です。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    理由:日常的に目にする物質ですが、化学や工業的な文脈でも用いられるため、やや専門性を含む単語です。中上級レベルの学習者には理解しやすいと思われます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • aluminum は、英語では接頭語・接尾語が明確に分かれているわけではありません。ただし、イギリス英語形の「aluminium」は、語末に “-ium” がついており、他の金属元素(sodium, calcium など)の命名法に合わせた形です。

派生語・類縁語


  • alum: 硫酸アルミニウムカリウムなどの「ミョウバン」と呼ばれる化合物の総称

  • alumina: 酸化アルミニウム(Al₂O₃)のこと

  • aluminium (英): アメリカ英語の「aluminum」に相当する語

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. aluminum foil – アルミ箔

  2. aluminum can – アルミ缶

  3. aluminum alloy – アルミ合金

  4. aluminum frame – アルミ製フレーム

  5. aluminum wheel – アルミホイール

  6. aluminum siding – アルミのサイディング

  7. aluminum production – アルミ製造

  8. aluminum recycling – アルミリサイクル

  9. lightweight aluminum – 軽量アルミ

  10. corrosion-resistant aluminum – 耐食性のアルミ


3. 語源とニュアンス

語源


  • 元はラテン語の “alumen”(苦い塩)という語から派生し、化合物名 “alumina” を経て、現在の “aluminum”/“aluminium” という形になりました。

  • イギリスの科学者が “aluminium” と命名したのが先で、アメリカで “aluminum” の形が普及したと言われています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 口語・日常会話: “aluminum foil” や “aluminum can” など、日常生活の中でよく登場。カジュアルな場面や家庭でも普通に使われます。

  • 文章・科学・工業: 材質や金属の特性を説明するときに使われ、ややフォーマルかつ専門的な響きを伴うことがあります。

  • アメリカ英語 vs. イギリス英語: アメリカでは “aluminum”、イギリスやその他多くの地域では “aluminium” という表記や発音が一般的です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 不可算名詞: 通常は “aluminum” のまま複数形にせず使います。例: “This pan is made of aluminum.”

  • 可算的用法: 具体的なアルミ製品を指すときは “an aluminum can” のように、可算化することがあります。

  • 構文例:


    • “Aluminum is widely used in the automotive industry.”

    • “The frame is constructed of aluminum.”


  • イディオム的使用: 特定のイディオムは多くありませんが、「tin foil (ブリキ箔)」と言われることが実際はアルミ箔であるなど、日常で混同して使われる語がある点に注意。


5. 実例と例文

ここでは日常会話、ビジネス、学術的文脈でそれぞれ3例ずつ挙げます。

5-1. 日常会話


  1. “Could you pass me the aluminum foil? I want to cover the leftovers.”

    (アルミ箔取ってくれる?残り物を包みたいんだ。)

  2. “I prefer aluminum cans over plastic bottles because they’re easier to recycle.”

    (リサイクルがしやすいから、プラスチックボトルよりアルミ缶が好きなんだ。)

  3. “We should buy an aluminum ladder; it’s lighter to carry around.”

    (アルミ製のハシゴを買おうよ。そのほうが持ち運びが軽いからね。)

5-2. ビジネス(工業・製造業の文脈など)


  1. “Our company specializes in the production of lightweight aluminum components.”

    (当社は軽量アルミ部品の製造を専門としています。)

  2. “The client requested an aluminum prototype to test its durability.”

    (クライアントは耐久性をテストするために、アルミの試作品を求めました。)

  3. “We need to ensure the aluminum scraps are properly recycled to cut costs.”

    (コスト削減のため、アルミの切れ端を適切にリサイクルする必要があります。)

5-3. 学術的な文脈


  1. “Aluminum has a lower density compared to steel, making it advantageous for aerospace applications.”

    (アルミニウムは鋼鉄と比べて密度が低いため、航空宇宙分野で有利です。)

  2. “Recent studies focus on developing stronger aluminum alloys for structural use.”

    (最近の研究では、構造用途に向けたより強度の高いアルミ合金の開発に注目が集まっています。)

  3. “The oxide layer formed on aluminum provides natural corrosion resistance.”

    (アルミニウムに形成される酸化皮膜は、自然の耐食性をもたらします。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • metal(金属): 幅広い金属全体を指す一般的な言葉。

  • steel(鋼): 鉄を主成分とする合金。アルミニウムよりも重いが、一般的に強度が高い。

  • tin(スズ): 全く別の金属。アルミ箔を誤って “tin foil” と呼ぶことがある。

→ いずれも「金属」という意味では似ていますが、アルミ自体を正確に指すわけではありません。

反意語


  • 無機物質なので直接の反意語はありませんが、「plastic(プラスチック)」などアルミ以外の素材と対比されることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • アメリカ英語: /əˈluː.mə.nəm/ (uh-LOO-muh-nuhm)

  • イギリス英語: /ˌæl.juˈmɪn.i.əm/ (al-yu-MIN-ee-um)

  • アクセントの違い:


    • アメリカ英語は4音節 (uh - LOO - muh - nuhm)

    • イギリス英語は5音節 (al - yu - MIN - i - um)


よくある発音ミスとしては、アメリカ英語とイギリス英語を混同して「アロミニウム」のようにどちらでもない形になることがあります。アクセントの位置に注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “aluminum” の綴りを “aluminun” や “aluminiom” としてしまう。

  • イギリス英語とアメリカ英語の混同: どちらを使うか文脈に合わせる必要があります。

  • 同音異義語との混同: とくに目立った同音異義語はありませんが、“aluminum” と “allumin-” といった類似スペリングと混同するケースがあるかもしれません。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、素材に関する文章やリスニングに登場する可能性があります。リサイクルや製造に関するトピックで出題されることが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: キッチンを思い出すとよいでしょう。アルミ箔(aluminum foil)やアルミ缶をイメージすると「軽くて薄い銀色の金属」というビジュアルが固まりやすいです。

  • スペリング&発音のポイント: アメリカ英語は “aluminum” (4音節)、イギリス英語は “aluminium” (5音節)。どちらで学ぶかを統一すると混乱が減らせます。

  • 勉強テクニック: “Al-u-min-um” と拍をとって覚える、またはイギリス英語を好む場合は “Al-u-min-i-um” とする。実際にアルミ製品を見たり触れたりしながら覚えると、印象に残りやすいです。


以上が、名詞「aluminum」の詳細な解説です。アメリカ英語とイギリス英語の違いに気をつけながら、ぜひ使い分けしてみてください。

意味のイメージ
aluminum
意味(1)

《米》アルミニウム(金属元素の一つ;化学記号はAl;《英》alminium)

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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