最終更新日:2025/07/14
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元となった辞書の項目

quantitative

量の,量的な

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定量分析は物質の量を測定するために使用されます。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: quantitative

品詞: 形容詞(adjective)

意味(英語): “quantitative” means “relating to, measuring, or measured by the quantity of something rather than its quality.”

意味(日本語): 「数量に関する」「量的な」。何かを数量や数値で測る・評価するというニュアンスです。

「quantitative」は主に学術やビジネスなどの場面で「量的な分析」や「数値的なデータ」に言及するときに使われます。質(qualitative)よりも量に注目するときの表現と考えるとわかりやすいでしょう。

活用形: この単語は形容詞のため、比較級・最上級はあまり一般的ではありませんが、派生語としては以下のような形があります:


  • 副詞: “quantitatively” (量的に)

  • 名詞: “quantitativeness” (量的性; 非常にマイナーな用法)

他の品詞形:


  • 動詞: “quantify” (量を定める・数値化する)

  • 名詞: “quantity” (量)、 “quantification” (定量化)

CEFRレベル: B2(中上級)~C1(上級)レベル


  • B2:中上級… 抽象的・専門的な内容もある程度理解し、会話できるレベル。

  • C1:上級… 幅広い文章や場面で自然に表現を理解し、使いこなせるレベル。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: 特にありません。

  • 語幹: quantit- (「量」を表す “quantity” が由来と考えられる)

  • 接尾語: -ive (形容詞を作る接尾辞)

もともと “quantity”(量)という名詞に、形容詞化する接尾辞 “-ive” がついた形です。

関連語や派生語


  • quantify: (動)~を定量化する

  • quantification: (名)定量化

  • qualitative: (形)質的な(対比される語)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. quantitative analysis(量的分析)

  2. quantitative data(量的データ)

  3. quantitative research(量的調査)

  4. quantitative approach(量的アプローチ)

  5. quantitative measurement(量的測定)

  6. quantitative method(量的方法)

  7. quantitative study(量的研究)

  8. quantitative result(量的結果)

  9. quantitative variable(量的変数)

  10. quantitative comparison(量的比較)


3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語の “quantitas” (量) に由来し、“quantity” (量) から派生した形容詞です。

歴史的にも学術的/ビジネス的な文脈で、測定可能な数値に焦点を当てるときに用いられる概念として使われてきました。

ニュアンス/使用時の注意点:


  • 「数量」「数値化」にかかわる強いニュアンスを含みます。

  • フォーマル/アカデミックな文脈で特によく用いられます。

  • カジュアルな会話でも「量的に見ると」などのニュアンスで使うことはありますが、研究・ビジネス・科学的場面などで頻繁に登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として、名詞を修飾します。たとえば “quantitative data” のように名詞の前に置きます。

  • 可算・不可算: 「quantitative」自体は形容詞なので可算・不可算の区別はありませんが、修飾する名詞(dataは通常不可算など)との組みあわせに気をつけます。

  • フォーマル/カジュアル: 一般的にフォーマル寄りの語です。特にレポートや学術論文、ビジネス文書、研究資料などで多用されます。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I prefer a quantitative view of my expenses, so I track every purchase I make.”

    (私は出費を数値化して把握する方が好きなので、買い物をすべて記録しているんです。)


  2. “Could we do a more quantitative comparison of these recipes’ costs?”

    (これらのレシピのコストをもう少し量的に比較してみない?)


  3. “Sometimes, a quantitative approach just helps me see the big picture.”

    (時々、量的な方法のほうが全体像を把握するのに役立つのよ。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “Our manager expects a quantitative analysis of the sales performance.”

    (マネージャーは売上パフォーマンスの量的分析を期待しています。)


  2. “To justify our budget, we need solid quantitative data.”

    (予算を正当化するためには、しっかりとした量的データが必要です。)


  3. “A quantitative forecast will give investors more confidence.”

    (量的な予測は投資家たちにさらなる安心感を与えるだろう。)


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Quantitative research methods often involve statistical analysis.”

    (量的研究の方法はしばしば統計分析を含みます。)


  2. “The paper presents a new quantitative model for climate change projections.”

    (その論文は気候変動予測のための新しい量的モデルを提示している。)


  3. “We conducted a quantitative study to examine the correlation between stress and sleep patterns.”

    (ストレスと睡眠パターンの相関を調べるために、量的研究を行いました。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. numerical(数値的な)

    2. measurable(測定可能な)

    3. statistical(統計的な)

    4. metric-based(指標に基づく)


※これらは「数値・指標に基づく」という意味で近いですが、“quantitative” は特に「量的分析としての統計性・客観性」に重きを置くニュアンスです。


  • 反意語 (Antonym)


    1. qualitative(質的な)


※“qualitative” は質的な特徴や性質に注目する分析・評価を表し、数値化しにくい感覚的・観察的・記述的な特徴に注目します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈkwɒn.tɪ.tə.tɪv/ (イギリス英語), /ˈkwɑːn.t̬ə.teɪ.t̬ɪv/ (アメリカ英語)

  • アクセント位置: 最初の “kwon” の部分に強勢がきます (quan-ti-ta-tive の “ti” 部分もやや強め)。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


“quantitative” の途中の “ti” が [tɪ] と発音されるか [teɪ] と発音されるかは地域差や人によって微妙に異なります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “quantitative” は “tit” の並びが続くため、つづりを間違いやすいです。 “quanti” + “ta” + “tive” と区切るイメージをもつとよいでしょう。

  • 同音異義語との混同: “quantitative” と “qualitative(質的な)” が詰まって発音・スペリングを混ぜてしまうミスに注意。

  • 試験対策: TOEICやIELTSなどでビジネスや学術研究に関する文章中に出題されることがあります。文書読解(Readingセクション)で登場しやすい単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 暗記のコツ: “quantity” + “-tative” で「量的に」。まずは「quantity(量)」がベースになっていると捉えると覚えやすいです。

  • イメージ: 数えられる・数値で表せるイメージを頭に描く。グラフや統計表を見ると連想しやすいでしょう。

  • 勉強テクニック: 「量」に関する言葉 (“quantity”, “measure”, “count” など) をまとめて覚えると定着しやすいです。


以上が “quantitative” の詳細解説です。学術からビジネスまで幅広い文脈で使われる形容詞ですので、しっかり意味と用法を押さえておくと便利です。

意味のイメージ
quantitative
意味(1)

量の,量的な

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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