最終更新日:2025/06/24
編集履歴(0)
元となった辞書の項目

hip

名詞

〈C〉腰,背骨, ヒップ

このボタンはなに?

彼女は踊っている最中に腰を負傷しました。

このボタンはなに?
解説

名詞 hip の徹底解説


1. 基本情報と概要

英語表記: hip

品詞: 名詞 (可算名詞)

CEFRレベル: B1(中級レベル:身体の部位を表す単語としてはよく出てくるが、少し専門的な表現にも使われるため中級程度)

意味(英語 & 日本語)


  1. (身体の) ヒップ、腰のあたり

    → 英語で言う「the part of the body at each side of the pelvis」を指します。日本語では「腰や股関節付近の側面(ヒップ)」のこと。

    「腰骨の周辺を指し示す単語です。日常会話や医療関係でよく使われます。」


  2. バラの実(rose hip)の部分

    → 「ローズヒップ」のことを指す場合がありますが、こちらは身体の部位とは別の意味です。


活用形


  • 名詞なので、複数形はhipsとなります。

    例: one hip / two hips

他の品詞形


  • hip (形容詞): 「しゃれている」「流行に敏感な」

    例: “He’s very hip.”(彼はとってもイケてる/流行に敏感)

    ※今回の中心は名詞ですが、形容詞形も存在します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「hip」は短い語なので、特定の接頭語や接尾語はありません。

  • 語幹は「hip」ひとつだけです。

ほかの単語との関連性


  • hips (名詞の複数形)

  • hiphop (音楽ジャンル名としての “hip-hop” の一部に含まれるが、こちらは身体の「hip」とは直接の関連はありません)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. hip joint(ヒップの関節/股関節)

  2. hip bone(ヒップの骨/腰骨)

  3. hip replacement(股関節置換手術)

  4. hip fracture(股関節骨折)

  5. hip surgery(股関節の手術)

  6. hip measurement(ヒップサイズの測定)

  7. hands on hips(腰に手を当てる)

  8. hip problem(ヒップ/股関節の問題)

  9. rose hip(ローズヒップ)

  10. hip pain(股関節痛)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “hēp” または “hype” に由来するとされ、ゲルマン祖語や北欧系の言語と関連を持ちます。

  • 長い歴史をもち、身体の一部を指す日常的な単語として定着しています。

使用時のニュアンス


  • 「hip」は体の具体的な部位名なので、カジュアルな会話から医療・健康関連のフォーマルな文章まで幅広く使われます。

  • 「rose hip」の場合は身体部位ではなく植物の実を指すため、文脈で見分ける必要があります。

  • 形容詞「hip」で「流行を追っている、イケている」を表すときはやや口語的・カジュアルなニュアンスです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞:


    • ひとつ、ふたつなど、数えられる身体の部位として扱われます。

    • 例: “She put her hands on her hips.” (彼女は腰に手を当てた)


  2. 一般的な構文例:


    • “Someone has a problem with one’s hip.”(誰かが股関節に問題を抱えている)

    • “He broke his hip.”(彼は股関節を骨折した)


  3. イディオム:


    • “to be joined at the hip” → 「(二人が)いつも一緒にいる」「密接な関係にある」(やや口語表現)


フォーマル/カジュアル


  • 身体の部位としての使い方はどちらにも通用し、医療や健康などフォーマルに近い文脈でよく使われます。

  • イディオムや形容詞 “hip” の形ではカジュアルな会話で見られることもあります。


5. 実例と例文

A) 日常会話


  1. “I have a slight pain in my hip after jogging.”

    (ジョギングの後、腰のあたりが少し痛いんだ。)

  2. “She placed her hands on her hips and sighed.”

    (彼女は腰に手を当ててため息をついた。)

  3. “My jeans feel tight around the hips.”

    (ジーンズが腰回りできつく感じる。)

B) ビジネスシーン


  1. “He took some time off due to hip surgery.”

    (彼は股関節の手術のために休暇をとった。)

  2. “Our new office chairs provide better support for the hips and back.”

    (新しいオフィスチェアは腰と背中をしっかりサポートしてくれます。)

  3. “We need to ensure ergonomic design to reduce hip strain among employees.”

    (従業員の腰への負担を減らすため、人間工学的なデザインを取り入れる必要があります。)

C) 学術的・専門的文脈


  1. “The patient’s hip joint showed signs of osteoarthritis.”

    (患者の股関節には変形性関節症の兆候が見られた。)

  2. “Hip fractures are common in older adults due to decreased bone density.”

    (高齢者には骨密度の低下により股関節の骨折がよくみられます。)

  3. “A hip replacement procedure can significantly improve mobility and reduce pain.”

    (股関節置換手術は、可動性の向上と痛みの軽減に大いに役立ちます。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. Pelvis (骨盤)


    • 解剖学的な用語で、女性の骨盤などをより専門的に指す場合に使われる。


  2. Haunch (腰、尻とも訳される)


    • “on one’s haunches” という表現で「しゃがむ」を意味するなど、やや古風・文語的ニュアンスがある。


  3. Thigh (太もも)


    • 位置は違いますが、ヒップ付近を表す身体部位の一つ。実際にはもも部分。


※ 厳密には完全な同義語はありませんが、近い部位を表す単語です。

反意語 (Antonyms)


  • 特定の「反意語」は存在しませんが、身体の上部「shoulder(肩)」を対比として使う場面があります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /hɪp/

  • イギリス英語: /hɪp/

どちらも音はほぼ同じです。

強勢と発音のコツ


  • h の後に短い i (イ) の音が入り、唇を大きく開かないまま軽く “hip” と発音します。

  • スペリングが短いので、つづり間違いや余計な母音を入れて「hipe」にならないよう注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “hipp” と p を二つ重ねて書いてしまう。

  2. 同音異義語との混同は少ない: “hip” と同音の別単語はあまりないが、形容詞 “hip” (トレンド) と名詞 “hip” (身体部位) で文脈を見分ける必要あり。

  3. 試験対策: TOEIC・英検などで身体の部位を問う問題や、健康に関するリスニングなどで登場する可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “hip” は “hip-hop” の “hip” と同じ綴りと覚えるとよいでしょう。ヒップホップのダンスをイメージすると腰や股関節を意識するので、セットで覚えやすいです。

  • スペルは「h + i + p」の3文字だけ。短いので、単純な反復やイメージ連想(腰を振るダンス)と一緒に覚えると記憶に残りやすいです。


以上が名詞「hip」の詳細解説です。腰や股関節付近を指す基本単語として、日常でも医療現場でも登場する重要な語です。形容詞“hip”(流行の)との区別やスペリングに注意しながら使いこなしてください。

意味のイメージ
hip
意味(1)

[の一方の側],ヒップ

意味(2)

= hip joint

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★